どんぶらこ~って流れてきました~
拙い文章ではありますが楽しんで貰えたら嬉しいです。以前短編を書き色々な人に読んでもらえて私の文章でもブックマークして下さった方々がいてちょっと嬉しくなって今度は連載してしまいました。初めての連載ですが誤字や脱字があるかもしれませんが温かい目で見守って下さい。どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
山に狩りに行き帰りがてらに川に洗濯に行くおばあさん・・・ふと川の上流を見ると・・・ーーー
どんぶらこ~どんぶらこ~と川の流れに乗って流れてくる物体Xの影・・・ーーー
桃?って思ったんですよ・・・一瞬だけね。でもね?実は違ったんですよ・・・・・・・
「・・・おしりを出した子1等賞?」
おしりを丸出しにした男と傷だらけの男が2人流れてきました。さてさて・・・アレどうしますかねぇ~・・・えっ?助けないのかって?あはは~冗談きついなぁ~無茶言わないで下さいな。私まだ子供なんですよ?
えっ??おばあさんじゃなかったのかって?一体なにを言って・・・あぁ~どんぶらこ~の行が分かりやすいかなぁ~って思っただけでただのノリですよ?ノリ、はっはっはっ。
はい!そこ!紛らわしいとか言わない!!
おっと!そういえば私の自己紹介がまだでしたよね・・・初めまして
私の名前は【ティル・ジャルム】
性別は女(♀)で年齢は10歳に昨日なったばかりです!!萌黄色の髪に紫と銀のオッドアイでしかも自分で言うのもどうかと思いますが美形です。最初見たときはすっごく驚きましたよ~私は前世の記憶持ちで地球の日本という国で20歳までは記憶に残っていますがなんで死んだのか?とかの記憶は曖昧ですがどうでも良い記憶は持っています。そんな日本人で黒髪に黒目で地味っ子だった私がド派手な色合いの美形というか美少女ですからねぇ~いや~美少女になれるのは嬉しいものですよ。
・・・まぁ~・・・お約束というか?異世界転生ですが・・・記憶が甦ったのは7歳の誕生日でしたが・・・いやぁ~・・・あれは死ぬかと思った。何があったかはここでは省くとして・・・えっ?気になるんですか?う~ん・・・まぁ~あとで説明しますよ・・・きっと・・・えぇ多分ですが。
さて今私がいるのは、深い森の中で人が滅多に来なくて自然豊かな自給自足の生活が満喫できる場所です・・・が・・・問題が幾つかありまして魔物とか凶暴な動物とかいるんですよ。そう!魔物ですよ?魔物!大事な事なのでお約束で2回言いました!ファンタジーとかゲームでもお馴染みですよね~!まぁ救いは可愛い動物も魔物も居ることですかね?あとは綺麗な景色とか花とかですかねぇ。
なぁ~んて余裕ぶっこいて自己紹介とか解説とかしてる間にすぐ近くまで流れてきてしまってますねぇ・・・これって無視とかって選択はありかな?う~んっと唸ってると後ろからタッタッタッと軽快な足音が聞こえてきます。
ーーーわぅ~?ーーー
「ナイスですよ!あれを回収して下さい」
ビシッと流れてくるおしりに向かって指を指して言うと後ろにいる銀色の毛並みの2メートル級の犬がしっぽを振りながら体をすり寄せてきた。なんで?って顔して首を傾げてます。
ーーーぐぅ~~・・・ーーー
「食べちゃダメですよ?胃に回収じゃなく連れてくるんですからね?」
気のせいでなければ今お腹で返事しましたよね??
ーーーきゅ~ん?ーーー
「えっ?そんな切ない声で可愛い顔されると揺らぐけど・・・グラグラ心が揺れてるけど・・・ダメですからね?」
気のせいではなくちょっと本気っぽかった犬はバシャバシャと音を立てて川に飛び込みバクッと元気良くおしりを回収。そんな様子をうえぇ~っと見ながらもう1人の怪我人を受け止めて岸へと上げると小さな呻き声が聞こえたのでまだ生きているようだ・・・重症ではあるが・・・あと犬がパクッとした人はうぎゃ!!とか悲鳴が聞こえたので降り向いたら牙がちょっとおしりに刺さって血が出てたけど悲鳴も聞かなかったし?傷が増えてる事も見なかった事にします!!私悪くない!!私は無関係です!!追い撃ちなんてかけてませんよ?私は!!
「銀次郎~この人を背中に乗せて運んでくれる?」
ーーーわぁうん!!(ガン!!べちょ!!ヴゴッ)ーーー
元気良くお返事を返してくれた犬こと銀次郎、略して銀は口に咥えていた男が落ちて地面に叩きつけられてその上から涎が落ちて全身べっちょりになってても私は知らないし見てないです!!私のせいではないですしね?・・・えっ?私が話しかけたのが原因?気のせいではないですか?・・・はっはっはっ~知らない知らない。
ワタシ、カンケイナイデ~ス。
獣道を歩くこと数分我が家に着きました。周囲は木々におおわれていて家の裏には小さな畑と動物小屋がある動物の種類は牛と鶏と羊と馬。なんで森の中で牛やら羊やらの動物が居るの?とか凶暴な動物が居るのに食べられたりしないのか?とか疑問だったんだけど・・・。
「あら~?・・・帰ったのかい~?ティル~」
家の中から真っ赤な服を着た豊満な胸を揺らした美女がゆっくりと扉を開けて声をかけてきた。
「ただいま。ミーシャさん」
「あぁ~おかえり~。私~もうお腹ペコペコなのよ~」
お腹に手をあてて綺麗に整った顔を少し歪ませる美人さんことミーシャさんは私の育ての親であり、姉であり、師匠であり恩人でもある大切な家族です。私は7歳の時に粗末な布に傷だらけのままくるまれた状態で森の入り口に捨てられていたらしいです。意識もなく、喋れないように魔道具をつけられて、傷が塞がってない、血の匂いを撒き散らすような状態でミーシャさんに発見されたそうです。もしミーシャさんに見つけてもらえなければ、私は動物や魔物の胃袋の中だったと10歳になった昨日お酒を飲んで笑いながら言うミーシャさんに聞きました・・・
はっはっはっ。めっちゃ怖いわっ!!
「ねぇ~ティル~?人はさすがに飼ってはダメよ~?おしりを丸出しにした人は~変わってるかもしれないけどね~?珍獣~とかではないのよ~?あと~死にそうな人は~早く手当てをしてあげないとね~?」
「はっ!!忘れてました!!ミーシャさん手伝ってください!!」
ミーシャさんはのんびりとした話し方をするし語尾をのばして話す癖があり、まったりとした雰囲気をもっています。そんなミーシャさんに言われて、回収してきた人達を慌てて銀から降ろしてミーシャさんと私の部屋に運びました。おしりの人は客室に入れてミーシャさんに任せました!!・・・押し付けてないですよ?誤解しないで下さいね?
「さて・・・と」
重傷者のボロボロになった装備をはずして衣類を全て剥ぎ取る・・・なんか追い剥ぎみたいで・・・嫌な気分ね。気を取り直して下着1枚になった男にまずは回復薬を思いっきりぶっかけます。そうすると瞬く間に傷が消えていきます。
「っ」
傷口に回復薬が触れて滲みたのか小さく呻き声が聞こえたのでそのまま気つけ薬を鼻先に持っていき嗅がせ意識をハッキリさせる。
「うっ。つっ・・・こ、ここは?」
「話は後!まずはこれをグイッと飲み干して!」
そして差し出したの物に男は顔をしかめた。まぁ・・・気持ちは分かるが効果や性能が段違いなんですよね~ただ難点があって色がヤバイのと何故か味は良いのに飲むゼリーみたいにちょっとドロッとしてますけどね~!あとたまに副作用が出るんですよね~しかも人によって違う副作用が出るんですよ~。なんでかなぁ~?まぁ・・・害のあるものではないし?副作用もあまり問題はないし?ドンマイってことで!
「これは・・・毒か?」
「薬ですが・・・毒ではないですよ?見た目悪くても味は良いですよ」
笑顔で男にそう言うと目を見開いて信じられないものを見る目で私を見てから渡された薬を凝視する。なんて失礼な!!
「本当に毒ではないんだな?」
「はぁ~飲みたくないならそれでいいですよ。ただ貴方が今寝ているベットは私のベットなので、治療しないならさっさと出ていってもらいますけどね。それが嫌ならソレを飲んで下さいね?」
接客スマイルをかましながら傷が塞がっているとはいえ、まだ体が完全に治ってない自力で動くのが困難な男に脅しと脅迫をしてみると顔色があっという間に青くなり、薬のビンをギュッと握り目を瞑り飲んだ。
「なっ!!」
変化は早かった。重傷で身動きが取れなかった男が飲んだ瞬間に淡い光に包まれると塞がっていたがまだ残っていた傷や古い小さな傷が消えると共に体力と魔力が戻り普通に動けるようになったのだ。
この世界は体力が生命力で魔力が活力となっている。つまり魔力が枯渇すると動くのも怠い倦怠感があり、それを放置して休まないと体力が減っていき体力がゼロになると死ぬ。勿論体力がゼロになったら死ぬので魔力があっても関係なくご臨終になるが、一応ファンタジーの定番の蘇生方法はある。ただ条件が細かいし高度な技術なども必要だったりするのでほぼ不可能に近いので伝説とされている。
「・・・あれれ?まだ全快ではないんですね~これ結構回復力強いのになぁ~まぁ~動くのには十分だし、あとは寝れば明日には完全に治るしいっか」
「お前・・・いや・・・君は一体何者なんだ??」
「・・・?何者って?・・・魔女?の見習いならいいなぁ~」
「は?」
ミーシャさんを思い浮かべたら魔女っていうか魔性の女なんだけど同じ女性として見ても綺麗でスタイル良くって羨ましんだもんなぁ~っと1人で想像してるとドアがノックされた。
「ねぇ~ティル~?いつになったらご飯が~食べれるのかしら~?」
「うわっ!!ビックリした。・・・ご飯?」
窓を見ると空がオレンジ色に染まり始めていた。慌ててキッチンに向かい夕飯の準備を始め、ふとあの人は食べるのか?と今さらな事を考えた。ミーシャさんに連れられて来た男に夕飯はどうするのか泊まるのかと確認したら泊まっていくというので料理とお風呂の準備をしてとりあえずお風呂に入ってもらって料理を完成させた。
「あぁ~ご飯~!!今日はな~に~?」
「今日は豚のしょうが焼きときのこスープとサラダにミーシャっさんが好きなきんぴらですよ~」
「きゃ~嬉しい~~。早く食べましょう~」
私が料理名を言ってる間ずっと顔を傾げて不思議そうなにしていた男が促されて席につく私も席について・・・さっきから何か忘れてる気がするんだけど・・・何だろうなぁ~?う~んっと考えてると横から可愛い声が聞こえてくる。
ーーーわぅ~?グルル~ーーー
「あれ?あぁ~・・・ごめんね?今ご飯用意するからね?だから許して?」
銀が僕のご飯はどうしたの?って可愛い顔して膝に銀の顔を置かれると忘れてない?って恨めしい目で見られた。ちなみに銀は今体長が50cm位に小さくなってるのでとっても可愛いのです!!でも銀を見てるとなんか引っ掛かるんだけど・・・何だろう?くわ~っとあくびして犬歯を覗かせている銀・・・
「・・・・・・あああああぁ~~!!」
そうだった!!ミーシャさんに治療頼んだ人だ!!思わず大声で叫んでしまったよ。私の大声に2人は驚いてこっちを見ていた。おしりの人すっかり忘れてたよ~はっはっはっ~。ご飯は多めに作ってるから大丈夫だよね~ドンマイ私!!あれ?死語ですかね?
「ミーシャさんあの人ってどうでしたか?」
「彼ならお尻の噛み後の傷と~全身の大小の打撲や~すり傷位だったから~ほんのちょっと回復薬を~飲ませて全快だったわよ~?」
「じゃあご飯は食べられるかな?」
「そうねぇ~・・・治療も~起こさないでやったから~もうそろそろ~起きるんじゃないかしら~?」
「じゃ~その人の分も要りますね・・・ミーシャさん連れて来てもらえますか?その間に用意しちゃうので」
「え~~~。私が行くの~~?」
「卵焼きか目玉焼き・・・どっちが良いですか??」
目玉焼きと聞いて男がギョッとして私とミーシャさんを交互に見ているが今はそれどころではない。
「む~~う~~。卵焼き~~。も~う~分かったわよぅ~行ってくるから~卵焼き作ってよ~?」
「はい!いつもの甘い~卵焼き作りますからね」
ミーシャさんが不満そうに、でも食べ物の誘惑に負けて渋々と見せかけてちょっとスキップ交じりにおしりの人を起こしに行くと唖然とした男が再起動した。
「私の他にも居たのか」
「そうですね。ミーシャさんが治療したのですが貴方と一緒に川の上流から流れてきました・・・まぁあとはご飯を食べてからにしましょう」
そう言ったのだが何とも不服そうな不審人物を見るような目で見られてしまった・・・解せない。なぜそんな目で見られてしまうのか私には理解できないのですが?
その後は戻ってきたミーシャさんとおしりの人が席につくとミーシャさんは箸を器用に使い食べ進めていったが、箸は使えないだろうと男達には普通にナイフとスプーンとフォークにしたが、私とミーシャさんが食べる姿に驚き、食事の内容に戸惑い恐る恐る食べ、味に驚いていたがミーシャさんの食べっぷりにおかずが勢い良く無くなる様に慌てて食べていた。えっ他人事だって?だって私の分はちゃんと別にしてありますからね。ミーシャさんは良く食べるので大皿にしてミーシャさんと男達の前にドンっと置いておきましたよ?私は小分けにした皿に取っておきました。しかもちょっと離れた場所なので取り合いに参加しなくても落ち着いて食べれる・・・プライスレス!!えっ?使い方間違ってましたか?まぁ良いでしょう!
そんな夕食が終わり私は魔道具の食器洗い機に全てを詰め込んでお風呂に入って銀の部屋で銀をベットに寝て長く感じた1日を終了しました。
読んで頂き有り難うございました。次回も楽しんで頂けるように頑張ります!!