嘘
嘘なんてついてないよ。
君のことを好きだった。
本当だよ。
君のこと愛していたよ。
本当だよ。
ずっと一緒にいたい。
そう思った、本当だよ。
でも、ごめんね。
僕は大切な君にたった一つだけ嘘をついたよ。
好きじゃなくなった。
今思えば、恋が愛に変わっただけの話だったのにね。
そんなことにすら気が付けないくらい、僕は幼かったんだよ。
僕の幼さで、君を傷つけた。
愛しい君を傷つけた。
僕の大切な君を傷つけた。
謝っても許されない。
許されるなんて思ってないよ。
もしも、もしも一つだけ聞けるなら、
一つだけ聞いてもいいですか?
今の君は、笑顔で過ごせていますか?
過去の恋を忘れられないのは、私の悪いところの一つですね。