北海道・白老~みずうみ
旅がしたくて。
でも、いわゆる観光コースだけじゃ物足りない。
ガイドブックにのっていない景色と、地元の人の日常の暮らしを味わいに。
羽田からフライトだ!
場所は、北海道、アイヌの民族音楽をききたいということで、白老へ。
時は9月、残暑の東京から、さわやかな新千歳へ。空港から外に出てまず深呼吸。この空気は現代では、いくらお金を積んでも買えないだろう。
北海道旅行といえば レンタカー が一般的だが、あえてローカル線で白老までいくことに。
車窓に、森、馬などthe北海道な景色に、旅モードになってくる。
とりあえず、目的地は、アイヌ民族博物館という、ポロトコタンというアイヌ民族の集落を、再現したテーマパークのようなところへ。
白老駅から、歩くこと15分程で到着。
蒼いみずうみ!
ものすごく澄んだ湖がそこにある。
ポロト湖といって、「大きな湖」、という意味のアイヌ語。
風が吹くと、水面がさざ波がたつ、静かなみずうみ。
「チプ」という、桂などの一本の木をくりぬいた舟が浮かんでいる。
湖の風景を満喫していると、何やら民族衣装まとったお姉さまなどが、茅葺きの建物の中に入っていく。
世界無形遺産になっている、アイヌ古式舞踊や音楽が始まろうとしている。
伝統的のな音楽というと なんだか退屈そう、とか眠くなりそうなイメージがあったたけど、アイヌのは、ビートがきいてて、ロックとかプログレッシブな、まさにダンスミュージック。
歌、音楽、踊りは、ひとつだったんだな という原点を思い起こさせるものだ。
楽器の名前もなんだか、面白い。ムックリという、『ぶわぶわ』いう笛のようなものや、トンコリという、アコースティックギターと、日本の琴の 間 の ようなので、その音は、確かに、『トンコリ』っていうものなど。
イヨマンテなど、お祭りの時に、その世界を体験してみたいな、とか考えながら、舞台を見る。
湖畔にねっころがりながら、星空の下で、湖に浮かべた丸木舟で、アイヌ民族音楽と、現代のアーティストのライブとかあったらな、など思う。
音楽と景色満喫したし、駅に戻って、本日のディナーをしますか。
そうして駅に着くと、そこには、一人の若者がいた。