表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【怪盗ドレッドノートの秘宝と天にとどく魔法の姫】  作者: 蒼空 秋


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/40

教師の苦労

「ふ~、疲れた」

 朝のホームルーム後、次の授業までの間に俺はレイナとカレンと共に廊下で一息つく。

「ノートン君、語尾が〝ニャ〟とか、女子生徒の前だからって、ちょっとあざとすぎるかな」

「あれは噛んだだけだ。わざとじゃない」

「お嬢様校って、もっと堅苦しいイメージだったけど、違うみたいね、カレン」

「うん、ウチはお嬢様校だけど自由な校風だし、特に担任のポロン先生は〝今を精一杯楽しみなさい〟って教育方針だからね」

「あとみんなすごくたくさん美容系の魔法具を持ってて、びっくりした」

 レイナはすでに山のようにたくさんの美容魔法具を、プレゼントされていた。

「簡単な魔法具を作れるカリキュラムがあるんだけど、みんな美容系の魔法具を作っちゃうの」

 魔法具を作成するにはそれなりの魔力と施設が必要になるが、さすがは貴族だ。そういう設備を持っているらしい。

「その魔法具についてだが、これの出どころを調べてほしい」

 俺が手に取っていたのは、髪の毛の灰を入れると対象の姿に似てくるという〝美灰のコンパクト〟だった。

「その魔法具がどうしたの? ノートン君」

「うん。ほかの魔法具は効果も呪いもイマイチで、いかにも学生が作成したものらしい代物だ。だがこれは本物、美魔女ヴィラの魔法具に匹敵する性能を持っている。素人が開発したモノとしては少々できすぎてる」

「わかった。じゃあこのコンパクトを誰が作ったか、友達に聞いてみるね、ノートン先生」

「いいのかカレン、手伝ってもらって?」

「いいよ。だって探偵みたいで楽しそうだし、それにあたしから盗まれた恥ずかしい記憶が何なのか、気になるしね」

「わかった。くれぐれも無理はしないように。相手は変質者の怪盗の可能性があるからな」

「あたしは一回は会ってるはずだし、大丈夫でしょ」

「レイナは引き続き調査を頼む。外の人間でないと見えないものもあるかもだし」

「うんわかった、でも次の授業はB組と合同で体育だから、着替えなきゃ。女子生徒たちにデレデレしちゃだめだよ、ノートン君」

 俺をたしなめながら、レイナたちは更衣室へ向かった。

「ふう……」

 その姿を見送りながら、俺はため息をつく。やはり教師は大変だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ