氷菓の“間違った”楽しみ方
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
私の中ではちょっと際どい程度です。(完璧な個人の意見)
苦手な方はご注意下さい。
「ねぇ君、今どこに居る? ん、じゃあ遊び行く」
部屋のリビングで寛いで居ると、不意に電話が鳴った。着信は彼女から。休日出勤を押し付けられて、どうやらストレスが溜まって居るらしい。俺はスマホを片手に部屋を後にする。
マンションのエントランスで待っていると、ビニールにを持った女が一人。何処か浮世離れしたような、未亡人めいた陰りのある顔は、男女問わず惹き付けられる魅力があった。俺の姿に気が付くと、足早に此方へと歩み寄り、ぎゅっと抱き着いてきた。
「構って.......。何一つ頑張ってないけど、褒めちぎって」
「休日出勤で頑張ってないなんて言えないよ」
体重を掛けて甘えてくる彼女を引き摺るようにして、何とか部屋まで戻る。一人暮らし用のこじんまりとした部屋の隅、そこのベッドを陣取って体育座りをしている。軽いやさぐれ状態。
彼女から受け取ったビニールの中身を確認する。カップ型のチーズケーキアイスが二つ。どうやら、俺の分も買ってきてくれたらしい。表面の蓋を歯で引きちぎって、彼女の前に差し出すと、緩慢な動きで受け取った。
「ん、今日はなんか駄目な日だったんだよね。ずっとずっと眠くてさ」
「寝たの?」
「ん、少し。気をやるようにして目が覚めた」
布団を汚さないように気を使ったのだろう。一口だけアイスを口に含むと、容器を床の上に置いて、横たわった。口に加えた木製スプーンが、意志を持ったように蠢く。それから一瞥するような上目遣い。
「構って」
「アイス溶けるよ」
にべもなく返すと、ムッと眉間に皺を寄せた。それから素早くカップを手にし、八つ当たりの如く木の棒で切り込みを入れていく。そして取り出された固形物。半円状になったそれを口の中へ放り込むと、突然俺の胸倉を掴みに掛かった。
不意を着いて唇を奪われる。そして無理矢理舌を捩じ込んだ。彼女の口腔に残る氷菓はまだダマを残し、俺の中に押し付けてくる。互いの舌で溶かしあって、液状となっても、そんな事は些細な言葉だった。甘味がなければ唾液で補おう。と言わんばかりに、擦り付ける。
「んん.......はぁ.......ちぃっ」
漸く離された唇は、崩れた口紅と、とろけた乳製品の匂いで扇情的な光景を描いていた。彼女は手の甲でそれを拭い去ると、溶けかけの半分を此方に押し付ける。
「これじゃ足んないから、はい」
双眸は続きを所望する。
まずは一言。
お盆休みなかった方、誠にお疲れ様です!!
私は今日から参戦しました!! 一緒に頑張りましょう!!
チーズケーキアイスにしたのは最近戴いたので。
美味しいですね。(カロリーに目を瞑って)
そんな二つと私の憂さ晴らしが合わさって出来ました。
アイスの一気食いは頭痛凄いので、程々にしましょうね。