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第93話:謎の街⑤

ナターシャ達は、右の部屋から調べる事にした。


ナターシャ「左右に4つづつ部屋があるみたいね。」


シンシア「3階建てでしたので、部屋は沢山ありそうですね。」


ナターシャ「虱潰しで探すしかないわね。」


ナターシャ達は、奥の扉に向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ガチャ!


4つ目の扉を開けると、中は客間だった。


シンシア「客間の様ですね。」


ナターシャ「まあ、おかしい所はなさそうね。」


皆で調べたが、庭の見える普通の客間だった。


ナターシャ「次、行くわ!」


ガチャ!


シンシアが扉を閉めると、皆は次の扉へ向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ガチャ!


3つ目の扉を開けると、廊下に出た。


シルフィー「廊下ですね。」


廊下を見渡すと、遠くにシンシアが見えた。


シルフィー「シンシア!」


シンシア「!?」


シンシアは、目の前のシルフィーに呼ばれたのに、明後日の方角から声が聞こえ驚く。


シルフィー「カロン!」


シルフィーは手を振る。


カロン「シルフィー、僕はここだよ!」


ナターシャ「シルフィー、何処に手を振ってるの?」


シルフィー「ナターシャ!」


ナターシャ「シルフィー!?」


ナターシャは、声の方を向き驚いた。


ナターシャ「えっ、あっちにもシルフィー!?」


シンシア・カロン・ゴス王女「えっ!?」


カロン「あっちにもシルフィーが居る…。」


ナターシャは、扉に入ると、遠くの扉からナターシャが出てきた。


シンシア・カロン・ゴス王女「!?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


シルフィー「ナ、ナターシャ!?」


ナターシャ「へー、扉が繋がってるんだ。」


ナターシャは、再び扉に入ると、向こう気現れた。


シルフィー「不思議な扉…。」


シルフィーも、扉に入り、元の扉から出てきた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ナターシャ「全部の扉がこうなのかしら。」


シンシア「そうかもしれません。」


ナターシャ「じゃあ、さっきの客間も、別の部屋かもしれないわね。」


ガチャ!


シルフィーは扉を締めた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ガチャ!


2つ目の扉を開けると、庭が見える。


ナターシャ「また変な所に繋がってる…。」


ナターシャ達は庭に出る。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ナターシャ「シルフィー、扉は開けといて。」


シルフィー「うん。」


シルフィーは、扉を棒で抑える。


シンシア「綺麗な庭ですね。」


ナターシャ「手入れはされてるみたいね。」


シルフィー「魔女さんがしてるのかな…。」


シンシア「広過ぎですし、それはないでしょう。」


その時!


ゴゴゴゴ!


全員「!?」


ナターシャ「じ、地震!?」


ナターシャ達は、庭の真ん中へ避難する。


ゴス王女「屋敷が崩れますわ!」


ゴゴゴゴ!


屋敷の左側が崩れると、ツインドラゴンが地下から飛び出した!


ナターシャ「ツ、ツインドラゴン!?」


≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


少し前…。


地下の牢屋の聖矢は。


聖矢「フィオナ達を探さないと!」


……。


スーラ「聖矢ー!」


聖矢「スーラ!?」


スーラが牢屋の前に来た。


聖矢「聖矢!」


聖矢「スーラ、無事だったのか。」


スーラ「うん、フィオナに頼まれたの。」


聖矢「フィオナは無事なんだな。」


スーラ「うん、王子も一緒だよ。」


聖矢「そうか、何処に居るかわかるか?」


スーラ「うん、僕達は左端だよ。」


聖矢「フィオナは?」


スーラ「フィオナは、右の3階に居るよ。」


聖矢「そうか、それなら安心だな。」


スーラ「何するの?」


聖矢「ツインドラゴンに変身するから、背中に乗って。」


スーラ「わかった。」


スーラは聖矢に乗ると。


聖矢「変身、ツインドラゴン!」


聖矢は、みるみるうちにツインドラゴンに変わった。


聖矢ツインドラゴン「スーラ、天井を突き破るぞ!」


スーラ「うん!」


聖矢は、腕を突き上げ、天井を突き破った。


≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


そして今…。


シルフィー「聖矢さん!?」


ナターシャ「えっ、聖矢なの!?」


バサッ、バサッ、バサッ、バサッ!


聖矢は、屋敷を見下ろす。


聖矢ツインドラゴン「あっ、ナターシャ!」


バサッ、バサッ、バサッ!


聖矢は、ナターシャ達の所に降り立つ。


スーラ「皆!」


シルフィー「スーラ!」


ナターシャ「どうして地下から出てきたのよ?」


聖矢「おばあさんにリンゴ貰って、気付いたら牢屋に…。」


ナターシャ「きっと魔女の仕業ね。」


すると、頭上から声が。


フィオナ「聖矢!」


聖矢もナターシャ達も見上げる。


聖矢「フィオナ!」


ナターシャ「フィオナ、そこに痛のね。」


シルフィー「聖矢さん。」


聖矢は頷くと。


バサッ、バサッ、バサッ!


聖矢「フィオナ、大丈夫だった?」


フィオナ「うん。」


フィオナ達は背中に乗ると、再び下に降りた。


バサッ、バサッ、バサッ!


シルフィー「フィオナ、大丈夫でしたか?」


フィオナ「うん。」


ナターシャ「フィオナ、何もされなかだた?」


フィオナ「うん、何もされてないよ。」


シンシア「それならよかった。」


聖矢は元の姿に戻った。


フィオナ「聖矢!」


フィオナは聖矢に抱きつく。


聖矢「とても心配したよ。」


聖矢はフィオナの頭を撫でる。


聖矢「さあ、屋敷を出よう。」


全員「うん。」


半壊した屋敷を出ようとすると、魔女が現れた。


魔女「うぬぬ、私の屋敷をよくも。」


ナターシャ「あなたが悪いんじゃない!」


魔女「うるさいわい!」


魔女は、杖を翳すと、デュラハンを2体召喚した。


魔女「私はバーミル、行きたければ私を倒してみよ!」


聖矢達は、武器を構えた。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


いよいよ魔女との対決。

謎の街の真実とは!?


感想や評価を頂けると幸いです。

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