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第91話:謎の街③

ナターシャ達が、カロンが居る辺りに戻って来た。


ナターシャ「カロン、居ないわね。」


シンシア「王女さん、この辺りですか?」


ゴス王女「前の家の上辺り。」


ナターシャ「見当たらないわね。」


シルフィー「隠されてるのかな?」


ナターシャ「状態異常を解く魔法あったはずだけど。」


シルフィー「カロンが使ってたような…。」


シンシア「クリアヒーリングです。」


ナターシャ「シルフィー、お願い。」


シルフィーは、頷き杖を構える。


シルフィー「クリアヒーリング!」


クリアヒーリングにより、カロンの姿が徐々に見えてくる。


3人「カロン!」


カロンは声に驚き振り向く。


カロン「あれ、皆追い付けの早いね。」


ナターシャは、首を振り。


ナターシャ「いやいやいや、カロン全然進んでないよ。」


カロン「やっぱり!?」


カロンは、少し落ち込む。


カロン「進んでも進んでも、近付けないから、おかしいと思ってたんだ…。」


シンシア「幻想の魔法にやられたんですね。」


カロン「誰が解いてくれたの?」


ナターシャ「シルフィーだよ。」


カロン「そうなんだ、シルフィーありがとう。」


シルフィー「どういたしまして。」


ナターシャ「でも、幻想魔法をかけられたなら、誰かが街に居るって事よね。」


シンシア「そうなりますね。」


ゴス王女「私に察知出来ないなら、強い魔術師ですわ。」


シンシア「そうなんですか?」


ゴス王女「うん、多分『ハイド』を使ってるんだと思う。」


ナターシャ「それって監獄の時に使った?」


ゴス王女「うん、あの魔法は虫しか気付けないから。」


魔女「フォ、フォ、フォ、よく気付いたのぉ。」


全員「!?」


魔女「フォ、フォ、フォ、ワシが小さいのに『サイコイリュージョン』をかけたんじゃ。」


シンシア「どうしてそんな事を…。」


魔女「決まっておるじゃろ、近付かせない為じゃ。」


ナターシャ「それなら、余計に行きたくなるわね。」


魔女「フォ、フォ、フォ、行かせやせん!」


魔女は杖を突くと、無詠唱でナターシャ達を土壁が囲う。


魔女「そこで大人しくしておれ。」


魔女は、もう一度杖を突くと、土壁の天井が塞がり、完全に閉じ込められた。


魔女「フォ、フォ、フォ。」


魔女は、その場を離れて行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


屋敷に運ばれた聖矢が気が付いた。


聖矢「ここは…。」


聖矢が辺りを見回すと、暗い牢屋の中だった。


聖矢「フィオナ、スーラ、王子。」


しかし、返事は無かった。


聖矢「皆んなは何処に…。」


そこに、魔女がやって来た。


魔女「フォ、フォ、フォ、起きたのかな?」


聖矢「お婆さん!?」


魔女「エルフのお嬢さんは無事じゃよ。」


聖矢「そうですか、って何故その事を!?」


魔女「フォ、フォ、フォ、どうしてじゃろうな。」


聖矢「フィオナに会わせろ!」


聖矢は、腰に手を掛けるが、剣が無かった。


聖矢「剣が…!?」


魔女「フォ、フォ、フォ、武器は取らせてもらったよ。」


聖矢「どうしてそんな事をするんだ?」


魔女「ここから出られたなら話してやるかな。」


聖矢「わかった。」


魔女「ただし、人質のスライムに何かあっても知らんがな。」


聖矢「ぐっ…。」


魔女は、何処かへ行ってしまった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


土壁に閉じ込められたナターシャ達は。


ナターシャ「魔女は何処かへ行った?」


ゴス王女「はい、近くに気配は無いですよ。」


ナターシャ「どうやって出ようか?」


シルフィー「穴を掘るしかないと思う。」


ナターシャ「でも、この土壁硬そうだけど。」


シンシア「ウインドカッター!」


シンシアは、ウインドカッターを壁にかけるが、傷も付かない。


ナターシャ「ナイフで削っていくしかないかな。」


全員が頷き、ナターシャとシルフィーとシンシアはナイフを構える。


ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ!


土壁が硬いせいか、あまり削れない。


ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ!


ナターシャ「本当に硬いわね。」


ゴス王女「ウォーターボール!」


土壁を濡らす。


ゴス王女「これでどつ?」


ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ!


濡れた部分を削ると、さっきより大きく削れた。


ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ!


ナターシャ「さっきより削りやさいよ。」


シンシア「王女さん、ありがとう。」


ゴス王女「お手伝いしたかったから…。」


≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


5分程して壁に穴が空いた。


ポロッ!


ナターシャ「開いた!」


ナターシャ達は空いた穴を広げ、全員出る事が出来た。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャ「聖矢達は無事なのかな。」


ゴス王女「聖矢さん達は、屋敷に居るみたいです。」


シルフィー「捕まったんでしょうか…。」


ナターシャ「助けに行かないと。」


シンシア「フィオナさんも心配ですね。」


シルフィー「エルフだとバレるとマズイですよね。」


ナターシャ「急いで助けに行こう。」


ナターシャ達は、聖矢達を助けに屋敷へ向かった。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


牢屋に入れられた聖矢。

フィオナやスライム達は何処に居るのか。

そして魔女の目的は一体!?


感想や評価を頂けると幸いです。

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