表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/171

第90話:謎の街②

ナターシャ達は、街の南側へ進む。


カロン「誰の気配もないね。」



シルフィー「ロンダの村よりも栄えているのに、不思議ですね。」


シンシア「あの大きな建物は何でしょう?」


シンシアは西に見える他よりも高くそびえる建物を指差す。


ナターシャ「町長のお屋敷かも。」


シンシア「では、人が居るかもしれませんね。」


カロン「飛んで見て来ようか?」


ナターシャ「そうね、聖矢もそうするだろうし。」


シンシア「カロン、お願いしますね。」


カロン「任せて!」


カロンは、高い建物へ向け飛んで行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャ達は更に先に進み、街の南端に来た。


ナターシャ「商店街なのに、静かね。」


シンシア「でも、果物や野菜は、新鮮そうですよ。」


シルフィー「そうですね、私達が来るまで賑わっていたように。」


ゴス王女「何だか外の気配も感じないです…。」


ナターシャ「外の気配?」


ゴス王女「はい、今までは近くのモンスターの気配は、感じていたのです。」


シルフィー「外にモンスターが居ないとか?」


ゴス王女「街に入ってから、感じなくなったの。」


ナターシャ「じゃあ、この街は何?」


ゴス王女「わかんない…。」


シンシア「聖矢さん達は?」


ゴス王女「それは大丈夫。」


ナターシャ「私達は、何かに閉じ込められたの?」


シンシア「かもしれないですね。」


シルフィー「カロンが心配です。」


ナターシャ「急いで追いかけるわよ!」


全員「うん。」


ナターシャ達は、カロンを追いかけた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャ達から離れたカロンは、街の上を飛んでいた。


カロン「あの建物、かなり広いお屋敷だぞ。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


???「フォ、フォ、フォ、面白い事を考えるねぇ。」



謎の者が、カロン達を見ている。


???「フォ、フォ、フォ、向かっても近づかないようにしてやろう。」


謎の者は、幻術を唱える。


???「サイコイリュージョン!」


カロンは幻に包まれる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


カロン「おかしいな…。」


必死に進むが、建物が近づかない…。


カロン「もう着いてもいいはずなのに…。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャ達は、目的の屋敷にやって来た。


ナターシャ「かなり大きなお屋敷だね。」


シルフィー「カロンはまだかな。」


シンシア「カロン!カロン!」


……。


しかし、何の返事もない。


ナターシャ「まだ着いてない?」


シンシア「飛んで行ったから、そんな事は…。」


シルフィー「何かに巻き込まれたのかな…。」


ナターシャ「着いてないって事は、まだ飛んでるでしょ。」


ナターシャは、空を見上げ、カロンを探す。


……。


しかし、カロンは見つからない。



ナターシャ「見当たらないわね。」


シンシア「そうですね…。」


ゴス王女「でも、気配はありますよ。」


ナターシャ「どの辺りかわかる?」


ゴス王女「別れた近くですね。」


ナターシャ「全然進んでないじゃない!」


シルフィー「飛び出して直ぐに巻き込まれたのかしら。」


ナターシャ「助けに行く?」


シルフィー「心配ですし、行きましょう。」


シンシア「誰か残りますか?」


ナターシャ「皆で行こう。」


シルフィー「うん。」


ナターシャ達は、カロンを見つけに戻るのだでた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


その頃、聖矢達は元の場所に戻って来た。


聖矢「戻って来たけど、どうしようか?」


フィオナ「真ん中に行きたい。」



聖矢「わかった。」


スーラ「カロンは、別行動してるみたいだよ。」


聖矢「そうなの?」


ゴス王子「でも、お姉ちゃん達、カロンの所に戻るみたい。」


聖矢「取り敢えず、真ん中へ向かおう。」


聖矢達は真ん中へ向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


街の中央は、噴水があり、水中には銅貨や銀貨が投げ込まれていた。


聖矢「だいたいの街の真ん中には噴水があるな…。」


フィオナ「お金沢山あるよ!」


聖矢「そんな事してる街あるんだ…。」


スーラ「拾う?」


聖矢「拾わなくていいよ。」


突然、後ろから声を掛けられる。


???「フォ、フォ、フォ、リンゴはいらんかね?」



フィオナ「お婆さんが居た。」


聖矢が振り向くと、フードを被ったお婆さんが、リンゴの籠を持ち立っていた。


聖矢「人居たんですね。」


???「誰も居らんと思っとったのかのぉ。」


フィオナ「赤いリンゴ。」


???「フォ、フォ、フォ、美味しそうじゃろ。」


聖矢「この街は、何で名前なんですか?」


???「この街はのぉ、ズフエルと言う街じゃ。」


聖矢「そうなんですか。」


???「リンゴ食べるかえ?」


フィオナ「食べたい。」


聖矢「では、4個買います。」


???「タダでええぞ。」


聖矢「そんな、タダでなんて。」


???「ほれ、皆でお食べ。」


お婆さんは、皆にリンゴを渡す。


???「お食べ、お食べ。」


聖矢達は、リンゴを食べた。


コロッ!


聖矢やフィオナはリンゴを落とした。


???「フォ、フォ、フォ、眠ったかのぉ。」


お婆さんは、聖矢達が眠ったか確認する。


???「フォ、フォ、フォ、お前達出ておいで。」


お婆さんが呼び掛けると、家の中から住民が出て来た。


???「さあ、屋敷に隠すんじゃ。」


住民達は、聖矢達を担ぐと、屋敷へ運ぶ。


お婆さんは、フードを被り杖を持った、魔女だったのです。


魔女「フォ、フォ、フォ、後はあの子達だのぉ。」


魔女のお婆さんは、ナターシャ達の所へ向かうのだった。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


魔女のリンゴで眠らされた聖矢達。

ナターシャ達は、どうなってしまうのか


感想や評価を頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ