第89話：謎の街①
スノーム王国の洞穴に戻った聖矢達は。
聖矢「誰の気配も無いようだね。」
ナターシャ「やっぱり、熊の巣だったりして。」
聖矢「熊が宝箱を持ち込んだの？」
ナターシャ「宝物好きだったのかも？」
聖矢「まさかね…。」
聖矢達は、何事もなく洞穴を出た。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
？？？「フォ、フォ、フォ、不思議なお客がやって来たのぉ。」
洞穴を出た聖矢達は、王都スノームに向け歩いていると。
聖矢「舗装されてる…。」
ナターシャ「もう王都スノームに着くの？」
聖矢「いや、まだ３日は掛かるはずだけど…。」
シンシア「街でも出来たのでしょうか？」
聖矢「街が出来たなら、国境の人に教えられると思うけど。」
シンシア「地図には載って無いんですよね？」
聖矢「うん、世界地図にはなにも…。」
シルフィー「先へ進んで大丈夫でしょうか？」
聖矢「でもなぁ、道なき雪原は危険だし…。」
シンシア「そうですね…。」
ナターシャ「戦闘になったら、戦うだけよ。」
聖矢「そりゃそうなんだけど…。」
スーラ「モンスターの気配はないから、戦いにはならないかな。」
シンシア「そうなの？」
スーラ「うん、人の気配もないけどね。」
聖矢「えっ！？」
シルフィー「ゴーストタウンって事？」
スーラ「ううん、気配はないけど、街は廃墟ではないみたい…。」
聖矢「どういう事？」
スーラ「遠いから、僕にもわかんない。」
聖矢「行くしかないのかな…。」
聖矢達は、警戒しつつ進む事にした。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
暫く進むと、石造りの大きな街が見えて来た。
シンシア「大きな街ですね。」
聖矢「でも、人の気配はないな。」
シンシア「憲兵も居ないですね。」
ナターシャ「分かれて探してみる？」
聖矢「そうだな、散策してみるか。」
聖矢は、フィオナとスーラとゴス王子を連れて行く。
ナターシャはシルフィーとシンシアとカロンとゴス王女を連れて行く。
聖矢「じゃあ、１時間後に集合で。」
ナターシャ「オッケー！」
聖矢達とナターシャ達は、それぞれ反対方向へ散策しに行った。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
聖矢達は、街の北側を進む。
聖矢「街は柵に覆われてるみたいだな。」
ゴス王子「居住地は、街の外側みたいです。」
コンコン！
聖矢「フィオナ！？」
フィオナ「お邪魔します。」
フィオナは徐ろに扉を開ける。
聖矢「あわわ…！」
しかし、中には誰も居なかったが、テーブルには食事が並べられていた。
フィオナ「ご飯が並べてある。」
スーラはテーブルのご飯に近づく。
スーラ「まだ温かいよ。」
聖矢も中に入ると、茶碗に触れてみる。
聖矢「確かに、さっきまで居たみたいだ。」
フィオナ「美味しそう。」
聖矢「食べたらダメだよ。」
聖矢達は、一軒一軒見て回る。
聖矢「どこも、さっきまで居た感じだな。」
ゴス王子「そうしか思えないです。」
聖矢「途中だけど戻るか。」
フィオナ「うん。」
聖矢達は、半分辺りで戻る事にした。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
今回の報酬
特になし。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
名前：光野聖矢
Ｌｖ：48
（経験値：1126745 ）
体力：3220
攻撃：450
防御：400
魔力：420
速度：390
幸運：350
―――――――――――――――
体攻防魔速運
◯✕○✕✕○✕
火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
調剤・検査・召喚・変身
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
／＼／＼／パーティー＼／＼／＼
聖矢：lv.48
シルフィー：lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ：lv.48
シンシア：lv.50
カロン：lv.45
スーラ：lv.48
ゴス王女：lv.45
コス王子：lv.43
マリア：lv.40
ミリス：lv.30
＼／＼／＼／＼＿／＼／＼／＼／
読んでいただきありがとうございます。
謎の街へやって来た聖矢達。
人々は、そしてこの街の名は！？
感想や評価を頂けると幸いです。
