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第08 話:盗賊と囚われの少女

キリルの町を出て2日、すれ違いの商人から噂を聞いた。


❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖


商人「ちょっと、そこの冒険者さん。」


聖矢「何でしょう?」


商人「ここから先は、出ますよ。」


シルフィー「出るって、ゆ、幽霊ですか…?」


商人「いやいや、盗賊ですよ。」


聖矢「盗賊ですか…。」


商人「この間も、襲われた旅人が、命辛々逃げたって話です。」


聖矢「そんなに強いんですか?」


商人「強いと言うか、20人規模の集団みたいです。」


❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖❖


3人は、先に作戦を立てる事にした。


聖矢「二人とも、どうする?」


ナターシャ「20人相手だと、普通に戦えば、勝ち目は無さそうかな…。」


シルフィー「例えば、攻撃と補助と回復に、分かれたらどうかな?」


聖矢「まあ、3人だと作戦は、これくらいしか無いか…。」


ナターシャ「攻撃は、聖矢やって。」


聖矢「まあ、速度の加護持ちは、僕だけたし…。」


ナターシャ「回復は、シルフィーお願い。」


シルフィー「うん、わかった。」


作戦が決まった3人は、街道を進む。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:18

(経験値:10420 )


体力:320


攻撃:45


防御:30


魔力:40


速度:40


幸運:25


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕✕✕✕○✕


火水風光闇補回

○✕✕○✕✕✕


特殊


調剤


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


岩場の街道を、通り過ぎる時だった。


怪しい男「へへっ、こんな街道、女連れで歩いたら、危ないぜ。」


ナターシャ「盗賊が出るからですかね?」


怪しい男「そうそう、盗賊が出るんだよ。」


岩陰から、ゾロゾロと出てきた。


怪しい男「俺等みたいなのがな!」


岩陰から、盗賊団20人が現れた。


聖矢は、「やっぱりか」と、溜息をついて。


聖矢「仕方ない…、やりますか…。」



二人は頷く。


親分「お前達、女は生かして捕えろ!」


手下達「おー!」


盗賊達は、一斉に剣を抜く。


 ‡   バトルスタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


親分:80/80

手下A:50/50

手下B:50/50

手下C:50/50

手下D:50/50

手下E:50/50

手下F:50/50

手下G:50/50

手下H:50/50

手下I:50/50

手下J:50/50

手下K:50/50

手下L:50/50

手下M:50/50

手下N:50/50

手下O:50/50

手下P:50/50

手下Q:50/50

手下R:50/50

手下S:50/50


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:320/320

シルフィー:350/350

ナターシャ:850/850


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢「二人とも、作戦通りで!」


シルフィー・ナターシャ「うん!」


聖矢は、勢い良く斬り込んだ。


ズバッ!


手下Aに60のダメージ。


親分「速い!?」


ナターシャ「高速の足、アクセル!」


ナターシャは、聖矢にアクセルを掛ける。


聖矢は、連続で斬り込んだ。


ズバッ、ズバッ!


手下Bに55のダメージ、手下Cに60のダメージ。


手下A・B・Cは倒された。


ーーーーーーーーーーーーーーー


親分:80/80

手下A:0/50

手下B:0/50

手下C:0/50

手下D:50/50

手下E:50/50

手下F:50/50

手下G:50/50

手下H:50/50

手下I:50/50

手下J:50/50

手下K:50/50

手下L:50/50

手下M:50/50

手下N:50/50

手下O:50/50

手下P:50/50

手下Q:50/50

手下R:50/50

手下S:50/50


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:320/320

シルフィー:350/350

ナターシャ:850/850


ーーーーーーーーーーーーーーー


手下達が、動こうとした時だった。


ナターシャ「氷の静動、アイスバインド!」


盗賊達の足を凍らせる。


親分「な、何だと!?」


聖矢「観念するんだ!」


盗賊達の武器をはたき落とし、マジックバッグに入れていく。


 ‡    バトルエンド    ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


親分:80/80

手下A:0/50

手下B:0/50

手下C:0/50

手下D:50/50

手下E:50/50

手下F:50/50

手下G:50/50

手下H:50/50

手下I:50/50

手下J:50/50

手下K:50/50

手下L:50/50

手下M:50/50

手下N:50/50

手下O:50/50

手下P:50/50

手下Q:50/50

手下R:50/50

手下S:50/50


ーーーーーーーーーーーーーーー


親分「ふん、こんな旨い仕事、辞められっ…!」


親分は慌てて口を塞ぐ。


聖矢「仕事、誰かに雇われてるのか?」


親分「絶対に話すか!」


ナターシャ「うっかり、口を滑らせたのに…。」


親分「う、うるさい!」


ナターシャ「光の縛り、ホーリーバインド!」


光の輪が、盗賊達を、一纏めにする。


聖矢はバッグから、縄を取り出すと、しっかりと縛り上げた。


親分「くそっ!」


聖矢「アジトは何処だ。」


親分「アジトなんか無い!」


聖矢「こんな集団でアジトが無いはずがないだろ!」


聖矢は、手下を見て、弱そうな手下Pを問い詰める。


親分は手下Pを睨みつける。


聖矢は、ファイヤーボールを唱え、少し脅しをかける。


手下P「こ、殺さないで!」


聖矢「それじゃあ、アジトを案内しろ。」


盗賊達をナターシャに任せ、手下Pを連れてアジトに向かう。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


暫く歩くと、洞窟に着いた。


手下P「ここです…。」


手下Pを連れて、洞窟に入る。


聖矢「特に何も無いな…。」


聖矢達は、洞窟を隅々まで探索する。


シルフィー「聖矢さん、こちらに子供が!」


聖矢は、シルフィーの元へ行くと、檻の中に子供が見えた。


聖矢「大丈夫か!」


バキッ!


檻の鍵を壊すと、シルフィーが中に入る。


シルフィー「弱ってますが、生きてます。」


シルフィーは、ヒールを掛けた。


シルフィー「光の洗礼、ヒール!」


聖矢「女の子だね…。」


シルフィー「ただ、エルフみたいですが。」


聖矢「まあ、助けない訳にはいかない。」


シルフィー「ですね。」


聖矢は、エルフの少女を背負うと、洞窟を出て行く。


シルフィー「大丈夫ですか?」


聖矢「まあ、何とか大丈夫。」


4人は、ナターシャの所へ戻って行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャの元に戻った4人。


ナターシャ「聖矢、その子は誰?」


聖矢「アジトで囚われてた子だよ。」


シルフィー「金品は、仕事を依頼した人が持ってるんだと思う…。」


聖矢「取り敢えず、町まで連れて行こう。」


ゾロゾロと歩いていると、獣狩りを終えたハンターの兄弟が、後ろから進んできた。


兄「兄弟のハンターだが、君達、冒険者かい?」


聖矢「はい、ナコルの町まで行く間に盗賊を捕まえたので、運んでます。」


弟「それは大変だ。」


兄「獲物の檻に、盗賊を入れて運んであげよう。」


聖矢「本当ですか、助かります。」


檻に盗賊達を淹れ、ハンター兄弟と、ナコルの町へ向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナコルの町に着くと、自警団まで運んでもらい、盗賊達を引き渡した。


自警団員A「さあ、歩け!」


親分「覚えてやがれ!」


自警団員A「さっさと進め!」


自警団員B「ありがとうございました。」


自警団員が中部消える。


聖矢「ハンターさん、ありがとうございました。」


兄「いえいえ、大した事はしてませんよ。」


聖矢「ほんのお礼です。」


聖矢は、金貨5枚を渡すと、兄弟は顔を見合わせ驚く。


兄「そんな大金貰えませんよ。」


ナターシャ「狩りの資金に使ってください。」


シルフィー「そうです、貰ってください。」


聖矢「お礼ですから。」


兄弟は、頭を下げて受け取った。


兄「ありがとう、冒険、頑張ってください!」


4人はハンター兄弟と別れ、宿屋に入った。


≪   魔物退治の結果   ≫


盗賊×3


―――――――――――――――


経験値:225


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


カランカラン!


店員「いらっしゃいませ。」


ナターシャ「大部屋空いてる?」


聖矢「えっ!」


ナターシャ「聖矢、私達と同じ部屋では寝れない?」


聖矢「い、いやではないよ、だけど…。」


ナターシャ「シルフィー、聖矢と寝るの嫌?」


シルフィー「わ、私は…。」


ナターシャ「じゃあ決まり!」


店員「大部屋ですね…、この鍵になります。」


ナターシャ「いくら?」


店員「大部屋は銀貨20枚です。」


聖矢「一人の値段ではないんですか?」


店員「大部屋は、一部屋の値段なので、大勢で泊まられても一緒の値段です。」


4人は、部屋に入った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


部屋に入ると、少女を寝かせた。


シルフィー「取り敢えず、この子が起きるのを待ちましょう。」


…………。


1時間程か過ぎ…。


シルフィー「起きないですね。」


聖矢「エルフって居たんですね。」


ナターシャ「聖矢、エルフ見るの初めて?」


聖矢「はい、見てても人と変わらないし…。」


ナターシャ「それは簡単よ。」


シルフィー「外見は耳が人と違うかな。」


ナターシャ「根本的には、魔力が人の20倍は違う。」


少女「んんっ…。」


シルフィー「もうすぐ起きそうです。」


少女「んっ…。」


少女が目を覚ました。


少女「ここは何処…。」


シルフィー「ここは宿屋ですよ。」


少女「私、捕まって…。」


ナターシャ「うん、このお兄さんが、助けてくれたんだよ。」


少女「お兄さん、名前は?」


聖矢「聖矢だよ、こっちはナターシャ、そっちはシルフィーだよ。」


少女「聖矢…、ナターシャ…、シルフィー…、ありがとう。」


3人「うん!」


ぐぅ〜…。


少女「お腹が空いた…。」


3人は笑いながら。


「ご飯、食べに行こっか?」


少女は頷くと、聖矢の手を掴んで、ご飯を食べに降りた。


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:18

(経験値:10645 )


体力:320


攻撃:45


防御:30


魔力:40


速度:40


幸運:25


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕✕✕✕○✕


火水風光闇補回

○✕✕○✕✕✕


特殊


調剤


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


***************


今回の報酬


鉄の剣×20本


***************


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.18

シルフィー:lv.19

ナターシャ:lv.35


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


冒険には盗賊と言わんばかりに登場!

エルフの少女は一体!?


感想や評価をいただけると幸いです。

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