第80話:お買い物(デリア女王)②
紅の宝飾屋を出た5人は、中心街へ戻って来た。
マリア「次はドレスですね。」
デリア女王「はい、良いお店はありますか?」
ナターシャ「グラスの町で着ているドレスは、どのお店で作った物なの?」
マリア「あのドレスは、グラスの町で作ってもらった物ですよ。」
デリア女王「どのようなドレスを着ているのですか?」
マリアは、バッグからドレスを取り出す。
デリア女王「キレイな緑のドレスね。」
ナターシャ「グラスの町に行かない?」
シルフィー「王都で買い物じゃ?」
ナターシャ「マリアのドレスがグラスの町のなら、行くべきよ!」
マリア「デリア女王様はどうなさいますか?」
デリア女王「ええ、お願いします。」
ナターシャ「シルフィー、お願い。」
シルフィー「転移、グラスの町!」
5人は、グラスの町へ転移した。
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グラスの町の中央広場に、5人は転移してきた。
デリア女王「この町が、聖矢さんの治める町なのですね。」
マリア「はい、以前よりも活気のある町になりました。」
デリア女王「街の人の顔を見れば、よくわかります。」
子供「あっ、マリア様!」
マリア「はーい!」
マリアは手を振る。
子供「お散歩?」
マリア「この方を案内してるんですよ。」
子供「へー。」
子供は、何処かへ行ってしまった。
デリア女王「元気な子供ですね。」
マリア「はい、それも聖矢さんのおかげですね。」
ナターシャ「聖矢は、ただ発言しただけなんだけどね…。」
シルフィー「マリアの頑張りですよ。」
マリア「私なんて代わりをしてるだけです。」
ナターシャ「それが助かってるのに。」
5人は、商店街を進んで行く。
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5人は、グラスの町の南門近くの小さな店『キラキラ仕立屋』にやって来た。
カランカラン!
仕立屋店主「いらっしゃいませ。」
マリア「店主さん、こんにちは。」
仕立屋店主「マリアさん、何かご用?」
マリア「はい、今回はドレスを作って欲しいんです。」
仕立屋店主「あら、先月のは飽きましたか?」
マリア「いえいえ、私ではないんです。」
仕立屋店主「でわ、そちらの誰かですか?」
マリア「はい、こちらのデリア女王様のドレスを仕立ててほしいのです。」
仕立屋店主「女王様のですか!?」
マリア「はい、お願いできますか?」
仕立屋店主「私なんかで良いのですか?」
デリア女王「マリアさんのを見せていただき、良いと思ったのです。」
マリア「このドレスですわ。」
仕立屋店主「確かに以前仕立てたドレスですね。」
デリア女王「色を変えて仕立ててもらえますか?」
仕立屋店主「型紙はありますので、仕立てられますが、同じので良いのですか?」
デリア女王「変えられるのですか?」
仕立屋店長「はい、マリア様のは、Aラインですが、スレンダーラインやプリンセスラインにもできますよ。」
デリア女王「そうなのですか?」
仕立屋店長「はい、お任せください!」
デリア女王「では、Aライン・プリンセスライン・スレンダーラインを1着ずつお願いしますわ。」
仕立屋店主「わかりました。」
マリア「お願いしますね。」
仕立屋店主「でわ、採寸と色を決めないと行けないので、奥へ来てもらえますか?」
デリア女王「ええ。」
デリアは、店主と共に奥に入って行った。
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店の奥に来ると、ドレスが沢山並んでいた。
デリア女王「色々なドレスがあるのですね。」
仕立屋店主「ええ、平民の方々が買われるので。」
デリア女王「そうなのですね。」
仕立屋店主「それもこれも聖矢様やマリア様のおかげですね。」
デリア女王「そんなに以前とは変わったのですか?」
仕立屋店主「ええ、以前は町長が私利私欲に徴収されてたから。」
デリア女王「それを解決したのが聖矢さんだったのですね。」
仕立屋店主「はい、今はとてと過ごしやすい町になりました。」
店主は、デリアの採寸を進めていく。
仕立屋店主「デリア様は、この町は初めてですか?」
デリア女王「ええ、マナードを出たのも初めてです。」
仕立屋店主「女王様が城を出ても良かったのですか?」
デリア女王「ええ、ガイアスに来たのも、私のわがままなのて。」
仕立屋店主「ガイアスはどうですか?」
デリア女王「王都とグラスの町しか見てないですが、貴族も平民も笑顔が溢れていますね。」
仕立屋店主「ガイアス王国は、今は平和な国ですね。」
デリア女王「以前はマナード帝国も明るい国だったんですけどね。」
仕立屋店主「皇帝の事件で大変そうですもんね。」
デリア女王「この町まで伝わってるんですね。」
仕立屋店主「でも、女王様が来てるって事は、解決したんですね。」
デリア女王「はい、無事に帰ってきました。」
店主は、メジャーを置くと。
仕立屋店主「採寸が終わりました。」
デリア女王「この、青いドレスと薄紫のとドレスを買ってもいいですか?」
仕立屋店主「サイズが小さいかと…。」
デリア女王「娘に買って帰ろうかと。」
仕立屋店主「ああ、娘さんのサイズに合ってるでしょうか?」
デリア女王「シルフィーさんくらいですね。」
仕立屋店主「それなら大丈夫ですね。」
デリア女王「2着を包んでください。」
仕立屋店主「わかりました、後はドレスの色はどうされますか?」
デリア女王「薄いピンクでてまきますか?」
仕立屋店主「はい、できますよ。」
デリア女王「わかりました、お届けはどえしましょうか?」
デリア女王「マリアさんに知らせていただければ、こちらへ伺います。」
仕立屋店主「わかりました。」
デリア女王「よろしくお願いします。」
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2人が奥から出てきた。
仕立屋店主「採寸と色が決まりました。」
マリア「それは良かったです。」
シンシア「デリア様、そのドレスは?」
デリア女王「ミリスへのお土産ですわ。」
仕立屋店主「女王様、これをお持ちくださき、引き換え札です。」
デリア女王「ドレスが出来た時にお返しするのですね。」
仕立屋店主「はい。」
マリア「店長さん、ありがとうございました。」
仕立屋店主「いえ、またのお越しをお待ちしています。」
5人は店を出て行った。
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シルフィー「お買い物は満足できましたか?」
デリア女王「ええ、とても満足しました。」
ナターシャ「でわ、城へ帰りますか?」
デリア女王「ええ、お願いします。」
シルフィーは頷く。
シルフィー「転移、ガイアス城中庭!」
5人は、ガイアス城へ転移した。
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5人が買い物に出掛けた一方、聖矢達3人は。
ガラガラガラガラガラ!
ミリス皇女「聖矢様、どちらへ向かわれるのですか?」
聖矢「それは、秘密ですが、安全な所ですよ。」
ミリス皇女「はあ…?」
聖矢「ミリス様は、魔法を使われたりしますか?」
ミリス皇女「ええ、あまり得意ではないですが、皇女の嗜みとして勉強しむすよ。」
聖矢「そうですか、もうすぐ目的地ですよ。」
馬車は、ガイアス王立学院へ入って行った。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚・変身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
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読んでいただきありがとうございます。
無事買い物を終え城に戻ったデリア女王。
ガイアス王立学院へ行った3人は何をするのか。
感想や評価を頂けると幸いです。