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第07話:旅立ち、冒険へ

前夜の討伐で、疲れた3人は、お昼に寝ていた。


聖矢「もうお昼が…。」


聖矢は起きると、シルフィーの部屋のドアをノックする。


コンコン!


シルフィー「はーい。」


聖矢「聖矢です。」


シルフィー「せ、聖矢さん!?」


バタバタ、ガチャ!


シルフィー「どうしたんですか?」


聖矢「3人で話をしたくて…。」


シルフィー「話?」


聖矢「うん、これからの事を…。」


シルフィー「わかりました、先に下で待っててください。」


聖矢「わかった。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


下に降りるとナターシャが居た。


聖矢「ナターシャ、3人で話がしたいんだけど、忙しい?」


ナターシャ「聖矢、大丈夫だよ。」


暫くすると、シルフィーが降りてきた。


シルフィー「聖矢さん、お話って何ですか??」


聖矢「二人とも、旅に出ませんか?」


シルフィー・ナターシャ「旅?」


聖矢「世界中を旅してみたいなと思って。」


ナターシャ「まあ、そろそろ言い出すとは思ってたけど、聖矢が先か。」


シルフィー「私は居心地が良くって…。」


聖矢「ダメかな…。」


シルフィー「いえ、行きましょう!」


ナターシャ「聖矢が世界を見たいなら、私もシルフィーもね。」


シルフィー「はい!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


3人はギルドへ行き、ギルマスと話をする。


ギルマス「おおー、旅なら良いぞ!」


聖矢「本当ですか!?」


ギルマス「ああ、昔は儂も旅をしたからな。」


ナターシャ「それ初耳。」


ギルマス「旅に必要な道具なら、ギルドで提供出来るぞ!」


聖矢「それなら、マジックバッグも欲しいです。」


ギルマス「マジックバッグが…。」


ナターシャ「この町でも手に入りましたよね?」


ギルマス「うーん、実はな、王都に仕入れには行くんだが、品薄なんじゃ。」


シルフィー「マジックバッグって作れましたよね?」


ギルマス「作れるが、材料のワイバーンの鱗が100枚が無い…。」


聖矢「うーん…。」


ギルマス「もしかすると骨董屋にならあるかもしれんが…。」


聖矢「取り敢えず骨董屋に行ってみます。」 


ギルマス「旅の用意はしておこう。」


3人「お願いします。」


3人はギルドを旅後にすると骨董屋に向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


骨董屋にやって来た3人。


シルフィー「マジックバッグあると良いですね。」


カランカラン!


中にはおじいさんが店番をしていた。


おじいさん「いらっしゃい(掠れ声…)。」


聖矢「マジックバッグってありますか?」


おじいさん「有るには有るが、高いぞ?」


シルフィー「いくらですか?」


おじいさん「1袋金貨3枚だ。」


ナターシャ「高っ!」


シルフィー「品薄の関係ですかね…。」


おじいさん「品薄と言うより、捨てる人が滅多にいないせいさ。」


聖矢「どうしよっか?」


ナターシャ「私とシルフィーで1袋、聖矢が…1袋の、2袋で良いかな。」


聖矢「僕だけ1袋で良いの?」


ナターシャ「良いよ、見られたくない物もあるからね。」


聖矢は頷くと。


聖矢「2袋で。」


おじいさんに金貨6枚を渡すと、マジックバッグを受け取った。


カランカラン!


店を出ると、ギルドへ戻っていった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ギルドへ戻ると、ギルマスに呼ばれた。


ギルマス「マジックバッグ有ったみたいだな。」


聖矢「はい。」


ギルマス「2袋しか無かったのか?」


聖矢「いえ、高くて…。」


ギルマス「高い、1袋銀貨20枚くらいだろ?」


3人とも首を振る。


聖矢「1袋金貨3枚ですよ!」


ギルマス「そりゃ、ぼったくられたな…。」


3人「えっ!」


ギルマス「若者だから高く取れると思われたんだな。」


ナターシャ「金貨1枚でオツリくるじゃん。」


ギルマス「明日、儂が行って返して貰ってこよう。」


3人「お願いします。」


ギルマス「明日のお昼にギルドへ来い。」


3人は頷くと、宿屋へ帰った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


次の日、お昼にギルドへ行くと、ギルマスが待っていた。


ギルマス「ほれ、金貨5枚と銀貨60枚とマジックバッグだ。」


3人「えっ、マジックバッグ!?」


ギルマス「店主の謝罪の代わりだ、貰っておくといい。」


3人は頷くと、マジックバッグを受け取った。


コンコン!


ギルマス「なんだ?」


受付「旅の道具が用意出来ました。」


受付のお姉さんが、旅の道具を運んできた。


受付「どうぞ。」


旅行道具には、水樽×15樽、油樽×5樽、干物(肉、魚)×50㎏、調理道具、テント、松明、世界地図、金貨100枚が用意されていた。


聖矢「この量だから、マジックバッグが必要なんだな…。」


二人も頷く。


ギルマス「これで何時でも出発出来るぞ。」


聖矢「ああ、出発は明後日だ!」


ナターシャ「シルフィー、服とか買いに行こう!」


シルフィー「聖矢さん、行ってきます。」


聖矢「行ってらっしゃい。」


シルフィーとナターシャは買い物へ、聖矢は宿屋へ戻った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


部屋に戻った聖矢は、女神に電話を掛けた。


セシリア「聖矢さん、どうしまひた?」


聖矢「明後日に出発する報告をと…。」


セシリア「ご丁寧にどうも。」


聖矢「僕達が、次に何処に向かうか、分かったりするんですか?」


セシリア「未来は、何種類かあるので、聖矢さん次第で変わりますよ。」


聖矢「未来は僕達次第ですか…。」


セシリア「はお、過去の選択には、ゾンビ王襲来は無かったですし…。」


聖矢「そうなんですか!?」


セシリア「ええ、だからこれからも聖矢さん達次第です。」


聖矢「未来が一つでわ無いとわかっただけでも良かったです。」


セシリア「それじゃあ、出発のお祝いに、調剤の加護を与えましょう。」


聖矢「調剤ですか?」


セシリア「ええ、色々な薬を作れますよ。」


聖矢「セシリア様、ありがとうございます!」


セシリア「それじゃあ、頑張ってくださいね。」


ピッ!



電話がキレルと、体が光、え~り、調剤の加護が付与された。


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:18

(経験値:10420 )


体力:320


攻撃:45


防御:30


魔力:40


速度:40


幸運:25


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕✕✕✕○✕


火水風光闇補回

○✕✕○✕✕✕


特殊


調剤


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


2日後、準備を整えた3人は、町の出口で皆に見送られる。


ギルマス「元気でな!」


道具屋店主「また戻ってこいよ!」


小物屋店員「お元気で。」


骨董屋店主「じゃあな。」



3人「行ってきまーす!」


3人は、冒険には胸膨らませ、キリルの町を旅立って行った。


***************


今回の報酬

装備(剣・槍・杖・弓・棒・盾・鎧・ローブ・兜・冠・ティアラ・靴・矢)

水樽×15樽

油樽×5樽

干物(肉

魚)×50㎏

調理道具

テント

松明

世界地図

金貨×100枚


***************


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.18

シルフィー:lv.19

ナターシャ:lv.35


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


3人で旅立ちを決めた聖矢。

いよいよ冒険への一歩を踏み出し、魔王討伐を成し遂げられるのか…。


感想や評価をいただけると幸いです。

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