表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/171

第78話:会合

次の日、皇帝、デリア女王、ミリス皇女が中庭に集まっていた。


聖矢「陛下、おはようございます。」


皇帝「聖矢さん、今日はよろしく頼むぞ。」


聖矢「はい。」


シルフィー「聖矢さん、お城に転移ですか?」


聖矢「うん、皇帝陛下を街中に転移させるわけにはいかないからね。」


シルフィー「わかりました。」


聖矢「準備は良いですか?」


皇帝「ああ。」


デリア女王「はい。」


ミリス皇女「はい、出来てますわ。」


シルフィー「転移、ガイアス城訓練場!」


魔法陣が全員を包み込み、ガイアス城へ転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ガイアス城訓練場では、ガイアス王と大臣が今か今かと待っていた。



王様「そろそろかな。」


大臣「そうですね。」


前方に魔法陣が現れ、聖矢達が現れる。


聖矢「王様に大臣さんまで。」


王様「そちらが、マナード皇帝一行だな。」


聖矢「はい、無事ガイアス城へお連れしました。」


聖矢達が脇に移動すると、ガイアス王がマナード皇帝に近寄る。


王様「マナード皇帝、ガイアス王国へようこそ。」


皇帝「お呼びいただきありがとうございます。」


デリア女王「妻のデリアと申します。」


ミリス皇女「ミリスと言います。」


王様「訃報はデマだったようで安心しました。」


皇帝「はい、聖矢さん達に助けて頂き、事件の解決にも助力頂き、助かりました。」



王様「それは良かった、会合は中だついてきてくれ。」


大臣「聖矢どのもついてきてくれ。」


聖矢「はい。」


王様に連れられ、会合場所に向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


会合の部屋に来ると、ゼラル公爵、エギル侯爵、ケルン伯爵、ナザル子爵、ダルク男爵が座っていた。


王様「待たせた。」


貴族達「いえ。」


王様「こちらが、マナード皇帝だ。」


皇帝「よろしく頼む。」


貴族達「はい。」


王様「デリア女王とミリス皇女と聖矢どの以外を、部屋に案内してくれ。」


兵士「わかりました。」


王様「聖矢どのはこちらへ。」


聖矢は、王様と皇帝の間に座らされる。


王様「でわ、始めるとしよう。」


大臣「この会合の目的ですが、マナード皇帝からの聖矢どのに対する爵位の授与の件です。」  


皇帝「今回、マナード帝国での皇帝の訃報は、ご存知の事と思います。」


エギル侯爵「ええ、その話は驚きました。」


皇帝「それは、大臣の陰謀でした。」


ナザル子爵「しかし、皇帝陛下はここにおられますよね?」


皇帝「ああ、大臣により、ダストの村の監獄に幽閉されていました。」


ダルク男爵「だが、聖矢どのに助けられたと。」


皇帝「はい、それと大臣の捕縛にも手を貸していただきました。」


ゼラル公爵「そこで、爵位を授与したいと?」


皇帝「はい。」


ケルン伯爵「しかし、2か国で爵位を持った話など聞いた事が。」


大臣「本来は、他国の者に与えないものですから。」


皇帝「我から言うのは変ではあるが、国家元首を助けてもらったのに、何もしないのは…。」


全員「うむ…。」


≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


5分程沈黙が続き。


ケルン伯爵「聖矢どののガイアス王国での爵位の理由は何でした?」


王様「それは、グラスの町の領主の捕縛の依頼を聖矢が達成したからだな。」


大臣「もう一つ、ダルクどのの娘を救った事も理由ですぞ。」


聖矢「そのお陰で、渡航許可がもらえたんですがら。」


王様「そうだったな。」


大臣「子爵位は、太陽の塔攻略後でしたな。」


聖矢「いつの間にか爵位が上がっていて驚きましたよ。」


王様「サプライズだったからな。」


聖矢「マリアさんが領主代理をしていたのも驚きました。」


王様「あれは、マリアが積極的に言っておったからな。」


ダルク男爵「お礼がしたいと、ずっと言っていたからな。」



ゼラル公爵「マナード皇帝は、聖矢どのに、どの爵位を与えるつもりなのだ?」


皇帝「取りあえずは、男爵を与えるつもりだが…。」


ゼラル公爵「ガイアス王国よりも高い爵位なら、反対だったが、男爵なら賛成だ。」


ケルン伯爵「私は、ガイアス王国と同じ子爵を与えるべきだと思うのだが。」


ナザル子爵「いきなりの子爵位は反感を買わないか?」


エギル侯爵「私は、両国とも伯爵位を与えても良いと思うが。」


ナザル子爵「格上げなんてもっと反感を呼ぶであろう。」


エギル侯爵「しかし、皇帝を助けた者を子爵では。」


ダルク男爵「まあまあ、聖矢さんはどうだ?」


聖矢「僕は、今のままでも…。」


ダルク男爵「上位貴族になれるのに。」


聖矢「そのへんの事はよくわからないので。」


大臣「聖矢どのは、この国を離れてしまう事はあるのか?」


聖矢「いえ、グラスの町の領主もあるので、ガイアス王国を離れる事は。」


大臣「それならば、両国が伯爵でも良いのでは?」


王様「マナード皇帝は、伯爵位を与える事はできるのか?」


皇帝「皇帝の権限で与えるのは可能です。」


王様「ならば、それで良かろう。」


ゼラル公爵「王がそう言われるのであれば。」


エギル侯爵「私も。」


ケルン伯爵「聖矢どのも上位貴族の仲間入りが。」


ナザル子爵「両国で上位貴族とは。」


ダルク男爵「出世しましたな。」


王様「では聖矢よ、お主は伯爵に昇格だ。」


聖矢「ははは…。」


皇帝「我も、ここで伯爵位を与えるとしよう。」


パチパチパチ!


全員から、拍手が送られた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


会合が行われている最中、デリア女王とミリス皇女の部屋では、買い物の話をしていた。


ナターシャ「女王陛下に皇女様は、何をお求めですか?」


デリア女王「そうですね、ドレスや化粧品や宝飾品を見てみたいですわね。」


ナターシャ「店せあると思いますが…。」


ミリス皇女「ナターシャさん、どうしたんですか?」


ナターシャ「私やシルフィーやフィオナは、王都の出身ではないんです。」


ミリス皇女「そうなのですか?」


シルフィー「私とナターシャと聖矢さんは、キリルの町から来たんです。」


フィオナ「私はエルネス精国から。」


デリア女王「まあ、そんな遠い所から!?」


ナターシャ「フィオナは、誘拐されて囚われているのを助けたんです。」


ミリス皇女「まあ、そうだったのですね!」


デリア女王「怖かったでしょう…。」


フィオナ「聖矢やシルフィーやナターシャやシンシアと旅ができて楽しいよ。」


ミリス皇女「それは良いですね。」


シンシア「ナターシャさん、王都の案内にマリアさんは?」


ナターシャ「マリアなら街の事知ってるわね。」


ミリス皇女「マリアさん?」


シルフィー「はい、王都で出会った、貴族の女性です。」


ナターシャ「今は、グラスの町の領主代理をしています。」


デリア女王「お忙しいのではないですか?」


ナターシャ「聖矢の代わりなので大丈夫ですよ。」


デリア女王「それなら、是非案内をお願いしたいですわ。」


シルフィー「でわ、明日にでもお願いしてみますね。」


2人「はい!」


こえして、会合の裏で、買い物の話が進んでいた。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


会合により、両国で伯爵になる事に。

次回は、女王と皇女のお買い物。



感想や評価を頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ