表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/178

第76話:錫杖の真実

ロンダの村へ戻った聖矢達。


メリラ「店はどうじゃった?」


ヘレン「片付けてきました。」


皇帝「これからはガイアス王国で暮らすのか?」


ヘレン「はい、聖矢さんの所で仕事をしながら、また店を開く準備をしていぎます。」


皇帝「そうか、頑張るのだぞ。」


ヘレン「はい!」


≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈


皇帝「聖矢さん。」


聖矢「はい、何でしょうか?」


皇帝「お主、監獄でツインドラゴンに変身しておったじやろ?」


聖矢「はい、加護をもらったので。」


皇帝「でわ、我を乗せて、帝都の城まで飛んてくれぬか?」


聖矢「えっと…。」


ライム「帝都にドラゴンが現れたら民は混乱するじゃろ?」


聖矢「はい。」


ライム「城に行けば、兵士達以外にも、大臣も出てくるかもしれん。」


聖矢「はい。」


皇帝「そこで我が登場すれば、皇帝が生きていると分かるじゃろ?」


聖矢「そして陛下の命令で大臣をって事ですか?」


皇帝「そうじゃ。」


聖矢「それって、僕がか攻撃されません?」


皇帝「されるな。」


ライム「されるじゃろう。」


聖矢「…。」


皇帝「嫌か?」


聖矢「正直に言えば、嫌ですね。」


皇帝「我もお主を巻き込みたくは無いのだが。」


ライム「この方法が最善策だと思うのじゃ。」


皇帝「協力してくれんか?」


シルフィー「矢や魔法は私達が守ります!」


聖矢「シルフィー…。」


ナターシャ「そうよ、旅をしてきたんだから。」


聖矢「ナターシャ…。」


フィオナ「私も守る。」


聖矢「フィオナ…。」


シンシア「私も。」


聖矢「みんな…。」


ライム「決まったかな?」


聖矢「はい、協力します。」


皇帝「よろしく頼む。」


こうして奪還方法が決まった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


次の日、聖矢達を村の皆が見送りに集まっていた。


ライム「気を付けるんじゃぞ。」


聖矢「はい。」


メリラ「ヘレンと待っておるぞ。」


聖矢「はい。」


ヘレン「皆さんのご無事を祈ってます。」


聖矢「はい。」


皇帝「でわ、聖矢さん。」


聖矢は頷く。


聖矢「召喚、ツインドラゴン!」


魔法陣からツインドラゴンが現れた。


ツインドラゴン「聖矢よ、何用だ?」


皇帝「召喚も使えるのか!?」


ツインドラゴン「何だ、新たな仲間が。」


聖矢「いえ、マナード皇帝陛下です…。」


ツインドラゴン「うむ、マナードの錫杖を持っておるからな。」


聖矢「マナードの城へ運んでほしいんだけど?」


ツインドラゴン「それは良いが、この人数はさすがに…。」


聖矢「僕もツインドラゴンに変身するので。」


ツインドラゴン「それならば。」


聖矢「変身、ツインドラゴン!」


聖矢は、みるみるうちきツインドラゴンに変化した。


ツインドラゴン「見事だな。」


聖矢ツインドラゴン「ありがとうございます。」


ツインドラゴン「ナターシャ、フィオナ、スライム達は、我の背中に乗るのだ。」


ナターシャとフィオナとスライム達は頷いた。



聖矢ツインドラゴン「陛下、シルフィー、シンシア、カロン、背中に。」


皇帝「うむ、頼んだぞ。」


シルフィーとシンシアとカロンは頷いた。


聖矢ツインドラゴン「でわ、行きましょう。」


ツインドラゴン「わかった。」


聖矢ツインドラゴンとツインドラゴンは、帝都マナードへ向け飛び立った。


ライム「儂らは待つとしよう。」


メリラ「そうじゃな。」


ヘレン「はい。」


3人は家に入って行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



ロンダの村を出発して1時間、帝都マナードが見えてきた。


ツインドラゴン「帝都が見えてきたぞ。」


シルフィー「もう近くなのですか!?」


ツインドラゴン「これくらいの距離は、一息だ。」


シルフィー「メリラさんと来た時は、2時間位でした。」


ツインドラゴン「竜人族ならそれくらいだろう。」


聖矢ツインドラゴン「このまま城へ。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


門が近づくと、兵士が慌ただしく動き出して。


兵士①「ド、ドラゴンだ!」


ザワザワ!



兵士①「城へ知らせるのだ!」


兵士②「はい!」


兵士②は馬で城へ向かう。


その上を聖矢達が飛んでいく。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


城下では、住民達が空を見上げざわついている。


聖矢ツインドラゴン「とても目立ってますが…。」


皇帝「仕方なかろう、帝都の上空を竜が飛んでいるのだからな。」


ツインドラゴン「城に着けば、もっと目立てるぞ。」


聖矢ツインドラゴン「別に、目立ちたくはないです…。」


住民が慌てて建物の中へ入るのを見ながら城へ近づく。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


マナード城、青い屋根に金の装飾がされた豪華な城。


ツインドラゴン「ここでいいのか?」


皇帝「暫く飛んでいてくれ。」


ツインドラゴン「うむ。」


聖矢ツインドラゴン「陛下、少し僕に任せてくれますか?」


皇帝「わかった。」


聖矢ツインドラゴン「我はツインドラゴン、この国の王を出すのだ。」


兵士の1人が城内に走っていく。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


城の中では、大臣が右往左往している。


兵士「大臣、ドラゴンが現れました!」


大臣「そんな事しっておるわ!」


兵士「ドラゴンが、王を出せと言ってます!」


大臣「王は居ないと言っておけ!」


兵士「しかし!」


大臣「さっさと追い返せ、攻撃しても構わん!」


兵士「は、はい!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


城内から兵士が戻ってきた。


兵士「王は不在です、お引き取りを。」


聖矢ツインドラゴン「でわ、大臣を出すのだ。」


兵士は再び城内へ走っていく。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


兵士「だ、大臣を呼んでます!?」


大臣「王は居ないと言ったんだよな?」


兵士「はい、そしたら大臣を出せと。」


カランカラン。


兵士「それは、皇帝の錫杖をどうされるのですか?」


大臣「王は居ないのだ、私が持っていてもいいだろう。」


兵士「しかし。」


大臣「そんな事より、早く追い返せ。」


大臣と兵士は、外へ向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


大臣と兵士が外へ出てきた。


大臣「私に何用だ?」


ツインドラゴン「その杖は何だ?」


大臣「皇帝の錫杖だ。」


聖矢ツインドラゴン「どうして皇帝でない者が持っている?」


大臣「それは、皇帝は不在だからだ。」


ツインドラゴン「皇帝の錫杖は、王族しか持てないはずだが。」


大臣「昔から錫杖は、これだけだ。」


ツインドラゴン「では、彼が持つ杖は何だ?」


聖矢ツインドラゴンとツインドラゴンは、地面に降りると、皇帝が下りる。


大臣「!?」


ザワザワ!


聖矢ツインドラゴン「彼は皇帝ではないのか?」


皇帝「大臣よ、我の顔を忘れたか?」


大臣「そんな顔は知らん、皇帝は死んだのだ!」


皇帝「世の顔を見てもしらを切るが。」


ツインドラゴン「その錫杖を掲げてみよ。」


大臣が錫杖を掲げる。


………。


しかし、何も起こらなかった。


皇帝が錫杖を掲げた。


ゴロゴロ!


城の上空に黒い雲が湧き出した。


皇帝「な、何じゃ!?」


ゴロゴロ、ピシャーン!


城の中央の屋根に雷が堕ちた。


ツインドラゴン「本物の錫杖は、王族が使うと、雷雲を呼べるのだ。」


兵士「へ、陛下!」


兵士達は、片膝をつく。


皇帝「大臣を拘束せよ!」


兵士「はい!」


兵士達は大臣を拘束する。


大臣「何をする、あんな者は偽物だ!」


大臣は暴れるが、兵士に羽交い締めにされる。


皇帝「地下牢へ連れて行け!」


兵士は大臣を地下牢へ連れて行く。


皇帝「聖矢さん、ありがとう。」


聖矢は、変身を解く。


聖矢「いえ、僕達は何も。」


ツインドラゴン「我は山へ帰るぞ。」


聖矢「ありがとう。」


ツインドラゴンは、山へ飛び去って行った。


皇帝「謁見の間へ来てくれ。」


全員「はい。」


皇帝と共に謁見の間へ向かった。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


皇帝の錫杖のチカラにより、大臣を捕え、皇帝は復帰した。

謁見の間に向かった聖矢達、皇帝から何を言われるのか。


感想や評価を頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ