第64話:ガイアス王立学院再び
次の日、聖矢達は、ガイアス王立学院にやって来た。
ケイン先生「皆さん、お久しぶりです。」
聖矢「ケイン先生、お久しぶりです。」
ケイン先生「暫く見ない間に、仲間が増えましたね。」
聖矢「マナードで出会いました。」
ケイン先生「初めまして、ここで学院長をしているケインです。」
シンシア「こちらこそ、初めまして、シンシアです。」
聖矢「ケイン先生、スモールラット達も中に入って良いですか?」
ケイン先生「ええ、聖矢さんのお仲間なので構いませんよ。」
ケイン先生に連れられ、学院の中に入って行った。
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学院長室へ招かれた、聖矢達。
ケイン先生「早速だが、学院に来た理由を聞いても良いかな?」
聖矢「次の目的地が、ダストの村で…。」
ケイン先生「囚人の村か…。」
聖矢「はい、ガイアスにも伝わっているんですね。」
ケイン先生「ああ、聖矢さん達は知らないんだね。」
全員「??」
ケイン先生「ダストの村は、ガイアス王国とマナード帝国の囚人の隔離の村なんだ。」
全員「!!」
ケイン先生「囚人達は隔離されてるから、村の人達は兵士の家族なんだけどね。」
聖矢「自由に出歩いてるのでは、ないのですね。」
ケイン先生「はい、一応安全なはずですよ。」
ナターシャ「一応なんですか?」
ケイン先生「犯罪者が潜伏に使ってると噂がありますので。」
聖矢「それ、危険じゃないですか!?」
ケイン先生「一般の人が来る村ではないので。」
全員「……。」
ケイン先生「学院への目的は、魔法の習得ですね。」
聖矢「はい。」
ケイン先生「どの様な魔法を習得されたいのですか?」
聖矢「他の人に見えなくなる魔法なんてありますか?」
ケイン先生「ありますよ。」
聖矢「習得には、どれくらいかかりますか?」
ケイン先生「そうですね、国家機密の魔法なので、王の許可がひつようですね。」
聖矢「国家機密なのですか!?」
ケイン先生「はい、その魔法が出回ると、スパイが容易に出来てしまうので。」
聖矢「確かに。」
ケイン先生「なので、王の許可を頂いて来てください。」
聖矢「はい。」
ケイン先生「手紙は出しておくので。」
聖矢「わかりました。」
ケイン先生「とこほで、そちらはゴールドスライムですよね?」
聖矢「はい。」
王女と王子が、シルフィーの後ろに隠れる。
シルフィー「あ、あの、2匹はまだ子供なので。」
ケイン先生「あぁ、すまない、初めて見たので、興奮してしまって。」
聖矢「文献でしかと言ってましたからね。」
ケイン先生「ごめんね、姿を少しだけ見せてくれないかな?」
シルフィー「ケイン先生は、大丈夫ですよ。」
ゴールドスライム王女「ホントに?」
シルフィー「はい。」
王女と王子は、ケイン先生の前に出てきた。
ケイン先生「本当に、金色のスライムなのですね。」
ゴールドスライム王女「うん。」
聖矢「ゴールドスライムは、スライムの王族なので、文献にしか無かったのだと思います。」
ケイン先生「なるほと、王族であるならば、滅多に会わないのも頷けますね。」
ゴールドスライム王子「何もしない?」
ケイン先生「何もしませんよ、王子様。」
ゴールドスライム王子「良かった。」
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聖矢「ケイン先生、姿を消す魔法は、一つだけなのですか?」
ケイン先生「2種類ありますよ。」
聖矢「どっちも、国家機密ですか?」
ケイン先生「はい。」
聖矢「てわ、2つとも許可をもらってきますね。」
ケイン先生「はい、お待ちしてますよ。」
聖矢達は、学院を後にした。
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街にやって来ると、聖矢達はバランの店にやって来た。
聖矢「バランさん、お久しぶりです。」
バラン「おぉ、貴方達は!」
聖矢「こっちに用があり、戻って来たので、寄ってみました。」
バラン「呼んでいただければ、ダルクさんの所へ行きましたのに。」
聖矢「いえ、ガイアス王立学院に行ってたので、その帰りだったので。」
バラン「そうでしたか、ようこそ、バラン鍛冶店へ。」
聖矢「スライムの防具って、作れますか?」
バラン「そちらの、スライムがつけている、兜ですね。」
聖矢「そうですね、兜を2つと冠が1つ、お願いします。」
バラン「素材はどうしますか?」
聖矢「ドラゴンの鱗で…。」
ナターシャ「聖矢、王女様のは、金にしない?」
聖矢「そうだな、女の子だし。」
バラン「決まりましたか?」
聖矢「兜は、ドラゴンの鱗をメインで金の装飾を、冠は、金をメインでドラゴンの鱗の装飾でお願いします。」
聖矢は、ドラゴンの鱗×40枚と金の延べ棒×2個を出した。
バラン「お任せください。」
聖矢「それでわ。」
バラン「はい。」
聖矢達は、バラン鍛冶店を後にして、サクロン邸に帰った。
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聖矢達が、サクロン邸に入ると、ダルクが待っていた。
ダルク「聖矢さん、明日、王と謁見をお願いできないでしょうか?」
聖矢「えっと、僕も王様に会う用事ができたので、明日行きますよ。」
ダルク「本当ですか、それは、タイミングが良かった。」
シルフィー「何かあったのですか?」
ダルク「明日、王から重大な事を、言われます。」
全員「重大な事?」
ダルク「私の口からは、とても言えません。」
ナターシャ「聖矢、何かしたんじゃないの?」
聖矢「えっ、ずっとナターシャ達と居たのに、何も出来ないし、してないよ!」
ダルク「あっ、えっと、そう言った話では無いです。」
聖矢「ふぅ、良かった。」
ナターシャ「あら、残念。」
聖矢「なっ!?」
シルフィー「もう、ナターシャったら。」
シンシア「クスッ。」
ダルク「まあ、重大ですが、安心して聞いてください。」
聖矢「は、はい。」
こうして、重大な事が何なのか、気になりながら眠りについた。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:1610
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
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読んでいただきありがとうございます。
国家機密の魔法、王様から許可をもらえるのか。
そして、重大な話とは!?
感想や評価を頂けると幸いです。