第61話:太陽の塔㉔
光に包まれる中。
セシリア「皆さん。」
聖矢「セシリア様?」
セシリア「目を開けても大丈夫ですよ。」
聖矢達が目を開けると、3人の女神が立っていた。
セシリア「皆さん、エレメントグリフォンの討伐、ご苦労様でした。」
アリシア「皆んな、頑張っだ。」
エミリア「魔封じの玉使わなかったね。」
聖矢「ゴールドスライム女王の魔法があったので。」
シンシア「聖矢さん、女神様と知り合いなのですか?」
聖矢「うん、理由は今度話すよ。」
シンシア「はい。」
エミリア「スライム達以外は、この前会ったね。」
聖矢「宝箱から出てくるとは思いませんでしたが…。」
エミリア「えへへ。」
聖矢「ところで、この空間に?」
セシリア「えっとですね。」
アリシア「加護と助言の為です。」
シルフィー「聞かれてはマズい話ですか?」
セシリア「そうなのよ、察しが良くて助かるわ。」
シンシア「でわ、助言から聞いても宜しいでしょうか?」
セシリア「はい、そのつもりです。」
アリシア「今、マナード皇帝の事件は知ってるよね?」
聖矢「はい、そのために廃村に避難してたので。」
セシリア「マナード皇帝は生きています。」
全員「えっ!?」
セシリア「マナード皇帝は幽閉されているのです。」
エミリア「誘拐される所は見てたんだけどね。」
セシリア「阻害魔法で隠れてしまって。」
聖矢「ては、皇帝の居場所は?」
セシリア「わかりません…。」
シルフィー「皇帝は決まったのですか?」
アリシア「まだですね。」
セシリア「通常なら、皇帝の娘さんが即位すると思いますが…。」
聖矢「即位されないんですか?」
セシリア「王女は、まだ6歳なんですよ。」
シンシア「では、代理が帝位に?」
セシリア「多分そうなりますね。」
ナターシャ「王国の人間なのでわからないですが、それって大丈夫なのですか?」
アリシア「あまり良くないですね…。」
聖矢「阻止する助言ですか?」
セシリア「いいえ、即位は当分先なので。」
聖矢「でわ、何の助言ですか?」
セシリア「即位が行われる前に、ダストの村へ行ってください。」
シルフィー「皇帝が居るのですか?」
セシリア「いえ、それは分からないですが、見つけるヒントが得られるかもしれません。」
聖矢「でわ、ダストの村へむかってみようか。」
全員が頷く。
セシリア「でわ、皆さんに加護を授けましょう。」
全員「はい!」
セシリア「聖矢さんには、風の加護を授けましょう。」
アリシア「シルフィーには、回復の加護を。」
エミリア「ナターシャには、速度の加護を授けるよ。」
セシリア「フィオナさんには、運の加護を。」
アリシア「シンシアには、火の加護を。」
シンシア「攻撃魔法使えますか?」
アリシア「使えるはずだよ。」
シンシア「嬉しいです。」
エミリア「カロンには、巨大化の加護を授けるね。」
カロン「大きくなれるの?」
エミリア「なれるよ、聖矢位の大きさにね。」
セシリア「スーラさんには、水の加護を授けましょう。」
スーラ「水魔法が使えるぞ!」
セシリア「女王と子供達には、力の加護を授けましょう。」
女王・王女・王子「ありがとうございます。」
セシリア「てわ、聖矢頼みましたよ。」
アリシア「旅の安全を。」
エミリア「皆んな、頑張ってね。」
全員「はい!」
再び光が包み込む。
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光が収まると、目の前に台座が現れていた。
聖矢「台座に女神像を置くのかな?」
ナターシャ「そうじゃない?」
全員が頷く。
聖矢「わかった。」
聖矢は、女神像を台座に乗せると、台座が回り出す。
聖矢「何だ!?」
台座が何度か回ると、女神像の下から引き出しが現れた。
聖矢「開けるよ?」
引き出しを開けると、中には鍵が入っていた。
ナターシャ「鍵ね。」
聖矢「宝箱の鍵かな。」
フィオナ「開けて良い?」
聖矢「良いよ。」
フィオナに鍵を渡す。
カチャカチャ!
ガチャ!
フィオナ「開いたよ。」
フィオナが宝箱を開けると、中には鎧が入っていた。
聖矢「検査!」
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勇者の鎧
女神に授けられた、伝説の鎧。
戦闘中、常にヒールがかかる。
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聖矢「勇者の鎧だって。」
ナターシャ「剣と鎧、2つ目だね。」
聖矢「ああ、後は盾と兜だな。」
シルフィー「次は、ダストの村ですね。」
聖矢「マナード皇帝が、居れば解決なんだけどな。」
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ゴールドスライム女王「皆さん、子供達を、お願いできますか?」
聖矢「危険な場所には連れて行けませんが、良いですか?」
ゴールドスライム女王「はい、それで構いません。」
聖矢「皆んな、良いかな?」
ナターシャ「聖矢が良いなら。」
全員が頷く。
聖矢「女王様、子供達をお預かりします。」
ゴールドスライム女王「子供達、頑張るのですよ。」
ゴールドスライム王女「うん、ママ。」
ゴールドスライム王子「行ってくるね。」
ゴールドスライム女王は、スライムの国へ転移して行った。
聖矢「じゃあ、塔の入口へ行こう。」
シルフィー「転移!」
塔の入り口へ転移した。
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塔の前に転移した聖矢達は、中に入る。
受付「あなた方は!」
聖矢「エレメントグリフォンを倒してきました。」
おぉー…!
受付「ほ、本当ですか!?」
聖矢「はい。」
聖矢は、虹色の羽を渡す。
受付「か、確認してきます。」
受付は、羽を持ち、奥に入って行く。
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5分程して、戻って来ると。
受付「本物だと確認が出来ました、おめでとうございます。」
聖矢は、羽を返されると袋に戻した。
受付「出発された時より、人数が増えていますね。」
聖矢「はい、ダメでしたか?」
受付「いえ、大丈夫です。」
聖矢「あと、頼まれていた地図です。」
聖矢は、各階の地図を渡す。
受付「ありがとうございます。」
聖矢「5階より上は、とても危険です。」
受付「わかりました、ギルドで検討したいと思います。」
聖矢「でわ。」
受付「ありがとうございました、これからの旅、女神様の祝福があらんことを。」
聖矢達は、塔を後にした。
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今回の報酬
勇者の鎧
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:1610
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
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読んでいただきありがとうございます。
女神から、マナード皇帝の生存と幽閉を知らされる。
そして、ダストの村へと助言を受ける。
聖矢達は、新しい仲間を連れて行く。
感想や評価を頂けると幸いです。




