第56話:太陽の塔⑲
9つ目の部屋にやって来た。
スーラ「右に乗ったらダメスラ。」
聖矢「入口に戻っちゃうんだっけ?」
スーラ「そう、戻れない事もないけどスラ。」
ナターシャ「戻れるの?」
スーラ「一応、2通りあるスラ。」
シンシア「1つは?」
スーラ「もう一度、同じ道を通って来るスラ。」
聖矢「同じ戦いを繰り返す訳か…。」
スーラ「まあ、宝箱に寄る必要はないけどスラ。」
ナターシャ「あと1つは?」
スーラ「転移結晶を使って、戻るスラ。」
聖矢「転移結晶なら持ってるよ。」
聖矢は転移結晶を袋から取り出し、スーラに渡す。
スーラ「確かに転移結晶スラ。」
ナターシャ「もっと、早くに知ってたら、初めから、ここに来れたのに…。」
スーラ「そうしたら、僕には会ってないスラ。」
聖矢「確かに苦労はしなかったけど、スーラには会えなかったな。」
シンシア「苦労したから、ここまで無事なのです。」
ナターシャ「スーラには助けられてるわね。」
スーラ「そ、そうかスラ?」
スーラは体が赤くなった。
フィオナ「スーラが赤くなった!」
聖矢「照れると体が赤くなるんだな。」
ナターシャ「別のスライムになった感じね。」
スーラ「だから困るんだスラ。」
シルフィー「困るの?」
スーラ「上位種に間違われるんだスラ。」
ナターシャ「強いと思われた方が、戦いを避けられるわよ?」
スーラ「ここの階は、僕より強いのばかりだから、雑魚扱いの方が、戦わなくて良いスラ。」
ナターシャ「そんなものなのかな…。」
聖矢達は左上の魔法陣に乗り転移した。
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5つ目の宝箱の部屋にやって来た。
聖矢「ここにはモンスターは居ないのか。」
スーラ「居ないスラ。」
聖矢「じゃあ、宝箱を空けるか。」
ナターシャ「私が開けていい?」
聖矢「良いよ。」
スーラ「宝箱は調べた方が良いスラ。」
聖矢「検査!」
宝箱は青くひかっている。
聖矢「開けて大丈夫だよ。」
ナターシャ「安全なのね。」
ナターシャが、宝箱を開けると、オリハルコンの延べ棒が8本入っていた。
ナターシャ「延べ棒ね。」
聖矢はナターシャから、延べ棒を1本受け取る。
聖矢「検査!」
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オリハルコンの延べ棒
ミスリルより硬い鉱物。
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聖矢「オリハルコンだって。」
ナターシャ「良い鉱物じゃない!」
スーラ「オリハルコンを扱える鍛冶屋は居るスラ?」
ナターシャ「鍛冶屋の知り合いなら居るわよ。」
スーラ「熟練の鍛冶師でないと扱えないスラ。」
シルフィー「バランさんは打てるのでしょうか?」
聖矢「さあ、聞いてみないと。」
聖矢は取り敢えず、オリハルコンを袋に入れた。
スーラ「左の魔法陣に乗れば、最後の部屋スラ。」
聖矢「そこに、6つ目の宝箱が。」
スーラ「そこへ階段だけスラ。」
シンシア「最後の宝箱はどこですの?」
スーラ「最後の部屋から行けるスラ。」
シンシア「そう。」
聖矢達は、魔法陣に乗り転移した。
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今回の報酬
オリハルコンの延べ棒×8
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名前:光野聖矢
Lv:43
(経験値:826745 )
体力:1300
攻撃:350
防御:290
魔力:340
速度:280
幸運:190
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.43
シルフィー:lv.43
ナターシャlv.48
フィオナ:lv.42
シンシア:lv.49
カロン:lv.38
スーラ:lv.45
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読んでいただきありがとうございます。
オリハルコンを手に入れた聖矢達。
扱える鍛冶師は居るのだろうか。
感想や評価を頂けると幸いです。




