第50話:太陽の塔⑬
再び前の地点へ来た聖矢達は、次に右側の道を出発した。
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シンシア「ずっと、くねくね動いてるので、蛇みたいですね。」
聖矢「確かに蛇みたいだね。」
ナターシャ「同じ橋を逆に渡ったりとか、ややこしいけどね。」
聖矢「僕も驚きなんだよ、現実にアミダクジを歩くなんて…。」
フィオナ私は、面白かったよ。」
聖矢「面白かったか。」
シルフィー「アミダクジで、順番を決めるのに驚きました。」
聖矢「多人数でジャンケンだと、なかなか決まらないからね。」
ナターシャ「じゃあ、聖矢はお嫁さんもアミダクジできめちゃうのかな!?」
聖矢「なっ!?」
シルフィー「聖矢さん、そうなのですか!?」
聖矢「ちょ、ちょっと、そんな事…。」
ナターシャ「じゃあ、私とシルフィーとフィオナとシンシアだと、誰にするのよ?」
シンシア「私!?」
フィオナ「私も入ってる」
聖矢「4人の中からって…。」
ナターシャ「私達じゃ不満?」
聖矢「いやいや、そんな事は…。」
ナターシャ「じゃあ、誰?」
4人から視線を浴びる。
聖矢「今すぐなんて、無理だよー!」
聖矢は顔を赤らめ、先へ走って逃げた。
4人「聖矢!」
シルフィー「ナターシャ、何でそんな話をしたの?」
ナターシャ「いやー、答えてくれるかと思ったのよ。」
シンシア「どうして私も入ってるんですか?」
ナターシャ「せっかくだから、フィオナとシンシアもって…。」
シンシア「私とフィオナはついでですか…?」
ナターシャ「ご、ごめんなさい…。」
ナターシャは、3人から、怒られるのであった。
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4本目の道までバランしった聖矢。
聖矢「ナターシャ、アミダクジから何でこんな話に…。」
カロン「まあ、男は聖矢1人だから。」
聖矢「カロン、連いて来てたのか。」
カロン「いきなり走って驚いたけどね。」
聖矢「ごめん、恥ずかしくなって…。」
カロン「まあ、あっちはナターシャが起こられてるかもね。」
聖矢「でも、4人のなかか…。」
カロン「気にはしてたの?」
聖矢「ま、まあ、4人とも可愛くて綺麗だから…。」
カロン「まあ、ここで1人にって言っちゃうと、フラグ立ちそうだしね。」
聖矢「それは避けるべきかな。」
暫くすると、ナターシャが申し訳無さそうな顔で追ってきた。
ナターシャ「聖矢、ごめんなさい…。」
シンシア「聖矢さん、悪気は亡かったみたいなの、だから許してあげて。」
シルフィー「私からも…。」
聖矢「うん、わかった。」
全員が揃い、宝箱へ到着する。
聖矢「これが最後の宝箱だな。」
シルフィー「良い物だといいですね。」
聖矢「そうだね、検査!」
宝箱は虹色に皓った。
ナターシャ「虹色ね。」
シンシア「難でしょうか?」
フィオナ「聖矢、開けて。」
聖矢「えっ、墨が?」
4人は頷く。
聖矢「仕方ないなぁ…。」
ズルズル…。
4人は少し遠くに離れる。
聖矢「なっ、何で離れるんだよ。」
ナターシャ「モンスターだったら…。」
シルフィー「うんうん。」
フィオナ「ナターシャが引っ張ったから…。」
シンシア「よ、用心です!」
ナターシャ「そ、そうよ用心よ!」
聖矢「僕は何が起こっても良いのかよ…。」
ナターシャ「お、男なんだから。」
聖矢「男だからなの!?」
シンシアが片目を閉じ、手を合わせる。
聖矢「わかったよ…、7階ではアミダクジな。」
聖矢は、一つ溜め息を吐くと、宝箱の鍵を開けた。
ギギギギッ!
???「パンパカパーン!」
全員「!!?」
エミリア「エミリアでーす!」
4人「!?」
聖矢「エミリア様!?」
エミリア「聖矢くん、お久ー!」
シンシア「えっ、女神様!?」
エミリア「そうだよ、シンシアはお初だよね。」
聖矢「3女神のエミリア様です…。」
シンシアは膝を付き頭を下げる。
シンシア「エミリア様。」
エミリア「シンシア、頭を上げて、用事があって、宝箱に隠れてただけだから。」
聖矢「隠れなくていいですよ…。」
エミリア「相変わらず、聖矢くんは冷静ね。」
シルフィー「エミリア様、ご用事とは何てすか?」
エミリア「8階に珍しいモンスター置いといたから、倒してね。」
全員「!?」
聖矢「何故あえてモンスターを!?」
エミリア「10階のエレメントグリフォンに慣れるためだよー!」
聖矢「珍しいモンスターって、嫌な予感しかしないんですけど…。」
エミリア「大丈夫、大丈夫、強くはないから。」
聖矢「わかりました…。」
エミリア「頑張ってねー!」
エミリアは消えて行った。
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残すは対岸となり、歩き出す聖矢達。
シンシア「女神様とは、お知り合いなのですか?」
シルフィー「私とナターシャは、月の塔でお会いしましたよ。」
ナターシャ「聖矢はその前からみたいだけどね。」
シンシア「そうなのですか…。」
聖矢「多分、頂上で会うんじゃないかな。」
シンシア「そうなんですか?」
聖矢「うん。」
シルフィー「珍しいモンスターって何でしょう?」
シンシア「マナードで、珍しいモンスターって言ったら、ゴールドスライムですね。」
聖矢「エミリア様、ゴールドスライムを置いたのか…。」
ナターシャ「でも、強くないって言ってたわよ。」
シンシア「でわ、メタルスライムでしょうか?」
聖矢「珍しいの?」
シンシア「なかなか遭えませんが、ゴールドスライム程でわ。」
聖矢「じゃあ、そのどちらかかな。」
シンシア「ですかね。」
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話ながら、6本目の道の先、対岸へやってきた。
聖矢「さあ、7階にはどんな仕掛けがあるか。」
カロン「きっと大丈夫だよ。」
シルフィー「全員で頑張りましょう。」
全員が頷き、7階への階段を上がって行った。
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今回の報酬
特になし
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名前:光野聖矢
Lv:38
(経験値:626745 )
体力:980
攻撃:220
防御:174
魔力:196
速度:128
幸運:114
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.38
シルフィー:lv.38.
ナターシャlv.47
フィオナ:lv.37
シンシア:lv.48
カロン:lv.33
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読んでいただきありがとうございます。
突然のお嫁さんは誰にするのか騒動。
そして、エミリアの言う珍しいMONSTERとは。
感想や評価を頂けると幸いです。