第45話:太陽の塔⑧
ドラゴンゾンビを倒し、6階へ上がって来た5人。
聖矢「不思議な場所だね。」
ナターシャ「この、橋を渡って行くみたいね。」
シルフィー「看板がありますよ。」
5人は看板を見た。
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1.この橋を戻るべからず。
2.この橋を直進してはならない。
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聖矢「真っ直ぐ進むとダメみたいだな。」
ナターシャ「橋は向こうまで続いてるのに?」
聖矢「曲がれって事かな。」
シルフィー「足元の魔法陣も気になりますね。」
聖矢「取り敢えず、進んでみよう。」
5人は魔法陣を気にしながらも、橋を渡り出した。
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1つ目の交点に来ると。
聖矢「ここを直進するとダメなんだよね。」
シルフィー「はい、看板には書いてました。」
ナターシャ「試したらダメ?」
シンシア「橋が落ちる罠かもしれませんよ。」
聖矢「確かに…。」
ナターシャ「ウイングチャージで強化しても?」
聖矢「んー、どうだろ…。」
シルフィー「ナターシャ、そんなに試してみたいの?」
ナターシャ「対岸へ行けたらラッキーかなって。」
聖矢「じゃあ、こっちはスタートに戻るよ、落ちたら嫌だし…。」
ナターシャは頷いた。
聖矢はウイングチャージをかける。
全員の速度があがった。
ナターシャ「じゃあ、行って来る。」
ナターシャは、返事を待たずに勢い良く飛び出した。
ビューン!
しかし、橋が赤くなり、5人に魔法陣が現れる。
5人「!!」
全員に重力魔法がかかり、動けなくなった。
ナターシャ「う、動けないわ…。」
そして、5人はスタート地点に戻された。
橋は元の色にもどっだ。
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聖矢「スタート地点か。」
シルフィー「やはり、看板の通りに進まないといけないみたいですね。」
聖矢「だね。」
シンシア「地図を残しますか?」
聖矢「層だね。」
聖矢は白紙の紙を取り出すと、薄い線を格子状に書いていく。
シンシア「線を書いて何をされているのですか?」
聖矢「5歩歩くと、セルを1つ塗り潰す、それを続けていけば、地図が出来上がるよ。」
シンシア「なるほど。」
聖矢「シンシアの歩数で書いていって。」
シンシア「わかりました。」
聖矢はシンシアに紙を渡した。
聖矢「頼んだよ。」
シンシア「はい!」
5人は再びスタート地点を種っぱした。
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5人は、1つ目の交点にやって来た。
シンシア「110…120…。」
シンシアは地図に書き込む。
聖矢「シンシア、塗り潰せてる?」
シンシア「はい、大丈夫だと思います。」
聖矢「次は隣の道だと思う。」
シンシア「はい。」
5人は隣の道を進むと、2つ目の交点に差し掛かる。
聖矢「これはアミダクジだな。」
ナターシャ「アミダクジ?」
聖矢「ああ、対岸に着いたら説明するよ。」
ナターシャ「うん。」
聖矢「シンシア、地図見せて。」
シンシア「はい。」
シンシアは聖矢に地図を渡す。
聖矢「2本目の道は、スタート地点の岸と繋いでと。」
シンシア「歩いてないですが良いのですか?」
聖矢「うん、途中で繋がる道もあるだろうけどね。」
シンシア「はい。」
聖矢はシンシアに地図を返すと、3本目の道を進む。
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3つ目の交点に来た5人。
聖矢「岸が見えてるのに、曲がらないといけないのか…。」
ナターシャ「モンスターは出て来ないわね。」
聖矢「看板の条件で戻れないから出て来ないのかも。」
シルフィー「じゃあ、岸に着いたら…。」
聖矢「出るのかもね…。」
4人「…。」
聖矢「岸は自由だって事だね。」
フィオナ「モンスター強いかな…。」
聖矢「強いのも居るかもね。」
ナターシャ「ゴールドスライムは、何階に居るのかな。」
シンシア「ゴールドスライムですか?」
聖矢「ガイアスに居るときに、聞いたので、会ってみたいなって。」
シンシア「ゴールドスライムは、スライムの王なので、会えないかと…。」
聖矢「そうなの?」
シルフィー「記録は残ってるらしいので、会えると思ってました。」
シンシア「迷い込んだんですかね。」
聖矢「期待しないで探してみるか。」
4人は頷いた。
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4本目の道を進むと、岸へ辿り着いた。
聖矢「魔法陣が。」
ナターシャ「宝箱もあるよ。」
シルフィー「モンスター出てきましたね。」
フレアクラウド2体、ハーピィ3体が現れた。
‡ バトルスタート ‡
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フレアクラウドA:760/760
フレアクラウドB:760/760
ハーピィA:940/940
ハーピィB:940/940
ハーピィC:940/940
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聖矢:980/980
シルフィー:980/980
ナターシャ:1540/1540
フィオナ:930/930
シンシア:1610/1610
カロン:780/780
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カロンはフレアコートをかける。
全員の火属性があがった。
聖矢はアイシクルストームをかける。
フレアクラウド全体に500のダメージ。
ハーピィ全体に400のダメージ。
ナターシャはアイシクルジャベリンをかける。
フレアクラウドAに800のダメージ。
シルフィーはファイヤージャベリンをかける。
ハーピィAに600のダメージ。
フィオナはホーリーストームをかける。
フレアクラウドBに450のダメージ。
ハーピィ全体に500のダメージ。
シンシアはホーリープロテクションをかける。
全員の防御力があがった。
ハーピィBはウインドカッターをかける。
聖矢に400のダメージ。
ハーピィCはナターシャを物理攻撃。
ナターシャに300のダメージ。
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フレアクラウドA・B:0/760
ハーピィA:0/940
ハーピィB:40/940
ハーピィC:40/940
∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧
聖矢:580/980
シルフィー:980/980
ナターシャ:1240/1540
フィオナ:930/930
シンシア:1610/1610
カロン:780/780
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カロンはハイヒールをかける。
ナターシャの体力が全回した。
シンシアはヒールをかける。
聖矢の体力が全回した。
聖矢はファイヤーストームをかける。
ハーピィ全体に500のダメージ。
‡ バトルエンド ‡
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フレアクラウドA・B:0/760
ハーピィA・B・C:0/940
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聖矢「ハーピィが出てきたね。」
ナターシャ「まあ、床が少ないもんね。」
カロン「ドラゴンも飛ぶのかな。」
聖矢「翼があるから飛ぶんじゃないかな。」
ナターシャ「さあ、宝箱開けようよ。」
4人は頷く。
聖矢「検査!」
宝箱は青く光っている。
聖矢「開けて大丈夫だよ。」
ナターシャは宝箱を開けた。
聖矢「何が入っでた?」
ナターシャ「何かね、青い結晶が6個入ってるよ。」
聖矢は1個受け取ると。
聖矢「検査!」
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転移結晶
魔法陣を移動するための結晶。
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聖矢「だって。」
ナターシャ「じゃあ、1人1個だね。」
ナターシャは結晶を配る。
聖矢「シンシア、ここまで何歩だった?」
シンシア「約520歩で、道だけの歩数は、約400歩ですね。」
聖矢「まあまあの歩数だな。」
ナターシャ「聖矢、アミダクジって何?」
聖矢「ああ、説明するって言ってたな。」
聖矢は紙を取り出すと、6本の線を引いた。
聖矢「6本の線の間に2本ずつ横線を引いてみて。」
……。
全員が、それぞれ2本ずつ横線を引いた。
聖矢「じゃあ、こっちに歩く順番を書いて。」
聖矢は線の片方に1〜6の数字を書いて隠すように折りたたむ。
聖矢「そして、反対際にそれぞれ名前を書く。」
ナターシャ「どこでも良いの?」
聖矢「良いよ。」
6人が好きな所に名前を書いた。
聖矢「書き終わったね。」
聖矢は折りたたんだ部分を踊る。開く。
聖矢「それで、看板に書いてあったように、交点で曲がりながら、赤い線を引くんだ。」
ナターシャ「ふーん…。」
聖矢「じゃあ、ナターシャは何番目を歩くのかな。」
聖矢は、ナターシャから、赤線を引いていく。
聖矢「ナターシャは2番目だね。」
フィオナ「私、やってみたい。」
聖矢は頷いてペンを渡す。
キュッ、キュッ、キュッ!
聖矢「フィオナは1番だね。」
ナターシャ「フィオナに着いていくね。」
フィオナ「うん!」
こうして、3番シンシア、4番カロン、5番シルフィー、6番聖矢となった。
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今回の報酬
ハーピィの爪×4
羽毛×8
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名前:光野聖矢
Lv:38
(経験値:626745 )
体力:980
攻撃:220
防御:174
魔力:196
速度:128
幸運:114
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.38
シルフィー:lv.38.
ナターシャlv.47
フィオナ:lv.37
シンシア:lv.48
カロン:lv.33
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読んでいただきありがとうございます。
新モンスター『ハーピィ』登場。
そして、転移結晶の使い道とは。
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