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第36話:帝都の様子

暗黒騎士デュラハンを倒した5人が村に帰ってきた。


ライム「森はどうじゃつた?」


聖矢「暗黒騎士デュラハンと遭遇しました。」


ライム「戦いになったみたいじゃの。」


聖矢「はい、ベルギオスの復活を企んでいたので。」


メリラ「激しい戦いじゃったのかの。」


聖矢「はい、ザイルさんが居なかったら。」


ザイル「いえ、聖矢さんの召喚のお陰ですよ。」


ナターシャ「ツインドラゴンさんが居なければ、負けてたかも。」


メリラ「あの影はツインドラゴンじゃったか。」


アズール「ドラゴンなんて、従えているんですか!?」


聖矢「いやいや、従えてはないですよ、仲良くなっただけです。」


アズール「いやいや、ドラゴンと仲良くってできませんよ!?」


ライム「まあ、普通はできんな。」


聖矢「そうなんですか?」


聖矢以外、全員が頷く。


聖矢「皆まで…。」


シルフィー「でも、仲良くなったのは確かですから。」


ナターシャ「終わり良ければ良いのよ。」


メリラ「まあ、お疲れ様、取り敢えず帰ろう。」


4人「はい!」


4人とカロンは、その日はぐっすり眠った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


次の日、メリラが帝都を見て来るとの事で、見送りに出る。


メリラ「じゃあ、見て来るよ。」


ライム「気を付けてな。」


シルフィー「お気を付けて。」


メリラは、羽を広げると、帝都マナードへ向けて飛び立った。


ザイル「メリラさんは、竜人族だったのですね。」


聖矢「あっ、ザイルさん。」


ライム「見てしまったかの。」


ザイル「はい、見てしまいました。」


ライム「見た事は、黙ってくれるとありがたいのぉ。」


ザイルは頷く。


ザイル「バがルグ魔国の民は、偏見を受けやすいですからね。」


ライム「ありがとう。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


帝都マナードにやって来たメリラは、上空から観察する。



メリラ「大分落ち着いてはきとるが、まだ新しい皇帝は決まってないみたいじゃの。」


メリラは、教会の裏に降り立つと、街を見て回る。


メリラ「魚屋さん、街はどうじゃ?」


魚屋「おお、メリラの婆さん、帰って来てたのか。」


メリラは首を振る。


メリラ「様子を見に戻っただけじゃ。」


魚屋「そうかい、街は犯人探しで、バタバタしてるさ。」


メリラ「皇帝は決まりそうか?」


魚屋「いや、貴族の中に、犯人が居るかもと、話し合いすらしておらんさ。」


メリラ「こりゃ、まだまだ帰れそうに無いな…。」


メリラは、手を振り、魚屋を後にした。


魚屋「また来てくれよな。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


メリラは、再び教会裏から飛び立つと、日没頃に帰って来た。


5人「おかえりやさい。」


メリラ「ただいま。」


ライム「帝都はどうじゃった?」


メリラ「半月経っても、バタバタしとったよ。」


ライム「皇帝も決まっておらんのか?」


メリラは頷く。


メリラ「貴族連中に犯人が居るかもと、全く話にもなってなかったわい。」


ライム「戻るには、まだ無理そうだの。」


聖矢「そうですか…。」


メリラ「聖矢さんは、帝都に何をしに行くんじゃ?」


聖矢「太陽の塔に登る事と、皇帝に謁見をして、スノーム王国への渡航許可と、ドワーフの居場所を聞こうかと。」


ライム「謁見は難しそうじゃの。」


聖矢「ですよ…。」


メリラ「太陽の塔なら、行けるかもしれんぞ。」


聖矢「本当ですか!?」


メリラ「私が運べば何とかな。」


シルフィー「えっ、メリラさんが!?」


メリラ「ああ、私が運ぼう。」


聖矢「4人を運べるんですか!?」


メリラ「それは無理じゃ。」


聖矢「でわ?」


メリラ「てんいは使えるんじゃろ?」


シルフィー「私しか使えません…。」


メリラ「それじゃあ、シルフィーさんを運べば、転移使えるじゃろ?」


聖矢「なるほど。」


ナターシャ「しかし、太陽の塔に普通に入れるのですか?」


ライム「それば大丈夫じゃ。」


メリラ「太陽の塔は、入塔料さえ払えば入れる。」


聖矢「観光地なんですか?」


ライム「いや、ダンジョンじゃよ。」


ナターシャ「どうして?」


ライム「最上階にエレメントグリフォンが居るからですじゃ。」


ナターシャ「エレメントグリフォンって、ケイン先生が言ってたよね。」


聖矢「うん、とても厄介だって。」


ライム「何人も挑んだが、戻ってくる者は居なくてな。」


メリラ「だから、無闇矢鱈に行かないようにと入塔料を取るのじゃ。」


聖矢「なるほど。」


ライム「挑戦は良いが、無理は禁物だぞ。」


4人「はい!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


翌朝、メリラに連れられ太陽の塔へ向かったシルフィー。


メリラ「シルフィーさんや、空の旅はどうじゃ。」


シルフィーが目を開けると、広大な自然が見える。


シルフィー「すごいです!」


メリラ「そうじゃろう、この広い世界で、色々な種族が生きておるんじゃ。」


シルフィー「遠くに見えるのが、帝都マナードですか?」


メリラ「そうじゃ、太陽の塔はザネルの町じゃがな。」


シルフィー「帝都マナードから北東の町ですよね。」


メリラ「少し、スピードを上げるぞ。」


シルフィー「はい!」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


飛ぶ事、3時間が経った頃。


メリラ「ザネルの町が見えてきたぞ。」


目の前に、町の中央に高くそびえる塔が見えてきた。


シルフィー「あの塔が、太陽の塔ですか?」


メリラ「そうじゃ、10階建てのダンジョンじゃ。」


シルフィー「月の塔は7階建てだったけど。」


メリラ「町の入口に降りるぞ。」


シルフィーが頷くと、ゆっくりと、地上に着地した。


メリラ「ここに転移すれば、誰にも不審がられずに来れるぞ。」


シルフィー「ありがとうございます!」


メリラ「じゃあ、ロンダの村へ帰ろうかの。」


シルフィーは頷いた。


シルフィー「転移、ロンダの村!」


2人は転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


2人「ただいま。」


4人「おかえり。」


聖矢「太陽の塔には行けそう?」


シルフィー「町に入れば。」


聖矢「わかった。」


ライム「しっかり、準備して出発するのだそ。」


4人「はい!」


4人は、半月をかけて、準備を整えた。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:30

(経験値:326745 )


体力:690


攻撃:180


防御:130


魔力:140


速度:100


幸運:90


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○✕○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.30

シルフィー:lv.30

ナターシャlv.41

フィオナ:lv.30

カロン:lv.25


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


帝都マナードは、犯人探しにバタバタしていて、入る事が困難と判断した4人。

先に、太陽の塔に行く事に決めたが、最上階のエレメントグリフォンの強さは…。


感想や評価を頂けると幸いです。

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