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第34話:虹蜂と森の異変

避難生活を始めて半月が過ぎた頃。

森の中、黒い影が…。


???「魔王様…。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


聖矢「ザイルさん、薪集めに行きませんか?」


ザイル「聖矢さん、ごめんなさい、娘が風邪をひいたみたいで…。」


聖矢「そうですか、じゃあ4人で行ってきます。」


ザイル「お願いじます。」


4人は、森に向け出発した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ナターシャ「4人で行動なんて久々だよね。」


聖矢「そうだな、ザイルさんとの行動ばかりだったからね。」


カロン「僕も居るんだけど…。」


聖矢「そ、そえだな、ハハハ…。」


シルフィー「エリアちゃん、大丈夫かな?」


聖矢「まあ、風邪みたいだし。」


ナターシャ「聖矢は、風邪薬とかは作れないの?」


聖矢「調剤の加護を使えば。」


ナターシャ「じゃあ、エリアちゃんに作って帰ろうよ。」


聖矢「まあ、薪を集めてからやってみるか。」


4人は、離れ過ぎない程度に、薪を集めていく。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


薪を集めて、2時間程が過ぎ。


聖矢「まあまあ集まったな。」


ナターシャ「前回より多いわね。」


聖矢「1週間はもつかな。」


フィオナ「薬草も集めたよ。」


聖矢「じゃあ、作ってみるか。」


聖矢は、擂り鉢を取り出し、薬草と焼きトカゲの尻尾を擦り潰す。


聖矢「これを水と混ぜれば良いんだけど…。」


ナターシャ「もう出来たの?」


ナターシャは、一口飲んでみた。


ナターシャ「何これ、とても苦いじゃない!」


聖矢「そうなんだよね…。」


ナターシャ「こんな苦いの、私も全部飲めないわよ。」


聖矢「何か良い方法ないかな。」


シルフィー「お砂糖は入れたら駄目なのですか?」


聖矢「入れる物によっては、効果が失われるかもしれないんだよね…。」


カロン「自然の物なら良いんじや?」


聖矢「例えば?」


カロン「果汁とか、甘いですよ。」


聖矢「果物か…。」


ナターシャ「蜂蜜とかはダメなの?」


聖矢「蜂蜜なんてあるの?」


シルフィー「ありすよ、この国に有るかはわかりませんが。」


カロン「召喚してみては?」


聖矢「どんなモンスター?」


ナターシャ「虹蜂って言って、群れで現れると、危険かな。」


カロン「召喚は1体だから大丈夫だよ。」


聖矢「本当に?」


ナターシャ「まあ、1体だけならね。」


聖矢は頷く。


聖矢「召喚、虹蜂!」


魔法陣から、煙が現れ、中から虹色の羽を持つ虹蜂が現れた。


 ‡   バトルスタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


虹蜂:420/420


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:600/600

シルフィー:600/600

ナターシャ:980/980

フィオナ:600/600

カロン:300/300


ーーーーーーーーーーーーーーー


カロンはホーリープロテクションをかける。

全員の防御力があがった。


聖矢は虹蜂を物理攻撃。

しかし攻撃は交わされた。


ナターシャはウインドアローをかける。

しかし攻撃は交わされた。


シルフィーはファイヤーストームをかける。

虹蜂に80のダメージ。


フィオナはファイヤージャベリンをかける。

しかし攻撃は交わされた。


虹蜂は聖矢を物理攻撃。

聖矢は240のダメージ。

聖矢は毒状態になった。


ーーーーーーーーーーーーーーー


虹蜂:340/420


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:360/600毒

シルフィー:600/600

ナターシャ:980/980

フィオナ:600/600

カロン:300/300


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢「うっ!」 


ナターシャ「聖矢!」


聖矢「速すぎる。」


カロン「虹蜂の速さは、モンスター界でも、1・2を誇るからね。」


聖矢「なんとしても倒そう。」


全員が頷く。


カロンはウイングチャージをかける。

全員の速度があがった。


聖矢はファイヤーアローをかける。

虹蜂に20のダメージ。

聖矢は毒により30のダメージ。


ナターシャはファイヤージャベリンをかける。

虹蜂に70のダメージ。


シルフィーはファイヤーストームをかける。

虹蜂に80のダメージ。


フィオナはファイヤージャベリンをかける。

虹蜂に50のダメージ。


虹蜂はフィオナを物理攻撃。

フィオナに280のダメージ。

フィオナは麻痺状態になった。


ーーーーーーーーーーーーーーー


虹蜂:120/420


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:330/600毒

シルフィー:600/600

ナターシャ:980/980

フィオナ:320/600痺

カロン:300/300


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢「魔防高過ぎる。」


カロンはヒールをかける。

聖矢の体力が200回復した。


聖矢はファイヤージャベリンをかける。

虹蜂に50のダメージ。

聖矢は毒により30のダメージ。


ナターシャはファイヤージャベリンをかける。

虹蜂に70のダメージ。


 ‡    バトルエンド    ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


虹蜂:0/420


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢「倒せた…。」


ナターシャ「疲れた…。」


カロン「でも、蜂蜜だよ。」


カロンは、蜂蜜を聖矢に渡す。


聖矢「少し休ませて…。」


カロンは、4人が休んでいる間に、薪を集める。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


10分程休んだ4人。


カロン「風邪薬作ろうよ。」


聖矢「そうだな。」


聖矢は起き上がると、戦闘前に作った風邪薬を2つに分ける。


ナターシャ「少なくない?」


聖矢「大丈夫、効果は減らないよ。」


ナターシャ「それなら良いんだけど。」


聖矢は、1つに蜂蜜を半分入れて混ぜ合わせる。


聖矢「検査、風邪薬!」


風邪薬は青く光る。


ナターシャ「出来たの?」


聖矢「多分、味はわからないけど。」


聖矢は、1滴手に取り飲んでみた。


ナターシャ「どう?」


聖矢「苦味が無い!」


シルフィー「やりましたね。」


ナターシャ「あの苦さは毒よ。」


聖矢「効果はあるんだけどね…。」


4人は、風邪薬を踊る。持って村へ帰って行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


村に帰ると、集めた薪をメリラに渡すと、ザイルの家へ向かった。


トントントン!


聖矢「ザイルさん、戻りました。」


ザイル「君達、おかえり。」


シルフィー「エリアちゃんは、どうですか?」


ザイル「取り敢えず、今は寝てるかな。」


聖矢「そうですか、薪集めの途中で、調剤の加護で、風邪薬を作りました。」


ザイル「ありがとう、でも苦いんだろ?」


聖矢「蜂蜜を入れたので、苦味はありませんよ。」


ザイル「本当ですか!?」


ザイルは聖矢の肩を掴む。


聖矢「は、はい!」


ザイル「本当にありがとう、エリアに飲ませるよ。」


聖矢「お大事に。」


4人はザイルの家を後にした。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ライムの家に戻ると、メリラが薪の錬成が終わった所だった。


メリラ「丁度終わったぞ。」


ライム「暗くなってきたし、薪は明日配ればええ。」


4人「はい。」


ライム「今回は4人で集めたんじゃろ?」


聖矢「はい、ザイルさん家のエリアちゃんが風邪をひいたみたいで。」


ライム「そうか、まあ寒いからの。」


ナターシャ「だから、薪集めしてから、聖矢に風邪薬を作ってもらって、ザイルさんに渡したんです。」


メリラ「風邪薬、飲めるとええのぉ。」


ライム「苦いからのぉ。」


聖矢「それなら、蜂蜜を入れたので大丈夫ですよ。」


メリラ「ほぉ、蜂蜜か。」


ライム「蜂蜜持ってたんじゃな。」


聖矢「いえ、虹蜂を倒して手に入れました。」


ライム「じゃか、虹蜂は、マナード帝国には居らんはずだが。」


聖矢「1体だけ召喚しました。」


ライム「召喚の加護か。」


メリラ「じゃか、倒すのは苦労したんじゃろ。」


聖矢「はい、早くて攻撃当たらないし、魔法も効きづらくて。」


ライム「お疲れさん。」


6人は、残りの蜂蜜を使って、ご飯を食べた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


夜が明けた。


ライム「おーい、聖矢さん!」


ライムの声に目を覚ました聖矢は、下に降りる。


聖矢「ライムさん、どうされました?」


ライム「少し、森の様子を見て来てほしいのだが。」


聖矢「森ですか?」


ライム「少し森がざわついていてな。」


聖矢「はぁ…。」


ライム「何も無ければ良いのじゃが。」


聖矢「わかりました。」


ライム「ザイルさんと一緒に行くがよい。」


聖矢「はい。」


4人は、ザイルの家に行く。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ザイル「聖矢さん、おはようございます。」


聖矢「おはようございます。」


ザイル「森の様子ですね。」


聖矢「気付いているのですか!?」


ザイル「はい、とてつもない魔力が、森に現れたので。」


聖矢「森へ来てもらえませんか?」


ザイル「ええ、こちらからもお願いします。」


シルフィー「エリアちゃんは大丈夫ですか?」


ザイル「はい、薬が効いたのか、熱もひいているので。」


シルフィー「良かった。」


ザイル「行きましょう。」


4人「はい!」


5人は、森の中へ入って行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


???「ベルギオス様…。」


黒いオーラを纏った騎士が森の中を彷徨っている。


???「ベルギオス様…。」


その時、村から聖矢達が来た。


聖矢「何者だ!?」


???「ベルギオス様。」


ザイル「ベルギオス…、魔族が!?」


???「ん?」


謎の騎士は、聖矢達に気付く。



???「人間か、弱い者に用は無い、立ち去れ。」


聖矢「魔族を魔国以外で放っでおけない!」


???「我と戦うと言うのか?」


聖矢「ああ。」


???「よかろう、この暗黒騎士デュラハンが相手をしてやろう。」


暗黒騎士デュラハンは、剣を抜くと、更に魔力が上がった。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:27

(経験値:206745 )


体力:600


攻撃:100


防御:90


魔力:95


速度:85


幸運:60


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○✕○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.27

シルフィー:lv.27

ナターシャlv.38

フィオナ:lv.27


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


5人の前に現れたデュラハン、聖矢達は倒せるのか。


感想や評価を頂けると幸いです。

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