第30話:新たな旅立ち。
バランがサクロン邸にやって来た。
バラン「聖矢さん、できましたょ。」
聖矢「本当ですか!?」
バラン「まずは武器だな。」
テーブルに、ドラゴンブレード・ドラゴンスピア・ドラゴンロッド・ドラゴンナイフと並べる。
バラン「それぞれ、ドラゴンの牙を使っているから、武器としては最高の一品だ。」
聖矢は、ドラゴンブレードを手に取る。
ブンブン!
聖矢「軽くて扱いやすい。」
ナターシャは、ドラゴンスピアを手に取る。
ナターシャ「確かに軽いわね。」
シルフィー「杖は、ここでは使えないな…。」
シルフィーは、ドラゴンロッドを手に取るが、魔法を使うのを止めた。
フィオナ「私はナイフ!」
フィオナは、ドラゴンナイフを手に取る。
バラン「どの武器も魔攻が上がっているので、杖に持ち替えなくても、戦えると思いますよ。」
聖矢「やっぱり、素材の影響で?」
バラン「多分…。」
シルフィー「外で試してみても良いですか?」
バラン「良いですが、外?」
シルフィー「転移、草原!」
5人を魔法陣が包み、転移した。
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転移により、マリアを助けた丘に着いた。
バラン「こ、ここは!?」
聖矢「確かにここなら。」
ナターシャ「バランさん、ここは以前、マリアを助けた所なんです。」
バラン「はあ…、一瞬で…。」
聖矢「まあ、試してみるか。」
フィオナ「スライム見つけた!」
聖矢「物足りないがいいや。
‡ バトルスタート ‡
ーーーーーーーーーーーーーーー
スライムA:6/6
スライムB:6/6
スライムC:6/6
スライムD:6/6
∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧
聖矢:600/600
シルフィー:600/600
ナターシャ:980/980
フィオナ:600/600
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聖矢はスライムを物理攻撃。
スライムに280のダメージ。
ナターシャはファイヤーボールをかける。
スライムに400のダメージ。
シルフィーはファイヤーストームをかける。
スライムに370のダメージ。
ブースターはホーリージャベリンをかける。
スライムに420のダメージ。
‡ バトルエンド ‡
ーーーーーーーーーーーーーーー
スライムA:0/6
スライムB:0/6
スライムC:0/6
スライムD:0/6
ーーーーーーーーーーーーーーー
バラン「!!」
ナターシャ「張り合い無いわね。」
聖矢「スライムだし…。」
ナターシャ「何か召喚できないの?」
聖矢「出来るのかな…。」
ナターシャ「ドラゴン召喚してよ。」
聖矢「グラスの町長みたいに?」
ナターシャ「そう!」
聖矢「フィオナ、バランさんを守ってね。」
フィオナ「うん。」
聖矢は目を閉じ、ドラゴンをイメージする。
聖矢「商館、ドラゴン!」
魔法陣が現れ、大きなドラゴンが現れた。
ギャオー!
バラン「ドラゴン!?」
‡ バトルスタート ‡
ーーーーーーーーーーーーーーー
ドラゴン:1000/1000
∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧
聖矢:600/600
シルフィー:600/600
ナターシャ:980/980
フィオナ:600/600
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聖矢はドラゴンを物理攻撃。
ドラゴンに230のダメージ。
ナターシャはファイヤージャベリンをかける。
ドラゴンに540のダメージ。
シルフィーはウインドカッターをかける。
ドラゴンに380のダメージ。
フィオナはダークジャベリンをかける。
ドラゴンに440のダメージ。
‡ バトルエンド ‡
ーーーーーーーーーーーーーーー
ドラゴン:0/1000
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聖矢「斬れ味良いな。」
ナターシャ「槍でこの威力凄すぎるわ。」
シルフィー「上級魔法だと、威力どれくらいかな。」
フィオナ「使いやすいよ。」
バラン「この方達強すぎる。」
聖矢「バランさん、ありがとうございます。」
バラン「喜んでいただけたなら良かったです。(この方達に渡して良かったのだろうか…。)」
聖矢「じゃあ、帰ろう。」
シルフィー「転移、サクロン邸応接室!」
魔法陣が5人を転移させた。
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バラン「帰ってきた…。」
聖矢「便利でしょ。」
バラン「ええ、ただ怖くもありますね…。」
聖矢「そうですか?」
バラン「はい、侵入が容易に出来そうですし…。」
3人「確かに…。」
バラン「まあ、ダンジョン等から、脱出するのには、良さそうですが。」
聖矢「確かにそれなら脱出が容易に。」
バランが頷く。
バラン「でわ、防具を。」
バランは、テーブルにドラゴンメイル・ドラゴンヘルム・ドラゴンローブ×3・ドラゴンティアラ×3を並べる。
バラン「聖矢さんには、ドラゴンメイルとドラゴンヘルムです。」
聖矢「ドラゴンの鱗で出来てる。」
バラン「はい、ドラゴンの鱗を重ねながら、強度と耐久性、装備のしやすさを考えて作りました。」
聖矢「やっぱり、魔法耐性も高いのですか?」
バラン「はい、火・水・風・光・闇への耐性があり、特に火は完全耐性です。」
聖矢「それは凄い。」
バラン「ナターシャさん、シルフィーさん、フィオナさんには、ドラゴンローブとドラゴンティアラです。」
ナターシャ「ドラゴンの鱗は見当たらないですが…。」
バラン「はい、ドラゴンローブはグリーンキャタピラーの糸にドラゴンの鱗の粉を混ぜた特別な糸で編んだローブなんです。」
ナターシャ「丈夫さはあるのですか?」
バラン「はい、ミスリルの武器で斬っても破れない程の丈夫さがあります。」
シルフィー「それは丈夫ですね。」
バラン「魔法耐性は、ドラゴンメイルと同等です。」
ナターシャ「着てみても良いかしら。」
バラン「伸縮性もあるので、キツくはないと思います。」
3人は、ドラゴンローブを着てみる。
ナターシャ「確かに、着やすいわね。」
フィオナ「私もピッタリ。」
シルフィー「洗っても大丈夫かな。」
バラン「はい、大丈夫です。」
シルフィー「それなら良かったです。」
バラン「ドラゴンティアラは、ドラゴンヘルム程の物理防御力は無いけれど、魔法防御力は高いですよ。」
4人「ありがとう御座います。」
バラン「いえいえ、旅の無事を願ってます。」
聖矢「いくらですか?」
バラン「素材は渡されていたので、制作代だけですね。」
ガチャ!
ダルク「それは、私が出そう。」
聖矢「ダルクさん!?」
バラン「えっと…。」
ナターシャ「ダルクさん、お気遣いは嬉しいのですが。」
聖矢「お金には余裕があるので…。」
ダルク「これからの旅に取っておきなさい。」
4人「…。」
バラン「金貨1300枚です。」
ダルク「わかった、後で届けさせよう。」
バラン「ありがとうございました。」
バランは、鍛冶屋へ帰って行った。
聖矢「ダルクさん、良いのですか?」
ダルク「ああ、気にしなくていい。」
聖矢「ありがとう御座います。」
ダルク「それで、何時旅立つ?」
聖矢「そうですね…。」
聖矢は、3人を見る。
ナターシャ「戦争が始まりそうなら、急いだ方が良いと思うけど?」
2人も頷く。
聖矢「でわ、2日後の出発出。」
3人も頷く。
ダルク「わかった、王様にも伝えておこう。」
聖矢「お願いします。」
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次の日、4人はガイアス王立学院へ行き、ケイン先生に出発の挨拶をする。
ケイン先生「いよいよ出発ですか。」
聖矢「はい、マナード帝国へ向かいます。」
ケイン先生「無事を祈ってますね。」
聖矢「ありがとうございます。」
ケイン先生「旅の為に、マナード帝国の勉強をしましょうか?」
4人「ぜひ!」
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ケイン先生と、魔法修練場へ来た4人。
ケイン先生「でわ、特別授業を行います。」
4人「お願いじます。」
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ケイン先生「マナード帝国に生息するモンスターには、オーク系、コボルト系、ハーピィ系、クラウド系が多く生息しています。」
聖矢「オークは月の塔に居たからわかるな。」
シルフィー「クラウド系のモンスターって?」
ケイン先生「マナード全域で見られるのは、クラウド、フレアクラウド、アイスクラウドですね。」
シルフィー「どんなモンスターですか?」
ケイン先生「雲のモンスターなので、物理攻撃は効きませんし、風魔法も利きません。」
聖矢「雲に風が効かないのはわかる気がする。」
ケイン先生「ちなみに、ハーピィ系にも風魔法は効きませんよ。」
ナターシャ「面倒なモンスターが多いって事ね。」
ケイン先生「確かにそうですね、もっとメンドウなモンスターも居ますが…。」
聖矢「えっ…。」
ケイン先生「面倒なモンスターは、エレメントグリフォンですね。」
聖矢「エレメントグリフォン?」
ケイン先生「はい、物理攻撃は効きませんし、属性が変化するので、とても厄介なモンスターです。」
ナターシャ「出遭わないことを願うわね。」
聖矢「スライム系は居ないのですか?」
ケイン先生「一応居ますが、遭えないとおもいますよ。」
聖矢「どう言う事ですか?」
ケイン先生「ゴールドスライムです。」
ナターシャ「キラキラ光るしてて、すぐにわかりそう。」
ケイン先生「いえ、ダンジョンに生息しているらしいですが、見たも者は、文献の中にしか…。」
聖矢「今の冒険者には居ないと。」
ケイン先生「はい。」
ナターシャ「もし遭えたら、ラッキーかもね。」
ケイン先生「でわ、マナード帝国には、帝都マナードと、ザネルの町と、ダストの村があります。」
聖矢「マナード帝国は、町が少ないですね。」
ケイン先生「はい、戦争相手国のスノーム王国と同じでユキグニなので、人が密集しているのだと王様もぃます。」
ナターシャ「雪国なら、コートが要るわね。」
ケイン先生「そうですね、それか、フレアコートと言う魔法がありますよ。」
聖矢「どんな効果の魔法ですか?」
ケイン先生「補助魔法の1つで、体に炎を纏う事ができ、雪国では必須の回復。マホウですね。」
聖矢「便利な魔法をありがとうございます。」
ケイン先生「ザネルの町は、4つの塔の1つ『星の塔』がありますよ。」
聖矢「月の塔以外にも女神の降りた塔があるのですか!?」
ケイン先生「はい、ガイアス王国には『月の塔』、混てには『星の塔』、スノーム王国には『太陽の塔』、エルネス精国には『神の塔』があります。」
聖矢「知らなかったです。」
ナターシャ「全部登りたいね。」
ケイン先生「太陽の塔は、スノーム王国の城ですから、行けば登りますよ。」
ナターシャ「取りあえずは、帝都マナードに向かわないと。」
聖矢「そうだね。」
ケイン先生「マナード帝国の勉強は以上ですね。」
4人「ありがとうごさいました。」
ケイン先生「スノーム王国の勉強がしたければ、転移で木てくださいね。」
4人「はい。」
4人は学院をあとにした。
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出発の日、ダルク一家と共に、王都の北門へやって来た。
王様「やっと来たな。」
聖矢「お、王様!?」
王様「見送ると言ったであろう。」
聖矢「し、しかし、城を出て来られるとは。」
大臣「止めたのですが…。」
聖矢「…。(^_^;)」
王様「まあ、良いではないか。」
マリア「また、帰ってきてくださいね。」
ダルク「きっとだぞ。」
シルビア「無事を祈ってますね。」
王様「マナード皇帝によろしくな。」
大臣「いってらっしゃい。」
聖矢「でわ、行ってきます。」
4人は、皆に手を振り、マナード帝国へ向け旅立って行った。
???「聖矢、星の塔で、待ってるからね…。」
小さな何かは、4人を追って飛んで行った。
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今回の報酬
ドラゴンブレード
ドラゴンメイル
ドラゴンヘルム
ドラゴンスピア
ドラゴンロッド
ドラゴンナイフ
ドラゴンローブ×3
ドラゴンティアラ×3
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名前:光野聖矢
Lv:27
(経験値:206745 )
体力:600
攻撃:100
防御:90
魔力:95
速度:85
幸運:60
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.27
シルフィー:lv.27
ナターシャlv.38
フィオナ:lv.27
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読んでいただきありがとうございます。
新しい装備を手に入れた4人。
これから始まる、マナード帝国での旅のゆくへは。
感想や評価を頂けると幸いです。




