第02話:初めての魔物、スライムは危険です。
部屋でシャワーを浴び、一息ついていると。
コンコン!
シルフィー「聖矢さん、お食事しませんか?」
聖矢「あっ、はい!」
ガチャ!
シルフィー「食べながら先程の話をしませんか?」
二人は下に降りると、食べながら話し始めた。
シルフィー「加護には、大まかに身体加護と魔属性加護と特殊加護があります。」
聖矢「魔属性加護を教えて。」
シルフィーが頷く。
シルフィー「魔属性加護は7種類あります。」
シルフィーは7個の属性石を取り出し、赤、青、緑、白、黒、紫、黄と並べた。
シルフィー「右から火、水、風、光、闇、補助、回復とあります。」
聖矢「加護を使うには、属性石が必要?」
シルフィー「いえ、加護がある属性は、属性石は要りません。」
聖矢「じゃあ僕も使えるのかな。」
シルフィー「ギルドカードのステータスに、加護は表示されますよ。」
聖矢はギルドカードのステータスを見る。
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名前:光野聖矢
Lv:1
体力:100
攻撃:1
防御:1
魔力:1
速度:1
幸運:1
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
−
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聖矢「火に印があります。」
シルフィー「じゃあ、火属性の魔法が使えますね。」
聖矢「でも、魔法知らないですよ?」
シルフィー「今度、魔法の書を買いに行きましょう。」
ナターシャ「なーに、デートの約束してるのー?」
シルフィー「ナターシャ!デ、デ、デートの約束なんかじゃ…。」
ナターシャ「まあいいわ、お二人さん、寝なくていいのかな?」
聖矢「あれ、もう真っ暗ですね。」
シルフィー「そうですね、聖矢さん、明日店の前で待ってますね。」
二人は部屋に戻り眠りについた。
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次の日、聖矢は支度をすると、出口でシルフィーが待っていた。
聖矢「シルフィーさん、おはようございます。」
シルフィー「おはようございます、聖矢さん。」
ナターシャ「お二人さん、行ってらっしゃい。」
二人はナターシャに見送られ、町の外に急いだ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
町の外に来ると、二人は武器を構えた。
シルフィー「まずは弱い魔物から倒してみましょう。」
聖矢は頷くと、周りを見渡した。
ピョコン!
聖矢の前に1匹のスライムが現れた。
‡ バトルスタート ‡
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スライムA:6/6
∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧
聖矢:100/100
シルフィー:260/260
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聖矢「スライムだ、行くぞ!」
シルフィー「聖矢さん、スライムは切っちゃダメー!」
シルフィーの静止もむなしく、聖矢はスライムを切ってしまった。
ザクッ!
………。
プルン! プルン!
なんと、スライムが2匹に増えた!
聖矢「なっ、何ー!?」
シルフィー「スライムは、物理攻撃効かないんです…。」
スライムは聖矢を攻撃してきた。
ドン!ドン!
聖矢は25のダメージを受けた。
聖矢「痛た!」
シルフィー「聖矢さん、離れて下さい!」
聖矢はスライムと距離をとる。
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スライムA:6/6
スライムB:6/6
∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧
聖矢:75/100
シルフィー:260/260
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シルフィー「光の矢、ホーリーアロー!」
シルフィーがスライムを同時に2体射抜く。
スライムAに15のダメージ、スライムBに13のダメー。
スライム達は倒された。
‡ バトルエンド ‡
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スライムA:0/6
スライムB:0/6
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シルフィー「聖矢さん、大丈夫ですか!?」
シルフィーが駆け寄る。
聖矢「何とか…。」
シルフィー「ごめんなさい、スライムの事教えてなくて…。」
聖矢「いやいや、スライムは弱いと思って、不用心に飛び込んだ僕が…。」
互いに謝っているうちに、笑顔に変わっていった。
シルフィー「聖矢さん、スライムから出た魔石を拾って下さい。」
聖矢はシルフィーに魔石を渡すと、1個は返される。
シルフィー「魔物が落とした魔石は、ギルドカードに取り込めるんですよ、聖矢さんもどうぞ。」
聖矢も同じようにすると、魔石が取り込まれた。
シルフィー「ステータスを見てみてください。」
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名前:光野聖矢
Lv:2
体力:110
攻撃:2
防御:1
魔力:2
速度:1
幸運:1
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体攻防魔速運
✕✕✕✕✕✕✕
火水風光闇補回
○✕✕✕✕✕✕✕
特殊
−
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レベルが上がりステータスも上がった。
聖矢「レベルアップしました。」
シルフィー「こんな感じで魔物を倒して強くなれます。」
聖矢「さっきの魔石、貰って良かったんですか?」
シルフィー「ええ、聖矢さんの初退治ですし、パーティーなので、どちらに入れても、お互いに貰えるので。」
二人は夕方まで、魔物を倒し、沢山の魔石を取り込んだ。
≪ 魔物退治の結果 ≫
スライム×5匹
スモールラット×10匹
リトルスネーク×10匹
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経験値:210
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聖矢「かなり倒せましたね。」
シルフィー「ええ、ギルドで魔石を入れましょう。」
二人はギルドで報酬を受け取った後、経験値を入れた。
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名前:光野聖矢
Lv:6
(経験値:210)
体力:200
攻撃:10
防御:5
魔力:8
速度:4
幸運:6
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体攻防魔速運
✕✕✕✕✕✕✕
火水風光闇補回
○✕✕✕✕✕✕✕
特殊
−
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
シルフィー「聖矢さん、レベル上がりましたか?」
聖矢「はい、レベル6になりました。」
シルフィー「それは良かったです、私は今回は上がりませんでした…。」
聖矢「シルフィーさんは、レベルいくつなんですか?」
シルフィー「私は、レベル10です。」
聖矢「シルフィーさんには、まだまだ追いつけそうにありませんね…。」
シルフィー「そんなことないですよ。」
シルフィーは、報酬の袋を開け。
シルフィー「明日は、この報酬で、魔法の書を買いに行きましょう!」
聖矢「いいんですか?」
シルフィーはニコッと笑い。
シルフィー「その方が効率も上がりますし、これからの冒険には必要ですから。」
聖矢「はい!」
二人はギルドを後にすると、宿屋に戻った。
シルフィー「ただいまー!」
ナターシャ「おかえりお二人さん。」
聖矢「ナターシャさん、ただいま。」
ナターシャ「聖矢さん、魔物退治は上手くいった?」
聖矢「始めのスライムで驚きましたが、シルフィーさんのおかげで、沢山退治できました。」
ナターシャ「ほう、それは良かった、けどスライム切っちゃったね。」
聖矢「はい…、2匹に増えちゃおました…。」
聖矢は頭を掻き、苦笑いをした。
シルフィー「聖矢さん、今日は、楽しかったです、おやすみなさい。」
聖矢「シルフィーさん、おやすみなさい。」
シルフィーは先に部屋に戻っていった。
ナターシャ「聖矢さん、シルフィーに何かあった?」
聖矢「今日、レボルが上がらなかったからだと…。」
ナターシャ「ああ、まあこの辺りだと、そろそろきついかもね…。」
聖矢「そうなんですか…。」
ナターシャ「聖矢さんが、今のシルフィーくらいになったら、私が良い狩り場に連れて行ってあげるよ。」
聖矢「えっ…。」
ナターシャ「えっ、じゃないよ、シルフィーと行きたいなら頑張りな。」
ナターシャは聖矢の背中をポンッと叩いた。
ナターシャ「まあ、もう遅いから寝に行きなさい。」
聖矢は頷くと部屋に戻った。
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今回の報酬
銀貨2枚
銅貨5枚
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聖矢:lv.6
シルフィー:lv.10
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読んでいただきありがとうございます。
スライムが物理無効に分裂と驚きはどうでした?
感想や評価をいただけると幸いです。