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第17話:バザルの町へ(前編)

皆が寝静まった夜中、聖矢はふと目が覚めた。


聖矢「(こんな夜中に目覚めるなんてな…。)」


と、思いつつ、布団から出る。


聖矢「(皆、良く寝ているな。)」


聖矢は、静かに部屋を出て、下に降りる。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


メイドA「聖矢様、どうされました?」


聖矢「目が覚めてしまって…。」


メイドA「では、コーヒーでも入れましょうか?」


聖矢「お願いします。」


メイドA「ところで、聖矢様達は、パーティを組まれてますよね?」 


聖矢「はい。」


メイドA「いつから組まれているんですか?」


聖矢「キリルの町からですよ。」


メイドA「キリルの町からなのに、どうしてそんなにお強いのですか?」


聖矢「そんな強くないですよ。」


メイドA「護衛もですが、サハギン騒動も、活躍でしたし。」


聖矢「いやいや、活躍なんて…。(照)」


メイドA「どうぞ。」


聖矢「どうも、偶々ベテランと組めて運が良かっただけですよ。」


メイドA「ナターシャさんですか?」


聖矢「はい、後は、キリルの町でのゾンビ騒動や、盗賊団の事ですかね。」


メイドA「大変だったんですね。」


聖矢「そうですね、ごちそうさまです。」


聖矢は、メイドAにカップを返すと、たちあがる。


メイドA「また、話を聞かせてくださいね。」


聖矢「はい、おやすみなさい。」



メイドA「おやすみなさい。」


聖矢は、静かに部屋に入ると、目を閉じ眠りについた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



翌朝、フィオナに起こされる。


フィオナ「起きて、朝ご飯だよ。」


聖矢「そうか、朝か…。(眠い…。)」


ナターシャ「聖矢、早く顔洗ってきて。」


シルフィー「ご飯冷めちゃいますよ。」


聖矢「わかった…。」


聖矢は、部屋の外にある洗面台で顔を洗った。


4人「いただきます。」


聖矢「バザルの町へ帰る日だね。」


ナターシャ「タコの村は、何か、大変だったね。」


フィオナ「サハギン沢山…。」


シルフィー「もう、毒は大丈夫なの?」


ナターシャ「全然大丈夫、完全復活したよ。」


シルフィー「それなら良かった。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


4人は、朝ご飯を済ませると、部屋を出て、チェックアウトをする。


メイドA「おはようございます、出発の用意ができております。」


4人「おはようございます。」


聖矢「わかりました、すぐ行きます。」


受付「ありがとうございました、お気を付けて。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


外に出ると、2台の馬車に、仕入れられた品が載せられていた。


メイドB「狭いですが、乗ってください。」


4人は、二手に分かれて乗る。


メイドA「出発しましょう。」


馬車が、村の出口に差し掛かった時だった。


漁師長「おーい、待ってくれ。」


漁師長が、出口で待っていた。


聖矢「漁師長、どうされたのですか?」 


漁師長「先日話してた、魔王の事なんだか。」


聖矢「はい。」


漁師長「復活が確認されたと、手紙が届いたんだ。」


聖矢「ええ、フィオナから、聞きました。」


漁師長「その話を一刻も早く王に伝えないといけなくって、乗せてもらいたくて、待ってたんだ。」


漁師長は、頭を下げる。


聖矢「どうしましょうか?」


メイドA「漁師長様、どうぞお乗りください。」


漁師長「ありがとうございます。」


漁師長も乗り込み、村を出発した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:23

(経験値:51385 )


体力:470


攻撃:70


防御:55


魔力:65


速度:60


幸運:45


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○✕○✕✕✕


特殊

調剤・検査


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


出発して、2時間程が経った時だった。


ギャオー!


声の主を探すと、フレアコンドルが3体現れた。


聖矢「護衛の時間だ。」


4人は、馬車を降り、武器を構える。


漁師長「俺も出ようか?」


聖矢「いえ、漁師長も護衛の対象なので、待っていてくい。」


漁師長「そうか。」


 ‡   バトルスタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


フレアコンドルA:150/150

フレアコンドルB:150/150

フレアコンドルC:150/150


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:470/470

シルフィー:470/470

ナターシャ:850/850

フィオナ:440/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


フィオナは、補助魔法を唱える。


フィオナ「光の護り、ホーリープロテクション!」


馬車の周りにシールドを張る。


フレアコンドルAは、ファイヤーボールを放つ。


聖矢は40のダメージ。


フレアコンドルBは、鉤爪攻撃。


シルフィーは30のダメージ。


フレアコンドルCは、ファイヤーストームを起こす。


ナターシャは50のダメージ、フィオナは70のダメージ。


聖矢とシルフィーは、水属性魔法で攻撃。


2人「水の球、ウォーターボール!」


フレアコンドルAとBに200のダメージ。


ナターシャは、水属性中級魔法で攻撃。


ナターシャ「水の砲撃、ハイドロポンプ!」


フレアコンドルCに350のダメージ。


フレアコンドル達は倒された。


 ‡    バトルエンド    ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


フレアコンドルA:0/150

フレアコンドルB:0/150

フレアコンドルC:0/150


ーーーーーーーーーーーーーーー


漁師長「4人とも、お疲れ。」


聖矢「3体なので、サハギンに比べたら。」


漁師長「そりゃそうだか、一撃で倒すのは凄いぞ。」


メイドA「でも、次が来たみたいです…。」


ストーンスライムが12体現れた。


漁師長「どっさりと現れたもんだ…。」



ストーンスライムは、重なり合い、ロックスライムになった。


漁師長「合体しやがった!?」


 ‡   バトルスタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライム350/350


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:430/470

シルフィー:440/470

ナターシャ:800/850

フィオナ:370/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライムは、穴を掘り地面に潜った。


フィオナは、補助魔法を唱える。


フィオナ「光の護り、ホーリープロテクション!」


馬車とヨニンノ周りにシールドを張る。


シルフィーは、回復魔法を唱える。


シルフィー「光の霧、ヒールベール!」


4人の体力が回復する。


聖矢とナターシャは、武器を構え警戒する。


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライム:350/350


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:470/470

シルフィー:470/470

ナターシャ:850/850

フィオナ:440/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


ドドドド!


ロックスライムは、4人の足元から飛び出した。


聖矢・シルフィー・フィオナは80のダメージ、ナターシャは60のダメージ。


聖矢は、闇属性魔法で攻撃。


聖矢「闇の魔槍、ダークジャベリン!」


ロックスライムは80のダメージ。


シルフィーは、水属性中級魔法で攻撃。


シルフィー「水の砲撃、ハイドロポンプ!」


ロックスライムは80のダメージ。


ナターシャは、光属性魔法で攻撃。


ナターシャ「光の聖槍、ホーリージャベリン!」


ロックスライムは120のダメージ。


フィオナは、火属性魔法で攻撃。


フィオナ「火の矢、ファイヤーアロー!」


ロックスライムは60のダメージ。


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライム:10/350


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:390/470

シルフィー:390/470

ナターシャ:790/850

フィオナ:360/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライムは、穴を掘って、再び潜った。


フィオナは、回復魔法を唱える。


フィオナ「光の霧、ヒールベール!」


4人の体力が回復した。


聖矢は、水属性魔法で、穴に水球を打ち込む。


聖矢「水の球、ウォーターボール!」


フィオナ「何してるの?」


聖矢「穴に水を注げば、飛び出すと思ってね。」


ナターシャ「そんなんで出てくるの?」


聖矢「まあ、何となくね。」


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライム:10/350


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:470/470

シルフィー:470/470

ナターシャ:850/850

フィオナ:440/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


ドドドド!


ロックスライムは、水に驚いて、少し離れた所から、飛び出した。


聖矢「今だ!」


4人は、斬りかかり、突き、叩き、刺して香華。


キン、コン、カン、キン!


ロックスライムは11のダメージ。


ロックスライムはは、倒された。


 ‡    バトルエンド    ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


ロックスライム:0/350


ーーーーーーーーーーーーーーー


漁師長「お疲れ!」


メイド達「お疲れ様です。」


聖矢「合体するなんて、思わなかった…。」


ナターシャ「私も…。」


フィオナ「疲れた…。」


全員、馬車に乗り込むと、再び出発した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


再び出発してから、1時間が過ぎた頃、また魔物が現れた。


漁師長「また魔物だぞ。」


4人は、漁師長の指差す方を見ると、グリーンキャタピラー×3体とブラッドスネーク×4匹が居た。


 ‡   バトルスタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


グリーンキャタピラーA:20/20

グリーンキャタピラーB:20/20

グリーンキャタピラーC:20/20

ブラッドスネークA:240/240

ブラッドスネークB:240/240

ブラッドスネークC:240/240

ブラッドスネークD:240/240


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:470/470

シルフィー:470/470

ナターシャ:850/850

フィオナ:440/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢は、火属性魔法で攻撃。


聖矢「火の炎槍、ファイヤージャベリン!」


グリーンキャタピラーA・Bを貫き、120のダメージ。


フィオナは、ナイフで攻撃。


グリーンキャタピラーCは60のダメージ。


シルフィーは、火属性魔法で攻撃。


同時にナターシャは、風属性魔法で攻撃。


シルフィー「火の渦、ファイヤーストーム!」


ナターシャ「大風の刃、ストームカッター!」


2人の魔法が合わさり、火の刃が、ブラッドスネークA・B・Cを襲う。


ブランドスネークA・B・Cに320のダメージ。


ブラッドスネークDは、巻き付く攻撃。


聖矢に巻き付き締め付ける。


聖矢は70のダメージ。


グリーンキャタピラー達は倒された。


ブラッドスネークA・B・Cは倒された。


ーーーーーーーーーーーーーーー


グリーンキャタピラーA:0/20

グリーンキャタピラーB:0/20

グリーンキャタピラーC:0/20

ブラッドスネークA:0/240

ブラッドスネークB:0/240

ブラッドスネークC:0/240

ブラッドスネークD:240/240


∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


聖矢:400/470

シルフィー:470/470

ナターシャ:850/850

フィオナ:440/440


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢は、巻き付いたブラッドスネークDを掴み、巻解き、地面に叩きつける。


ブラッドスネークDは20のダメージ。


3人は、火属性魔法で攻撃。


3人「火の矢、ファイヤーアロー!」


ブラッドスネークDは260のダメージ。


ブラッドスネーク達は倒された。


 ‡    バトルエンド    ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


グリーンキャタピラーA:0/20

グリーンキャタピラーB:0/20

グリーンキャタピラーC:0/20

ブラッドスネークA:0/240

ブラッドスネークB:0/240

ブラッドスネークC:0/240

ブラッドスネークD:0/240


ーーーーーーーーーーーーーーー


聖矢「ふぅ、片付いた。」


漁師長「お疲れさん。」


フィオナ「蛇、うねうねしてて嫌い!」


シルフィーは、静かに頷く。


漁師長「ま、まぁ確かに…。」


メイドA「皆さん、お昼ご飯にしましょう。」


4人「やったー!」


皆が、食事を済ませ一休みしている中、離れた岩陰から、見つめる怪しい影が…。


≪   魔物退治の結果   ≫


フレアコンドル×3


ロックスライム×1


グリーンキャタピラー×3


ブラッドスネーク×4


―――――――――――――――


経験値:5360


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:23

(経験値:56745 )


体力:470


攻撃:70


防御:55


魔力:65


速度:60


幸運:45


―――――――――――――――


体攻防魔速運

✕✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○✕○✕✕✕


特殊

調剤・検査


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.23

シルフィー:lv.23

ナターシャlv.35

フィオナ:lv.22


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


バザルの町へ出発した一行、合体する魔物に驚きつつも、倒して先に進む。

見つめる怪しい怪しい者が者は一体…。


感想や評価をいると幸いです。

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