第169話:ナダレの町(信用手形編)59
◆ ゴールドスライム王女編 ◆
ゴス王女は、スライムの国へ帰ってくると、女王のもとへ急いだ。
ゴス王女「お母様!」
ゴス女王「まあ、おかえりなさい!」
ゴス王女「ただおま!」
ゴス女王「王子はどえしたのです?」
ゴス王女「弟は、聖矢様の所です。」
ゴス女王「そうなの、あなたは何をしに帰ってきたのですか?」
ゴス王女「お母様、アダマンタイトが欲しいのです。」
ゴス女王「アダマンタイトですか?」
ゴス王女「はお、フィオナ様の武器を作るのに必要なのです。」
ゴス女王「アダマンタイトですか…、この国に在庫はないですよ。」
ゴス王女「アダマンタイトスライムさんから頂けないでしょうか?」
ゴス女王「聞いてみましょうか?」
ゴス王女「お願いします。」
ゴス女王「アダマンタイトスライムの長を呼んでもらえますか?」
ジャックスライム「はっ!」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
暫くすると、アダマンタイトスライムの長が、やってきた。
アダマンタイトスライム(長)「女王陛下、何用ですか?」
ゴス女王「あなた達は、アダマンタイトを保有していますか?」
アダマンタイトスライム(長)「ええ、微量ですが、バガルク魔国で入手しております。」
ゴス女王「娘のお願いで、少し頂く事はできますか?」
アダマンタイトスライム(長)「理由をお聞かせ出来ますが?」
ゴス王女からの話を、ゴス女王がが話す。
アダマンタイトスライム(長)「勇者の仲間の武器ですか…。」
ゴス王女「お願いできませんか?」
アダマンタイトスライム(長)「本来は、倒して手に入れる物ですが…。」
ゴス王女「存じております。」
アダマンタイトスライム(長)「今回だけど、お約束して頂けるのであれば、お譲りいたしましょう。」
ゴス女王「どうですか、お約束できますか?」
ゴス王女「はい、お約束いたします!」
アダマンタイトスライム(長)「わかりました、少々お待ち頂けますが?」
ゴス王女「はい、お待ちしてます。」
アダマンタイトスライム(長)「では、取りに行きます。」
アダマンタイトスライム(長)は、転移した。
ゴス女王「これで良かったかしら。」
ゴス王女「はい、お母様ありがとう。」
ゴス女王「アダマンタイトが届いたら、持って行くは、聖矢さんの所で待ってなさい。」
ゴス王女「はい!」
ゴス王女は転移した。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆聖矢・ナターシャ・シルフィー・フィオナ・シンシア・マリア・ミリス編◆
屋敷の中へ入った7人は…。
ガリア「何だか驚いてしまったが、聖矢さん・ナターシャさん・ミリス様、おかえりなさい。」
聖矢「はい、ガリアさん。」
ガリア「もう、信用手形(ナダレの町)は用意出来てるよ。」
ガリアは、机に7人分の黒いカードを並べた。
聖矢「これが、ナダレの町で手に入る信用手形ですか。」
ガリア「ああ、本来ならA・B・Cランク盗賊団を捕まえれば良かったのだが、Sランク盗賊団を捕まえたから、依頼は免除だ。」
聖矢達へは、信用手形を手に取る。
ガリア「エイセツの町の信用手形と重ねてご覧。」
聖矢は、信用手形(エイセツの町)を取り出し、重ねてみる。
すると、手形が光り出し、一つになると、色が紺色に変わった。
ナターシャ「金色になでたわ!?」
聖矢「しかも一つになったよ…。」
ガリア「信用手形に、魔法陣が組み込まれていてね、重ねると一つになるんだ。」
聖矢「これで、星の塔へ行けるな。」
ガリア「君達は、星の塔へ入るつもりなのか。」
聖矢「はい。」
ガリア「あの塔は、勇者以外の攻略者は居ないと聞いている。」
聖矢「星の塔に入った人が居るのですが!?」
ガリア「30年程前に居たと言う噂はあるが、真実は分からん。」
聖矢「そうですか…、話を聞ければと…。」
ガリア「力になれずすまない…。」
聖矢「いえ、挑戦した者が居ると言うだけでも、分かって良かったです。」
ナターシャ「聖矢、女王様から頂いた武器を渡さなくて良いの?」
聖矢「あぁ、忘れてたよ!」
聖矢は、マジックバッグから、頂いた武器を並べる。
聖矢「女王陛下から、盗賊団捕獲のお礼に、武器を頂いたんだ。」
ガリア「これは、アダマンタイト製の武器だね。」
シルフィー・シンシア・マリア・フィオナ「えっ!?」
聖矢・ナターシャ・ミリス「えっ?」
………。
沈黙が流れる。
マリア「実は…。」
マリアは、聖矢達に武器屋での話をした。
聖矢「え、えっと…、どうしようか…。」
シンシア「注文しましたからね…。」
シルフィー「それに、ゴス王女にも頼んだし…。」
ガリア「武器は、余計にあった方が良いと思うよ。」
ナタリー「そうですよ、未知の塔へ行かれるのですから。」
シンシア「そうですよ、たとえ知っていても罠にはまるのてすから…。」
聖矢「なるほど…。(説得力が違う…。)」
ガリア「だから、準備は万全にな。」
7人「はい!」
ゴス王女がスライムの国から帰ってきた。
ゴス王女「話はついたわ、アダマンタイト貰えるわ!」
聖矢「おかえり。」
ゴス王女「3人共帰ってたのね。」
聖矢は、アダマンタイトの武器の事を話した。
ゴス王女「そうなの…、要らなくなったの!?」
聖矢「いや、一応作ってはもらう事にはなったよ。」
ゴス王女「それなら良かったわ、せっかく行ったのに無駄になる所だったわ。」
ゴス王女「お母様が、届けてくれるから、待っててって。」
聖矢「わかった。」
こうして、アダマンタイトの武器をそれぞれに渡し、屋敷で休むのだった。
***************
今回の報酬
特になし、。
***************
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
―――――――――――――――
体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.36
\/\/\/\_/\/\/\
読んでいただきありがとうございます。
信用手形が!?
エイセツ・ナダレ、2つの信用手形を手に入れた聖矢達。
星の塔を目指し、準備に取り掛かる。
感想や評価0を頂けると幸いです。