第168話:ナダレの町(信用手形編)58
◆シルフィー・シンシア・フィオナ・マリア編◆
ナタリー「皆さん、これからどうされますか?」
天狗山「わしはかえるぞ。」
ナタリー「はい、ありがとうございました。」
天狗山「ああ、またな。」
天狗山は、屋敷を後にした。
シルフィー「この町に、お店はありますか?」
ナタリー「ありますよ、何か買うのですか?」
シルフィー「何が売っているのかなと思ってい。」
ナタリー「他の町と変わらないと思いますが…、武器はナイフが多いですね。」
シルフィー「そうなんてすね。」
フィオナ「ナイフ見たい。」
シンシア「見に行きましょうか?」
フィオナ「うん。」
ナタリー「案内しますよ。」
フィオナ「うん!」
5人は、屋敷を出て、武器屋に向かった。
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4人は、ナタリーに案内され、武器屋にやってきた。
武器屋店主「いらっしゃい。」
少し強面のドワーフが出てきた。
ナタリー「おじさん、武器を見たいんだけど良い?」
武器屋店主「おや、ナタリーか、帰ってきてたのか。」
ナタリー「はい、ナイフを見ても良い?」
武器屋店主「なんだ、前回のが使えなくなったのか?」
ナタリー「いえ。私のはこの通り。」
ナタリーは、ナイフを3本見せる。
武器屋店主「手入れはしてあるようだな。」
ナタリー「この子のナイフを。」
武器屋店主「ん、まだ子供だな。」
フィオナは、少しムスッとした。
ナタリー「天狗山さんの修行をした子なんです。」
武器屋店主「天狗山の修行をできるのか。」
ナタリー「はお、付き添っていたので。」
武器屋店主「それで、ナタリーの子供なのか?」
ナタリーは、店主の言葉に、顔を赤らめながら大きく否定する。
ナタリー「わ、私のって、ち、違いますよ!!」
武器屋店主「がははは、冗談だ冗談、こんな大きな子供が居だら、腰を抜かしてるさ。」
ナタリー「お、おぞさんのバカ!」
武器屋店主「すまんすまん、お嬢ちゃん、名前は?」
フィオナ「フィオナ…。」
武器屋店主「フィオナか、少し手を見せてくれ。」
フィオナは、店主に手を見せると、フィオナの手を観察する。
武器屋店主「うむ、主に杖を使ってる手だな。」
フィオナ「わかるの?」
武器屋店主「長年鍛冶師をしておるのだ、見たり触ればわかる。」
ナタリー「フィオナさんに合うナイフはありますか?」
武器屋店主「この小さい手に合うナイフは、ここにはない。」
ナタリー「そうなのね…。」
武器屋店主「まあ、ナタリーの頼みなら、作れない事はないが…。」
ナタリー「なら、作ってあげて。」
武器屋店主「じゃがな、アダマンタイトがないのだ…。」
マリア「聞いた事はありますが…。」
武器屋店主「あれは、バガルク魔国でしか手に入らんのだ。」
シンシア「どうして、そんな物が?」
武器屋店主「偶に入ってくるのだ。」
シルフィー「ドラゴンの骨や牙では駄目なのですが?」
武器屋店主「作れなくはないが、耐久性がないのだ。」
ゴス王女「アダマンタイトが要るの?」
シルフィー「あるの?」
ゴス王女「アダマンタイトスライムが居るから。」
武器屋店主「バガルクのモンスターだな。」
シンシア「手に入るの?」
ゴス王女「聞いてみる?」
ナタリー「フィオナさんの為にお願いできますか?」
ゴス王女「聞いてくるわ。」
ゴス王女は、転移しておった。
武器屋店主「他の武器を見ていくか?」
シンシアは、11本の杖を手に取る。
シンシア「この杖、少し重たいですね。」
武器屋店主「ほぉ、重さに気付くか。」
シンシア「はい、いつもの杖より、ズッシリ感じたので。」
武器屋店主「それは、仕込み杖なのだ、魔石に魔力を注いでみてくれ。」
シンシアが魔力を注ぐと、赤い魔石が光り、杖からレイピアが出てきた。
武器屋店主「お主は、火属性が得意なのか。」
シンシア「どうしてわかるのですか!?」
武器屋店主「赤い魔石が光ったからな。」
シルフィー「得意の属性が、付与されるのですね。」
武器屋店主「そうだ。」
シンシア「これ、おいくらですか?」
武器屋店主「1本銀貨320枚だ。」
ナタリー「私の好目で、安くならない?」
武器屋店主「そうだな…、おまけして銀貨280枚だな。」
ナタリー「4本買うわ。」
武器屋店主「合計1120枚だな。」
マリアが、マジックバッグから銀貨を取り出す。
武器屋店主「まいど。」
ナタリー「では、、おじさんアダマンタイトが手に入ったら、また来るわ。」
武器屋店主「ああ、期待しないで待ってるよ。」
5人は、武器屋を出ると、適当に店をぶらついた。
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ザワザワザワ!
外に出ると、人々が空を見て騒いでいた。
ナタリー「何を騒いでいるのですか?」
町人「あれだよあれ、馬車が空を飛んでるんだよ。」
その人が指す先に、羽の生えた馬が、馬車を引いて飛んでいた。
シンシア「ユニコーンだわ!」
シルフィー「馬が空を飛ぶなんて!」
マリアが、目を凝らすと、窓に聖矢が見えた。
マリア「聖矢さん!?」
4人「えっ!?」
5人は、慌てて屋敷へ。
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屋敷へ戻ってくると、ガリアが飛び出してきた。
バサバサバサ!
屋敷の前に、馬車が降りる。
ガチャ!
御者が扉を開けると、聖矢達3人が出てきた。
聖矢「ただおま。」
6人「おかえりなさい。」
聖矢「」馬車で帰ってきたよ。
シンシア「ユニコーンって、まだ居るんですね!」
聖矢「ユニコーンって、野生に居るの?」
シンシア「昔は居ましたが、かなり少なかったです。」
兵士長「今は、スノームの王族が所有しているだけですよ。」
聖矢「普通には見れないのか…。」
兵士長「まあ、未開地は分からんがな…。」
聖矢「送って頂きありがとうございました。」
兵士長「いや、気にしないでくれ。」
聖矢「全員で、行けるようになったら、兵舎へ行きますね。」
兵士長「ああ、わかった。」
兵士長は、馬車に乗ると、王都へ飛び立って行った。
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◆信用手形依頼書
Aランク盗賊の捕縛:
Bランク盗賊の捕縛:◯
Cランク盗賊の捕縛:◯
薬草×300/1000本
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今回の報酬
特になし、。
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名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
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特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.36
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読んでいただきありがとうございます。
フィオナの武器のため、アダマンタイトをアダマンタイトスライムに貰いに行った。
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