第167話:ナダレの町(信用手形編)57
◆聖矢・ナターシャ・ミリス編◆
謁見の間へ通された3人は。
兵士「セルア女王陛下・タリス国王陛下のおな〜り〜!」
3人は、頭を下げ膝をつく。
セルア女王「3人よ、表を上けよ。」
頭を上げると、いつの間にか、セイリーン王女は、女王の隣に。
セルア女王「今回の働き、見事である。」
3人「ありがたき御言葉。」
セルア女王「その方等、ガイアスから来た冒険者だそうだな?」
聖矢「はい。」
セルア女王「渡航許可証を見せてもらえるか?」
聖矢「はい…。(なぜ、渡航許可証?)」
3人は、渡航許可証を兵士に渡す。
聖矢「でも、ミリスはマナードの…。」
セルア女王「知っておる、王女であろう。」
聖矢「はい…。」
セルア女王は、渡航許可証を見ると、3人に返した。
セルア女王「うむ、渡航許可証を出させてすまなかった。」
3人「???」
セルア女王「最近は、不法入国者が増えていての、確認をしたかったのだ。」
聖矢「はあ…。」
セルア女王「それで、この国での冒険はどうじゃ?」
聖矢「そつですね…、ガイアスとは違ってモンスターが強くて、鍛えられてますね。」
セルア女王「そうかそうか。」
タリス国王「セルアよ、やる事をやってからにしてくれぬか?」
セルア女王「わかったわ、褒美をことらへ。」
ガラガラガラ。
台車に載せられ、宝箱と金の装飾が施された武器が、仲間の分置かれている。
セルア女王「まずは、白金貨4000枚だ。」
ナターシャ「4000枚!?」
ナターシャは、驚いて腰がくだける。
聖矢「ナ、ナターシャ!?」
ナターシャ「ご、ごめんなさき!」
セルア女王「よいよい、冒険者が持つような額ではないからな。」
聖矢「でわ、どうしてですか?」
セルア女王「それはだな、今まで足取りもつかめなかった盗賊団を、一網打尽にしたのだぞ、これでも足りんくらいだ。」
聖矢「はあ…。」
セルア女王「それに、聖矢よ、お主は2ヶ国の伯爵であろう。」
聖矢「ど、どうしてそこまて!??」
セルア女王「まあ、それは機密事項だな。」
セイリーン王女が、ウイングをしてくる。
聖矢「国家の秘密ですか…。(セイリーン様が言ってたな…。)」
セルア女王「そして、パーティーの武器じゃ。」
聖矢「全員分ですね…。」
セルア女王「そうじゃ、数は合ってるか?」
聖矢「はい。」
セルア女王「でわ、受け取るがよい。」
聖矢は、ナターシャとミリス以外の武器をマジックバッグに入れた。
セルア女王「褒美は以上だな。」
セイリーン王女「お母様。」
セルア女王「セイリーン、どうしたの?」
セイリーン王女「聖矢様達が、Cランクの盗賊団を捕まえた時に、お願いされた事があります。」
タリス国王「それは、私が聞いておる。」
セルア女王「私には内緒にしてたのね?」
タリス国王「いやいや。」
セイリーン王女「お母様は、エイセツの町に視察に行ってたから…。」
セルア女王「教えてほしかったわ。」
タリス国王「すまなかった。」
セイリーン王女「ごめんなさい…。」
セルア女王「それで、お願いって?」
タリス国王「星の塔を登りたいようだ。」
セルア女王「この上?」
聖矢「はい、女神様より、星の塔の攻略を言われてます。」
セルア女王「信用手形はあるのかしら?」
聖矢「いえ、エイセツの町のだけです…。」
セルア女王「ナダレの町はないのね。」
タリス国王「今回のでもらえるのではないか?」
セルア女王「信用手形依頼書を見せてもらえるかしら?」
聖矢は、信用手形依頼書を渡す。
セルア女王「Sランクはないわね。」
タリス国王「それは、危険過ぎるからであろう。」
セルア女王「信用手形(ナダレの町)を手に入れたら、認めてあげるわ。」
聖矢「わかりました。」
セイリーン王女「その時は、私が案内しますわ。」
聖矢「はい。」
セルア女王「では、また会いましょう。」
セルア女王とタリス国王が、席を離れた。
セイリーン王女「良かったですわね。」
聖矢「はい、良かったです。」
セイリーン王女「全員と会えるのを楽しみにしてますわ。」
聖矢「はお。」
セイリーン王女と外に出ると、兵士長が待っていた。
兵士長「お待ちしておりました。」
セイリーン王女「うむ、見送りを頼んだぞ。」
兵士長「お任せください。」
セイリーン王女「てわ、聖矢達、またである。」
3人「はい!」
セイリーン王女に見送られ、城を後にした。
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兵士長「聖矢様、大樹を出ましたら、ナダレの町へ向かうでよろしいですか?」
聖矢「はい、ですが、馬車で行くのですか?」
兵士長「陛下から、送るようにと言われてるので。」
ナターシャ「でも、かなりかかると思うわ?」
兵士長「普通の馬車ならそうですね。」
3人「???」
兵士長「でわ、頼んだ。」
御者「はい。」
御者は、手綱を振ると、馬から翼が生える。
聖矢「ペガサス!?」
兵士長「そうなのだ、スノームでは、特別な時に使うのだ。」
ミリス「マナードにはありませんわ。」
兵士長「そうでしょうね、スノーム城が、大樹の中にありますから、発達したのでしょう。」
3人の乗る馬車が、壁に近付くと、幹が開き、外へ飛び出した。
兵士長「でわ、ナダレの町へ向かいましょう。」
聖矢「はお。」
馬車は、ナダレの町へ方向を変え、飛んで行くのだった。
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◆信用手形依頼書
Aランク盗賊の捕縛:
Bランク盗賊の捕縛:◯
Cランク盗賊の捕縛:◯
薬草×300/1000本
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今回の報酬
特になし、。
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名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
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特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.36
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読んでいただきありがとうございます。
スノーム王国の、トップは女王だった!
謁見を、無事に終えた聖矢達だった。
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