第151話:ナダレの町(信用手形編)㊶
◆ ナターシャ・シンシア編 ◆
聖矢達が、畑を作ってる頃。
ガラガラガラガラ!
牢馬車を引いた兵士が2人やってきた。
兵士A「お待たせしました。」
ナターシャ「いえ、忙しい中、ありがとうございます。」
兵士A「コイツラですね。」
ナターシャ「はい。」
兵士Bは、捕らえられた盗賊を確認する。
兵士B「Dランクの盗賊ですね。」
兵士A「そうか。」
兵士Aも、盗賊を確認していく。
兵士A「おい、こんなヤツ登録メンバーにないぞ!?」
兵士Aは、ローブの男を指す。
兵士B「えっ!?」
再び兵士Bが確認する。
兵士B「本当だ!」
ペラペラペラ!
兵士Aが、書類からローブの男を探す。
ペラペラペラ!
兵士A「コイツだ。」
兵士B「誰なんです?」
兵士Aは、書類を読み上げる。
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名 前:ローブの男
盗賊団:鋼鉄の牙(Aランク)
前 科:なし
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兵士B「名前なしですか…。」
兵士A「逃げ続けていたんだろう。」
兵士B「しかも、鋼鉄の牙って、Aランクじゃないですか!」
兵士A「ああ、まだ数人しか捕まえてない盗賊団だ。」
2人………。」
ナターシャとシンシアは、立ち尽くしている。
兵士A「2人共、放っておいてすまない。」
ナターシャ「いえ。」
兵士A「貴方達のお陰で、Aランクの盗賊の1人を捕まえられた、ありがもちあ。」
ナターシャ「いえ、依頼の為だったので。」
兵士A「盗賊の捕縛ですか?」
シンシア「この依頼です。」
シンシアは、信用手形依頼書を見せる。
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◆信用手形依頼書
Aランク盗賊の捕縛
Bランク盗賊の捕縛
Cランク盗賊の捕縛
薬草×1000本
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兵士A「信用手形の依頼ですね。」
シンシア「はい、Aランクのメンバーは、依頼の達成になるのでしょうか?」
兵士A「どうだろう…、町のギルマス次第ですね…。」
シンシア「そうですか…。」
兵士A「お力になれず、すみません…。」
シンシア「いえ。」
兵士A「これからどうされますか?」
ナターシャ「どうする?」
シンシア「取り敢えず、王都へ戻りましょう。」
ナターシャ「わかったわ!」
兵士A「では、一緒に行きませんか?」
兵士B「私が、中で盗賊を見張るので。」
シンシア「良いのですか?」
兵士A「ええ、どうぞ。」
ナターシャ「では、お言葉に甘えます。」
こうして、兵士A・Bと2人は、王都スノームへ戻って行った。
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そんな一部始終を見ていた者が…。
???「仲間が捕まっちまった…、お頭に伝えねぇと…!」
謎の男は、エイセツの町の方へ向かって行った。
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今回の報酬
特になし
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名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
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特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
なんと、盗賊の中にAランクの盗賊が!?
そして、フィオナの修練が始まる。
感想や評価を頂けると幸いです。