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第149話:ナダレの町(信用手形編)㊴

◆  フィオナ・カロン編  ◆


ナタリーに連れられ、やって来たのは、スライムの牧場だった。


フィオナ「スライムいっぱい!」


カロン「色々なスライムが。」


ナタリー「はい、ここは、稽古の為のスライムを捕獲しているんです。」


カロン「色々居るけど、種類は2体ずつしか居ないね。」


ナタリー「はい、自分で増やして連れて行くので。」


フィオナ「増やす?」


ナタリー「はい、ではスライムの特徴はわかりますか?」


フィオナ「物理攻撃が効きにくい?」


ナタリー「そうです、ナイフで切ると…。」


ナタリーは、スライムを切った。


プルン! プルン!


スライムが分裂した。


ナタリー「このように、増えます。」


カロン「それなら、1体で良いんじゃ?」


ナタリー「偶に失敗するので…。」


カロン「なるほど…。」


ナタリー「なので、フィオナさんも自分で使うスライムを作ってください。」


フィオナ「うん。」


フィオナは、ナイフを取り出した。


サクッ!パチンッ!


フィオナ「あっ…!」


カロン「あっ!」


ナタリー「大丈夫ですよ。」


フィオナ「うん…。」


再びスライムを切る。


サクッ!


フィオナ「(ドキドキ…。)」


プルン! プルン!


スライムが分裂した。


フィオナ「出来た!」


ナタリー「じゃあ、稽古に行きましょう。」


フィオナ「失敗したのは…。」


ナタリー「大丈夫ですよ。」


ナタリーはスライムを5匹抱えている。


カロン「いつの間に…。」


ナタリー「まあ、召喚が使えれば必要無いんですけどね。」


フィオナ「聖矢が使える…。」


ナタリー「そうですね。」


ナタリーは、1匹のスライムを置く。


ナタリー「では、稽古場へ行きましょう。」


フィオナ「はい!」


フィオナとカロンは、ナタリーに連れられ稽古場に向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


稽古場、ナダレの町に住む子供達が、様々な技を習得するために集められている。


ガラガラ!


ナタリー「どうぞ。」


ザワザワ!


フィオナとカロンは中に入る。


ザワザワ!


???「ナタリー姉様!」


ナタリーの元へ、女の子が近寄る。


ナタリー「あらカリン、元気そうね。」


カリン「お姉様も、稽古ですか?」


ナタリー「いいえ、私はこちらの、フィオナさんに技を教えるために来たのよ。」


カリン「この子、強くなさそうよ…。」


フィオナは、眉間にシワを寄せる。


ナタリー「カリン、あなたより強いわよ。」


カリン「そんな事ないわよ!」


カリンは、ナイフを構える。


ナタリー「カリン、止めなさい!」


カリン「私の方が強いもん!」


カリンが、フィオナに掴み掛かろうとする。


ナタリー「カリン!」


ナタリーは、カリンを羽交い締めにする。


カリン「う〜、う〜!」


フィオナ「戦うの?」


ナタリー「そんな必要ないわ。」


フィオナ「私は良いよ?」


ナタリー「フィオナさん、良いのですか?」


フィオナ「うん。」


ナタリー「それなら…。」


ナタリーは、カリンを解放する。


ナタリー「カリン、フィオナさんが良いと言うから認めるけど、本当に試合するの?」


カリンは、大きく頷き。


カリン「するわ!」


ナタリー「はぁ…、わかったわ、でも2人共木短剣でやるのよ。」


2人は頷く。


ナタリー「使用武器は木短剣、魔法・特殊攻撃は禁止、加護の使用有り、2人共礼!」


カリン「お願いじます。」


フィオナ「お願いします…?」


ナタリー「カロンさん、一応ホーリープロテクションをお願いします。」


カロン「仕方なおなぁ…、ホーリープロテクション!」


2人の防御力があがった。


ナタリー「試合開始!」


 ‡   試合スタート   ‡ 


ーーーーーーーーーーーーーーー


カリン 対 フィオナ


ーーーーーーーーーーーーーーー


カリンは、いきなり詰め寄る。


ササッ!


フィオナは、後ろに移動し攻撃を交わす。


カリン「何で交わすのよ!」


カロン「そんな理不尽な…。」


ナタリー「あはは…。」


フィオナは、交わした即座に、前に出て打ち込む。


カンカンカン!


カリン「わっ、わっ…!」


カンカンカン!


フィオナは、カリンを壁際に追い込む。


シュパッ!カランカラン!


フィオナは、カリンの木短剣を弾き飛ばす。


ナタリー「そこまで!」


ドサッ!


カリンが、座り込む。


ナタリー「カリン、あなたの負けよ。」


バサッ!ドタドタ!


ナタリー「カリン!?」


カリンは、稽古場を走って出て行く。


ナタリー「フィオナさん、ごんなさいね。」


フィオナは首を振る。


フィオナ「ううん、大丈夫。」


ナタリー「カリンは、昔から私にずっとついて回ってたから、フィオナさんを連れてきて、ヤキモチを焼いたのかもしれないわね…。」


カロン「追いかけなくて良いの?」


ナタリー「ええ、気にしないで。」


ナタリーは、木短剣を直すと。


ナタリー「じゃあ、ポイズンスラッシュの練習を始めましょう。」


フィオナ「うん。」


フィオナは、稽古場で練習を始めた。


**************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:52

(経験値:2126745 )


体力:4520


攻撃:540


防御:500


魔力:490


速度:450


幸運:400


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯〇○〇〇○


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.52

シルフィー:lv.52

ナターシャlv.53

フィオナ:lv.52

シンシア:lv.53

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\


読んでいただきありがとうございます。


カリンとの試合を終え、稽古に入るフィオナ。

聖矢達の薬草栽培はいかに…。


感想や評価を頂けると幸いです。

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