第147話:ナダレの町(信用手形編)㊲
◆ 聖矢・シルフィー・マリア編 ◆
グラスの町へ帰ってきた聖矢達3人。
マリア「聖矢さん、私は屋敷で盗賊の情報を探しますね。」
聖矢「わかった、フラワーガーデンでヘレンに話したら屋敷に行くよ。」
マリア「わかりました。」
マリアは、屋敷に向かった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
カランカラン!
ヘレン「いらっしゃいませ!」
聖矢「やあ、ヘレン元気そうだね。」
シルフィー「ヘレン、お久しぶりです。」
ヘレン「聖矢様、シルフィー様!」
シルフィーとヘレンは、抱き合う。
ヘレン「今日は、どうされたのですか?」
カクカクシカジカ…。
聖矢は、ナダレの町の信用手形クエストについて説明をする。
ヘレン「何だか大変そうですね…。」
聖矢「そうなんだよ、特に薬草が…。」
ヘレン「薬草ですか…。」
聖矢「うん、ライムさん達が持ち込む花の中に、薬草はあったりする?」
ヘレン「あると言えばありますが、少ないですし、今は売れちゃって無いですね…。」
聖矢「そうか…。」
ヘレン「お力になれずごめんなさい。」
聖矢「い、いや、謝らなくていいよ、突然押しかけたんだし。」
ヘレン「もし良ければ、少しずつですが集めましょうか?」
シルフィー「聖矢さん、期間があるので、頼んでみては?」
聖矢「じゃあ、1ヶ月以内に100本集まったら、屋敷の兵士に伝えてもらえるかな?」
ヘレン「はい、わかりました!」
聖矢「じゃあ、ライムさんを訪ねてみるよ。」
ヘレン「はい!」
聖矢とシルフィーは、店を出た。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
屋敷に戻ったマリアは、資料を広げる。
マリア「以前の町長が、盗賊と繋がっていたはず…。」
マリアは、前町長の書類を調べる。
ペラペラペラ。
マリア「これも違いますね…。」
ドサッ、ペラペラペラ。
マリア「これも、これも違う…。」
ドサッ、ペラペラペラ。
マリア「あっ、あったわ!」
マリアは、書類を読んでいく。
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
ガイアス歴540年
グラスの町の町長と盗賊の頭を捕縛。
捕縛理由
町長:横領・人身売買・盗賊との繋がり。
盗賊の頭:強盗・殺人・人身売買・不法入国。
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
マリア「盗賊は、ガイアス王国の人間じゃないのね。」
ペラペラペラ。
マリア「こっちは、捕縛後の事ね。」
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
判決穴若
前町長:家族共に、国外追放(エルネス精国)
盗賊の頭:一味共に、監獄行き(マナード帝国)
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
マリア「ガイアス王に、監獄への立ち入りをお願いしないといけませんね。」
ドサッ、ドサッ!
マリアは、書類を直し、屋敷の裏から畑に向かう。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
畑では、ライムとメリラが花を刈っていた。
マリア「ライムさん、メリラさん!」
ライム「おや、帰ってきてたのかい。」
メリラ「領主様も一緒かい?」
マリアは頷く。
マリア「はい、ナダレの町へは辿り着いたのですが、クエストが…。」
2人「???」
聖矢「それは、僕から説明するよ。」
マリア「聖矢さん!?」
ライム「聖矢さんとシルフィーさん、2人か。」
2人「はい。」
メリラ「他の3人は居ないのかの?」
聖矢「はい、ナターシャとシンシアは、スノームで盗賊退治、フィオナは新技の特権ですね。」
ライム「2人で盗賊退治か。」
メリラ「あの2人なら大丈夫かの。」
聖矢「はい、Dランクの盗賊をお願いしているので。」
メリラ「では、フィオナは1人かの?」
聖矢「いえ、タコの村のナタリーと特訓してますよ。」
ライム「ナダレの町は、ナイフの使い手が多いから、ポイズンスラッシュかの。」
3人「!?」
聖矢「なんで、わかったのですか?」
ライム「それはじゃな、わしも信用手形を持ってるからじゃ。」
ライムが信用手形を見せる。
聖矢「では、ナダレの町が盗賊の町だと?」
ライム「ああ、知っとるよ。」
メリラ「それで、聞きたい事とは?」
聖矢「そうでした。」
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
◆信用手形依頼書
Aランク盗賊の捕縛
Bランク盗賊の捕縛
Cランク盗賊の捕縛
薬草×1000本
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
聖矢は、依頼書を見せる。
ライム「うむ、これは大変じゃな。」
メリラ「知りたいのは、薬草じゃな?」
聖矢「はい、フラワープラントみたいに、薬草は作れないかと…。」
ライム「出来ない事はないが、沢山は取れないかもしれんぞ?」
聖矢「一応出来るのですね。」
ライム「ヒールプラントを使うのじゃ。」
聖矢「そんなのも居るのですね。」
ライム「やってみるか?」
聖矢「ぜひ!」
ライム「では、あちらの空き畑を使うかな。」
シルフィー「どうして使ってないのですか?」
ライム「人手がないのだ。」
聖矢「人手ですか…。」
ライム「まあ、一つだけなら大丈夫じゃよ。」
メリラ「薬草が作れれば、新しい販路ができるかの。」
聖矢「人手は、少し考えさせてください。」
ライム「ああ、急いどらんよ。」
そして、ライムとメリラと3人は、畑を作った。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
ナターシャ・シンシアは、王都スノームをマナード帝国に向け歩くのだった。
**************
今回の報酬
特になし。
***************
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
―――――――――――――――
体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
\/\/\/\_/\/\/\
読んでいただきありがとうございます。
ライムにより、ヒールプラントでの薬草作りを始める事にした。
感想や評価を頂けると幸いです。