第146話:ナダレの町(信用手形編)㊱
翌日、町長の屋敷で聖矢達は準備をしていた。
ガリア「やあやあ、準備は万全かい?」
聖矢「はい、ただ、盗賊は片っ端から捕まえて良いのですか?」
ガリア「構わないよ、Cランク以下の盗賊は、数日後には釈放されるから。」
聖矢「釈放するんですか!?」
ガリア「ああ、CランクとDランクは、大した事はしてないので。」
聖矢「Sランク〜Bランクは…。」
ガリア「禁固刑か、死刑ですね。」
聖矢「わかりましたが、スノーム全土にいるのですか?」
ガリア「そうです、Dランクは、マナードとの街道ですね。」
シンシア「縄張りがあるのですね。」
ガリア「その通りです、エイセツとの街道には、DランクとCランクです。」
聖矢「狙うは、エイセツへの街道だな。」
ガリア「じゃあ、頑張って。」
6人「はい!」
ナタリー「私もお手伝いしますね。」
聖矢「良いのですか?」
ナタリー「はい、フィオナさんに技を教えたいので。」
聖矢「実戦で練習した方が良いのかな?」
ナタリー「いえ、私は稽古場で会得しましたよ。」
聖矢「フィオナ、どうする、盗賊を捕まえるか、練習するか?」
フィオナ「色々な技を覚えたい!」
聖矢「それなら、ナタリーさんと行っておいで。」
フィオナ「うん!」
聖矢「ナタリーさん、お願いします。」
ナタリー「ええ、任せてください。」
カロン「じゃあ、支援に僕もついて行くよ。」
聖矢「わかった、よろしく。」
フィオナとカロンは、ナタリーに連れて行かれた。
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聖矢「盗賊を捕まえる前に…。」
ナターシャ「何がするの?」
聖矢「薬草をどうやって集めようかと思って…。」
ナターシャ「片っ端から店で購入すれば?」
聖矢「いやいや、買い過ぎたら、薬草の価格が高騰するから…。」
ナターシャ「それは、冒険者にとって死活問題ね。」
聖矢「だから、買うのは最後の手段で。」
シンシア「しかし、野草だと大変ですよ?」
聖矢「う〜ん…。」
シルフィー「薬草は植物だから、ヘレンに相談してみたら?」
聖矢「花じゃないけど、良いのかな…。」
ナターシャ「じゃあ、らむかさんやメリラさんに聞いてみたら?」
聖矢「マリア、グラスの町では、薬草はどうしてる?」
マリア「ポーションは、王都から仕入れてますが、薬草の取引はないですね。」
聖矢「そうか…、ならヘレンに聞いてみるか。」
マリア「その方が良いかと。」
聖矢「それなら、グラスの町へ帰るか。」
ナターシャ「それなら、私はマナードの街道に送って。」
聖矢「何が用事?」
ナターシャ「シンシアと盗賊退治しようかと。」
シンシア「私もですか!?」
ナターシャ「だめ?」
ゴス王女「私も手伝いたいわ!」
ゴス王子「姉さん!?」
ナターシャ「それは助かるわ!」
聖矢「わかった、無理はダメだよ。」
ナターシャ「うん!」
シルフィー「転移、王都スノーム!」
聖矢達は、王都スノームへ転移した。
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王都スノームへ着いた聖矢達。
ナターシャ「じゃあ、捕まえてくるね。」
聖矢「目処が付いたら、すぐに戻るよ。」
シンシア「はい、待ってますね。」
ナターシャ・シンシアは、ゴス王女とゴス王子を連れて、東門へ向かった。
聖矢「じゃあ、グラスの町へ行こう。」
シルフィー「転移、グラスの町!」
聖矢達3人は、グラスの町へ転移した。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:52
(経験値:2126745 )
体力:4520
攻撃:540
防御:500
魔力:490
速度:450
幸運:400
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
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特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.52
シルフィー:lv.52
ナターシャlv.53
フィオナ:lv.52
シンシア:lv.53
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
3チームに分かれ、活動地を始めた聖矢達。
感想や評価を頂けると幸いです。