表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/172

第143話:ナダレの町(信用手形編)㉝

聖矢とシルフィーは、王都の入り口へ転移してきた。


門番「わっ!?」


聖矢「驚かせてせみません…。」



門番「君達が…。」


聖矢「街道で盗賊に襲われて…。」


門番「そうか…、怪我はないのか?」


聖矢「返り討ちにしました。」


門番「それで、後ろに居るのが、盗賊か?」


聖矢「はい、引き取ってもらえると良いのですが…。」


門番「ああ、それは引き取らせてもらうが…。」


2人「??」


門番「手続きに時間がかかるが良いか?」


聖矢「夕方までに戻れれば。」


門番「そこまではかからんよ。」


聖矢「それなら良いですよ。」


門番「なら、付いてきてくれ。」


盗賊達は、他の門番によって、連れて行かれた。


頭(盗賊)「覚えてろよ!」


門番B「さっさと行け。」


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


2人は、門番に連れられ、大樹の根元へやって来た。


門番「盗賊捕縛の功労者だ、通してくれ。」


門番(中央)「そうか、わかった。」


聖矢「ここでて、下層地区への入り口ですよね?」


門番「いや、上層地区への入り口だ。」


シルフィー「それって、信用手形が無いといけないのでは、ないのですか?」


門番「まあ、普通ならな、今回は功労者として特別に入れるんだ。」


聖矢「たいした事はしてませんよ?」


門番「あの盗賊は、Bランクの盗賊なんだ。」


聖矢「そうなんですか?」


門番「夜襲の爪はSランクの盗賊だ。」


聖矢「今回のは、そこまでだったのですね。」


門番「凶暴には違いないけどな。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


下層地区の中央にやって来ると。


門番「この魔法陣に乗ってくれ。」


目の前に、魔法陣が描かれた、大きな部屋に連れてこられる。


門番「ここから上層地区へ上がります。」


シルフィー「こんな、普通にあるんですか?」


門番「まあ、上層地区にも検問があるのめ。」


聖矢「なるほど。」


2人は、魔法陣に乗ると、上層地区へ転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


王都スノーム:上層地区は、中央に白亜の城がそびえる、周りには、大きなお屋敷が並んでいた。



聖矢「大きな城です)。」


シルフィー「大樹の中なのに、すごいですね。」


門番「そうだろ、ただあまり来られないけどな。」


聖矢「そうでしょうね…。」


ガラガラガラ。


検問出口に、馬車がやって来て、中から若い女性が出て来た。


若い女性「聖矢様、シルフィー様、ようこそいらっひゃいました。」


聖矢「え、えっと…。」


若い女性「名乗ってませんね、私はスノーム王国第2王女のセイリーン・スノームです。」


2人「!?」


聖矢「お、王女様ですか!?」


2人は、片膝をつく。


セイリーン王女「そんな、かしこまらんでよいぞ。」


2人は立ち上がる。


セイリーン王女「城へ招きたいのだが、上層地区だから、中には入れられんのじゃ。」


聖矢「はぁ…。」


セイリーン王女「そこで父の代わりに、私が褒美を届けに来たのじゃ。」


セイリーン王女は、検問の外に出てきた。


セイリーン王女「盗賊の捕縛の褒美が金貨2000枚です。」


王女の後ろの兵士から、金貨を受け取る。


2人「ありがとうございます。」


セイリーン王女「聖矢様、シルフィー様、他に欲しい物はあるか?」


聖矢「い、いえ、捕まえたのは偶々なので…。」


セイリーン王女「そうなのか…、私でも良いのだぞ?」


2人「!?」


兵士達「何を言ってるんですか、セイリーン様!?」


セイリーン王女「冗談じゃ、冗談、もう少し欲を出しても良いガの。」


聖矢「では…。」


セイリーン王女「おっ、何があるのか?」


聖矢「信用手形(ナダレの町)を手に入れたら、星の塔に入らせてください。」


セイリーン王女「何じゃ、塔に登りたいのか?」


聖矢「はい、月の塔・太陽の塔を攻略したので、星の塔にも入りたくて。」


セイリーン王女「わかった、信用手形(ナダレの町)を手に入れたら、言うが良い、父に話してやろう。」


聖矢「お願いします。」


セイリーン王女「では、また会おうぞ。」


セイリーン王女は、馬車に乗って城に帰って行った。


門番「何だか、面白い事を言ってましたね…。」


聖矢「あはは…、驚きました…。」


シルフィー「ミリス皇女よりも、大胆でしたね…。」


聖矢「皇女も王女も、皆んな大胆なのか…。」


門番「他にもご経験が?」


聖矢「ええ、まあ…。」


門番「モテモテで、羨ましいですね。」


聖矢「あははは…。」


2人は、門番と共に、下層地区へ降りた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


門番「私は、また仕事に戻ります。」


聖矢「はい、ありがとうございました。」


門番「いえ、お気を付けてください。」


2人は頷く。


門番「でわ。」


門番は、門へ向かって行った。


聖矢「じゃあ、僕達も冒険に戻ろうか?」


シルフィー「はい、ナターシャ達が、心配してそうなので。」


聖矢「そうだね。」


シルフィー「転移、ナダレの街道。」


2人は、皆の所へ転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


数分前…。


ナターシャ「遅いわね…。」


シンシア「何があったのかしら…。」


ナタリー「手続きが、長いのでしょうね。」


ナターシャ「そうなの?」


ナタリー「はい、あの盗賊はBランク以上でしょうから。」


シンシア「ランクがあるのです)。」


ナタリー「はい、S〜Dランクに分かれています。」


ナターシャ「Bランクは危険なの?」


ナタリー「まあ、危険な方ですね。」


シンシア「大丈夫かしら…。」


ナターシャ「聖矢がなんとかせるよ、きっと。」


ナタリー「上層地区に行ってるのかもしれませんね。」


ナターシャ「上層地区って、私達行けないわよね?」


ナタリー「特別に行ってるのかもしれません。」


ナターシャ「何があるの?」


ナタリー「私は、話を聞いただけですが、盗賊を捕まえると、褒美がもらえるらしいです。」


ナターシャ「それなら仕方ないわね。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


聖矢達が、戻ってきた。


ナターシャ「おかえり。」


2人「ただいま。」


ナターシャ「遅かったわね。」


シルフィー「門番さんに上層地区に連れてかれててね。」


ナタリー「お城に行ったんですね。」


聖矢「いえ、検問で褒美をもらってました。」


ナターシャ「な、何を貰ったの!?」


聖矢「金貨2000枚だよ。」


ナターシャ「太っ腹ね。」


ナタリー「Bランクの盗賊だったのですね。」


聖矢「はい、よくわかりましたね。」


ナタリー「Sランクが、金貨10000枚らしいので。」


聖矢「そうなんですね。」


ナタリー「そろそろ出発しませんか?」


ナターシャ「長居は禁物ね。」


ナタリー「はい、その通りです。」


聖矢達は、ナダレの町へ向け、歩き出しました。


**************


今回の報酬


金貨×2000枚


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:52

(経験値:2126745 )


体力:4520


攻撃:540


防御:500


魔力:490


速度:450


幸運:400


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯〇○〇〇○


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身・錬金・安定


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.52

シルフィー:lv.52

ナターシャlv.53

フィオナ:lv.52

シンシア:lv.53

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\


読んでいただきありがとうございます。


セイリーン王女から、褒美を貰った聖矢達。

ナダレの町は、どんな所なのか!?


感想や評価を頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ