第138話:ナダレの町(信用手形編)㉘
徐々に、はっきりと見えてきた。
聖矢「大きいですね。」
ナタリー「機自体が、星の塔なので。」
聖矢「えっと、ナダレの町へ行くには、王都を通らないと行けないのですか?」
ナタリー「いえ、王都の周りにも、町があるので。」
聖矢「下層地区には入らなくて良いの?」
ナタリー「はい、宿屋もあるので。」
ナターシャ「買い物も出来る?」
ナタリー「出来ますよ、でも中層地区の方が良いと思いますよ。」
ナターシャ「私達には、まだ行けないわね。」
ナタリー「そうですね…、でもすぐに貰えますよ。」
ナターシャ「そう?」
ナタリー「私も助力しますよ。」
シルフィー「えっ、ナタリーしんも戦うの?」
ナタリー「いえ、別の形での助力ですよ。」
全員「???、」
ナタリー「今は内緒です。」
6人は、塔下町へ着いた。
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星の塔の下町には、東西南北に80もの店が並んでいる。
聖矢「かなり広い下町ですね。」
ナタリー「そうですね、王都なので。」
ナターシャ「街道へは、このまま進めば良いの?」
ナタリー「樹の根元は、検問があるので、その手前の道を通って南側に行きます。」
聖矢「星の塔に入るには、信用手形が要るからか。」
ナタリー「はい、中にも更に検問がありますよ。」
ナターシャ「じゃあ、先に宿屋を探そうよ。」
シルフィー「ナタリーさん、良い宿屋知りませんか?」
ナタリー「私、普段は格安の宿屋に泊まってますが…。」
聖矢「フィオナが居るから、防犯がきっちりしてる宿が、あると良いのですが…。」
ナタリー「そうでしたね…、でも私はわからないですね…。」
聖矢「う〜ん…。」
スーラ「ねえねえ、これなら良くない?」
シルフィー「スーラ、何か良い案があるの?」
スーラは頷く。
スーラ「格安の宿から、グラスの町へ帰れば良いんじゃない?」
聖矢「その方が、フィオナは安全か…。」
スーラ「ダメ?」
聖矢「良案だと思うよ。」
ナタリー「でも、誰かが残らないと、怪しまれるかもしれません。」
聖矢「僕が残ろうか?」
ナターシャ「お願いね!」
ナタリー「でわ、行きましょう。」
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ナタリーに案内され、宿屋にやって来た。
受付「いらっしゃい。」
ナタリー「お久しぶりです。」
受付「あら、いつ戻ってきたの?」
ナタリー「少し前に、ナダレの町への案内でね。」
受付「モンスターも居るのね。」
ナタリー「モンスターはダメかしら?」
受付「いえ、暴れたりしなければ良いわ。」
受付「何室使うの?」
ナタリー「1室で良いわ。」
受付「あら、肩身が狭そうね。」
ナタリー「何で?」
受付「男1人に女5人って…。」
ナタリー「普通、そこは『両手に花ね』でしょ。」
聖矢は、苦笑いをする。
受付「あなた、いつでも別の部屋にして良いからね。」
聖矢「あ…、はい…。」
ナタリー「それで、1泊いくらなの?」
受付「銀貨50枚よ。」
ナタリー「高くない?」
受付「モンスターも居るからよ。」
ナタリー「聖矢さん、大丈夫ですか?」
聖矢「大丈夫ですよ。」
聖矢は、銀貨50枚を出す。
受付「まいどあり。」
聖矢達は、鍵を受け取り、部屋に入った。
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ナターシャ「じゃあ、私達は屋敷に戻るわね。」
聖矢「ああ、また明日の朝に。」
ナタリー「私も、お屋敷で良いのですか?」
聖矢「タコの村に行きますか?」
ナターシャ「もしかして、残りたい?」
ナタリー「いえ、私が伯爵様のお屋敷に泊まるのが、恐れ多くて。」
ナターシャ「良いのよ、私だって貴族じゃないし。」
聖矢「客室があるのでどうぞ。」
ナタリー「そ、それなら…。」
聖矢「シルフィー、頼んだよ。」
シルフィーが頷く。
シルフィー「転移、グラスの町の屋敷!」
シルフィー達、5人は屋敷に転移した。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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、読者の皆さん、明けましておめでとタイございます。
本年も、よろしくお願いします。
王都スノームへ来たが、下層地区へ行くのは今度にする事に。
これからも、毎週の投稿を続けていこうと思っております。
今後とも『強制転生〜女神の加護は地道です〜』をよろしくお願いします。