第129話:ナダレの町(信用手形編)⑲
皆がスヤスヤ眠る中、聖矢は天界へ。
セシリア「聖矢さん、お久しぶりです。」
聖矢「マナード城以来ですね。」
アリシア「あれからは良好な関係みたいね。」
聖矢「はい、色々起きてますが…。」
エミリア「太陽の塔、無くなったもんね!」
聖矢「町ごとですが…。」
セシリア「魔王を復活させてしまったからですね…。」
聖矢「まあ、復活は仕方ないですし。」
セシリア「ここによんだのへ、最近、加護をあげていなかったので、そのためによびました。」
聖矢「それなら、欲しい加護があります!」
セシリア「何が欲しいのかしら?」
聖矢「複数の魔法を同時に発動したいてわす!」
アリシア「それって、複合魔法を使うため?」
聖矢「そんなの出来るのですか?」
アリシア「出来るけど、数日寝込むわよ?」
聖矢「それは、困りますが、使いたいのは単発魔法です。」
エミリア「ファイヤーボールとか、ファイヤージャベリンとかの事?」
聖矢「はい、サハギンの時みたいに、大多数のモンスター対策のために。」
アリシア「それなら、私があげるわ。」
聖矢「ありがとうございます。」
エミリア「じゃあ、私は攻撃・魔力・速さの加護をあげるわ。」
セシリア「私からは、分身の加護をあげるわ。」
聖矢「2人になれるんですか!?」
セシリア「ええ、ただし、能力が半分になるけどね。」
聖矢「使い所を考えないといけないですね…。」
セシリア「じゃあ、授けるわね。」
聖矢は頷く。
女神達「えいっ!」
聖矢は虹色に光、部屋も光に包まれる。
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部屋の中で、聖矢が光出し、皆が飛び起きる。
ナターシャ・フィオナ「聖矢!?」
シルフィー・シンシア「聖矢さん!?」
ナタリー「聖矢様!」
光が更に強まり、部屋が白に染まった。
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セシリア「あらあら、お部屋が大変!」
聖矢「えっ、部屋で何が!?」
エミリア「まあまあ、大丈夫だから。」
聖矢「本当ですか!?」
アリシア「すぐに収まるから。」
アリシアの言う通り、暫くしたら光が収まった。
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部屋の光も、徐々に収まった。
ナタリー「聖矢様、光ってましたよ!?」
ナターシャ「これは、あれだね…。」
シルフィー「多分…。」
フィオナ「加護…。」
ナタリー「加護って、女神様のですか!?」
ナターシャ「うん、多分だけどね。」
シンシア「でも、今回は長くなかったですか?」
ナターシャ「たしかに…。」
シルフィー「加護が沢山付いたのかも…。」
ナターシャ「そうかも知れないわね。」
ナタリー「皆さん、何でそんなに落ち着いているんですか!?」
ナターシャ「何でって、何度か見てるからかな。」
ナタリー「聖矢様、何回も加護を貰っているんですか!?」
シルフィー「初めて会った時も光ってたよ。」
ナターシャ「シルフィーが連れてきたもんね。」
シルフィー「うん。」
ナターシャ「まあ、ろ、今回は長かっただけだから。」
ナタリー「皆さんが、そう言われるのであれば…。」
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セシリア「落ち着いたみたいですね。」
エミリア「良かった良かった。」
聖矢「いやいや、ナタリーさん不思議がってますよ。」
アリシア「後で説明すれば良いじゃない。」
聖矢「ま、まあ…。」
セシリア「起きる時間みたいね。」
エミリア「色々あるけど、聖矢と皆が頼りだから。」
アリシア「早く星の塔を登りなさい。」
セシリア「最上階で待ってるわ。」
聖矢「はい。」
女神達「じゃあね〜!」
聖矢は、光に包まれた。
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目が覚めると、皆が聖矢を覗き込んでいた。
聖矢「皆…。」
ナターシャ「聖矢、おかえり。」
シルフィー・シンシア「おかえりなさい。」
フィオナ「おかえり。」
聖矢「ただいま?」
ナターシャ「女神様に会ってたんでしょ?」
聖矢「何故それを!?」
ナターシャ「何回か見てるから知ってるわよ!」
シルフィーもフィオナもシンシアも頷く。
聖矢「まあ、あちらから観てたから知ってたけど。」
ナタリー「加護を貰ったって本当なんですか!?」
聖矢「はい、いつもより多めに貰いました。」
ナターシャ「光が収まらなかったのはそれなのね。」
聖矢「そうみたいまね。」
ナタリー「それなら、納得するしかないですね。」
聖矢「それしか言いようがなくてすみません…。」
ナタリー「いえ、構いませんよ。」
ナターシャ「それで、今日は何を倒すの?」
聖矢は、依頼書を見ながら。
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◆信用手形依頼書
フレアドラゴン×2体
ダークドラゴン×2体
ソードコボルト×4体
ツインホーリードラゴン×1体
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聖矢「月の塔に行って、フレアドラゴンとダークドラゴンを倒そう。」
ナターシャ「フレアドラゴンは確かにいたわね。」
聖矢「だから、ダークドラゴンも居るだろうしね。」
フィオナ「この前、倒したよ、ダークドラゴン。」
聖矢「そうなの?」
シンシア「あの時は、ツインドラゴンさんによんでもらいましたよ。」
ナターシャ「それなら、月の塔で、よんでもらえば?」
聖矢「行って聞いてみようか?」
4人「賛成!」
ナタリー「私は、町を楽しみますね。」
聖矢「夜には戻りますね。」
ナタリー「はい。」
聖矢は、金貨3枚と銀貨50枚をナタリーに渡す。
ナタリー「これは?」
聖矢「待たせる間の、お小遣い?」
ナタリー「いやいや、こんな大金受け取れませんよ!」
ナターシャ「良いの良いの、自由に使ってよ。」
4人「うんうん。」
ナタリーは、少し複雑な顔をし。
ナタリー「わかりました、使わせていただきます。」
ナターシャ「じゃあ、行ってくるわ。」
ナタリー「はい、お気を付けて。」
シルフィー「転移、月の塔最上階!」
5人は、転移していった。
ナタリー「なんだか、申し訳ないわね…。」
と言いつつ、町へ繰り出して行った。
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月の塔・最上階へ来た5人。
ツインドラゴン「お前達、どうした?」
聖矢「ツインドラゴンさんに、ツインホーリードラゴンを呼ぶ事は出来ますか?」
ツインドラゴン「出来るが、理由を聞いてもよいか?」
聖矢は、エイセツの町の信用手形の事を伝える。
ツインドラゴン「うむ、理由は解ったが、ここだと、塔が壊れるな…。」
聖矢「太陽の塔が無くなってしまったから、場所が無くて…。」
ツインドラゴン「それは知っている。」
聖矢「良い場所はないですか?」
ツインドラゴン「まあ、海上しかないな。」
聖矢「では、ライトニングドラゴンと出会った辺りは?」
ツインドラゴン「そこなら良いだろう。」
聖矢「じゃあ転移で。」
ツインドラゴン「このまま、転移したら、海に落ちるぞ。」
5人「!!」
ツインドラゴン「我に乗ってから転院すれば良い。」
5人は、ツインドラゴンの背中に乗る。
バサッ、バサッ、バサッ!
ツインドラゴン「良いぞ。」
シルフィー「転移、ガイアス王国海上!」
5人は、月の塔から転移した。
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海上へ転院してくると。
バサッ、バサッ、バサッ!
ツインドラゴン「陸地を作るぞ。」
5人は頷く。
ツインドラゴンが呪文を唱えると、みるみるうちに海底から地面が現れた。
ツインドラゴン「さあ、上陸するが良い。」
5人は、地面に降りると。
ツインドラゴン「ツインホーリードラゴンを呼ぶか?」
聖矢「はい、お願いします。」
ガオー!
ツインドラゴンは、雄叫びを上げると…。
ガオー!
遠くから雄叫びが返ってきて、ツインホーリードラゴンが2体現れた。
ツインホーリードラゴン「長である私を呼んだのはお主か?」
ツインドラゴン「はい。」
ツインホーリードラゴン長「そこの人間は生贄が?」
ツインドラゴン「いえ、カクカクシカジカで。」
ツインホーリードラゴン長「ほう、私と戦いたいか、面白い事を言うでわないか。」
聖矢「倒されてくれますか?」
ツインホーリードラゴン長「戦いたい気持ちはあるが、私が長たから、倒されると、仲間の統率が取れなくなるから、手下と戦うが良い。」
バサッ、バサッ、バサッ!
後ろのツインホーリードラゴンが前に出てきた。
ツインホーリードラゴン長「戦ってみよ!」
5人「はい!」
いよいよ、ツインホーリードラゴンとの戦いが切っておとされた。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
◯〇○〇〇○
火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
多弾・調剤・検査・召喚・変身・分身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
ツインホーリードラゴンと初の対決がはじまろうとしている。
感想や評価を頂けると幸いです。