第12 話:タコの村へ(前編)
朝、食事を済ませると、メイドがやって来た。
メイド「馬車の用意が出来ました。」
町長「護衛の方、宜しくお願いします。」
聖矢「はい!」
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外に出ると、荷馬車が2台用意されていた。
聖矢「結構沢山仕入れるんですね。」
町長「ええ、店での販売もあるので。」
メイド達「みなさん、宜しくお願い致します。」
聖矢「こちらこそお願いします。」
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メイド「ご主人様、行ってまいります。」
聖矢・シルフィー・ナターシャ・フィオナ「行ってきます。」
町長「みんな、頼んだぞ。」
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バザルの町を出発した9人。
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名前:光野聖矢
Lv:18
(経験値:14545 )
体力:540
攻撃:45
防御:30
魔力:40
速度:40
幸運:25
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
○✕✕○✕✕✕
特殊
調剤・検査
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聖矢「タコの村へは、どれ位かかります?」
メイドA「タコの村までは、約1日ですね。」
メイドB「峠を越えないといけないので。」
メイドC「皆さんは、タコの村は初めてですか?」
聖矢「僕は初めてです。」
シルフィー「私もです。」
ナターシャ「私は何度か。」
フィオナ「私も初めて。」
メイドB「ナターシャさんは、何用でタコの村に?」
ナターシャ「私も宿屋の仕入れの手伝いで。」
メイドA「宿屋をされてたんですか。」
ナターシャ「いえいえ、冒険者しながら、手伝いを。」
ナターシャ「聖矢、魔物だよ。」
4人は、荷馬車を降り、武器を構える。
白黒熊が2体現れた。
聖矢「熊(あれってパンダだよな?)…。」
ナターシャ「爪に気を付けて。」
聖矢「わかった。」
聖矢は、素早く突く。
ザクッ!!
白黒熊Aに80のダメージ。
ナターシャ「火の矢、ファイヤーアロー!」
ボワッ!
白黒熊Bに100のダメージ。
白黒熊Aは聖矢にひっかく。
聖矢に60のダメージ。
白黒熊Bはナターシャにひっかく。
ナターシャはギリギリで交わす。
シルフィー「光の護り、ホーリープロテクション!」
聖矢とナターシャは光に包まれる。
フィオナ「光の洗礼、ヒール!」
聖矢の体力が回復した。
聖矢「シルフィー、フィオナ、ありがとう!」
ナターシャ「シルフィーありがとう!」
聖矢は白黒熊Aに突く。
ザクッ!
白黒熊Aに75のダメージ。
ナターシャは白黒熊Bに斬りかかる。
ズバッ!
白黒熊Bに120のダメージ。
白黒熊達は倒された。
白黒熊を倒した6人は、また荷馬車で進み出した。
聖矢「シルフィー、運転を頼んで良い?」
シルフィー「うん。」
運転をシルフィーに代わると、薬草を取り出した。
メイドA「聖矢様、何をされるのですか?」
聖矢「ポーションを作ろうと思ってね。」
聖矢は、器に薬草を入れ擂り潰す。
聖矢「ここに、聖水と、砂糖を加える。」
混ぜ合わせた器を、魔法陣に置くと、光を放ち、治まると、ポーションが出来ていた。
メイドA「まさか!」
聖矢「出来たかな。」
聖矢は、検査の加護を使い確認する。
メイドA「どうですか?」
聖矢「体力回復ポーションでした。」
メイドA「聖矢様、凄いです。」
聖矢「調剤の加護のお陰です。」
その後、聖矢はポーションを5本作った。
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9人が、峠に差し掛かった時だった。
ギャオー!
大きな声とともに、空からフレアコンドルが4体現れた。
聖矢・シルフィー・ナターシャは荷馬車を降りる。
シルフィー「フィオナ、マジックコートで荷馬車を包んで。」
フィオナは頷く。
フィオナ「魔の障壁、マジックコート!」
魔法の壁が荷馬車を包み込んだ。
フレアコンドル達が、ファイヤーボールを放った。
しかし、マジックコートに阻まれる。
ナターシャ「水の球、ウォーターボール!」
バシャーン!
フレアコンドルAに150のダメージ。
ナターシャ「2人とも、水の属性石を持って!」
2人は属性石を握る。
3人「水の球、ウォーターボール!」
バシャーン!バシャーン!バシャーン!
フレアコンドルBに100のダメージ、フレアコンドルCに120のダメージ、フレアコンドルDに150のダメージ。
フレアコンドルBはシルフィーに、つつく攻撃、フレアコンドルCは聖矢に、鉤爪攻撃。
シルフィーは65の打、聖矢は80のダメージ。
聖矢・シルフィー「水の球、ウォーターボール!」
バシャーン!バシャーン!
フレアコンドルBは100のダメージ、フレアコンドルシードは100のダメージ。
フレアコンドル達は倒された。
聖矢「飛んでる魔物は、剣や槍だと、届かないんだよな…。」
ナターシャ「弓が使えれば良いんだけどね…。」
メイドA「今日はここで、野宿にしませんか?」
ナターシャ「そうですね。」
4人は頷いた。
メイドB「それでは、ご飯の支度をしますね。」
シルフィー「手伝います。」
メイドC「いえ、護衛の代わりにと、ご主人様から言われているので。」
4人は、ご飯が出来るまで、周りの見張りをした。
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ご飯が出来上がり、9人で、食べ始めた。
聖矢「これってカレー?」
シルフィー「カレー?」
聖矢「えっ、違うの?」
メイドA「これは、デスライスですよ。」
メイドB「口が痺れる程辛い、南国の料理らしいですよ。」
メイドC「出掛ける時は、必ず作る料理ですね。」
メイドB「煮込むだけなので。」
メイドA「今回は、フィオナ様が居られるので、辛さは控えめにしてます。」
聖矢「フィオナ、おいしい?」
フィオナ「うん、美味しい。」
9人は、寝る用意をすると、聖矢・シルフィー・ナターシャが、交代で見張りをした。
≪ 魔物退治の結果 ≫
白黒熊×2
フレアコンドル×4
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経験値:1600
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名前:光野聖矢
Lv:19
(経験値:16145 )
体力:580
攻撃:49
防御:38
魔力:45
速度:48
幸運:27
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体攻防魔速運
✕✕✕✕✕○✕
火水風光闇補回
○✕✕○✕✕✕
特殊
調剤・検査
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今回の報酬
白黒熊の手×4
火羽×4
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読んでいただきありがとうございます。
護衛を引き受け、魔物と戦いつつタコの村へと向かう。
後編では、どんな魔物が待ち受けているのか…。
感想や評価をいただけると幸いです。