第127話:ナダレの町(信用手形編)⑰
ツインドラゴンになった聖矢は、2隻の船を旋回する。
船員「ド、ドラゴンだ〜!?」
片方の船は、船員が沢山出て、慌てている。
漁師長「聖矢さん、帰ってきたのか。」
もう片方は、りちさが手を振っている。
シルフィー「聖矢さん、漁師長さんが手を振ってますよ。」
聖矢「あれは、別の船か。」
バサッ、バサッ、バサッ!
聖矢は、元の船に降り立つと、シルフィーが降り、聖矢も姿を戻す。
漁師長「2人とも、おかえり。」
2人「ただいま戻りました!」
聖矢「ところで、あちらの船は?」
漁師長「あの船は、スノーム王国からの連絡船だ。」
操舵士「船長、船を近づけますか?」
漁師長「ああ、慎重にな。」
操舵士は、ゆっくりと連絡船に近づけた。
漁師長「スノーム連絡船の船長、先程は驚かせてすまない。」
スノーム船長「いやいや、本当に驚きましたよ。」
聖矢「すみませんでした。」
スノーム船長「変身されてたんですね。」
聖矢「はい。」
スノーム船長「驚きましたが、見事な変身でしたよ。」
聖矢「ありがとうございます。」
スノーム船長「スノームに旅行ですかな?」
聖矢「ええまあ、冒険をしてまして。」
スノーム船長「冒険ですか、楽しそうでなによりですな。」
聖矢「スノームは、どんな国ですか?」
スノーム船長「そうですな、一言で言えば、金持ち至上主義国家ですな。」
聖矢「金持ち至上主義ですか?」
スノーム船長「はい、金貨5000枚を払える人しか、首都には入れません。」
聖矢「金貨5000枚ですか!?」
スノーム船長「はい、商人でもなかなか入れないです。」
聖矢「手形があれば入れると聞いたのですが?」
スノーム船長「ええ、入れますよ、金貨1000枚は必要ですか。」
聖矢「金貨は必要なのですね…。」
スノーム船長「1組10人までなら、金貨1000枚ですな。」
聖矢「それなら大丈夫け…。」
スノーム船長「手形を手に入れるのは大変ですが、頑張ってください。」
聖矢「はい、頑張ります!」
スノーム船長「では、タコ船長またどこかで。」
漁師長「ああ、またどこかで。」
お互いに頭を下げ、それぞれ出発した。
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部屋に戻ると、ナターシャ達が話をしていた。
ナターシャ「2人とも、おかえり。」
フィオナ「おかえり。」
シンシア・ナタリー「おかえりなさい。」
2人「ただいま。」
ナターシャ「王様や皇帝陛下とは話ができたの?」
聖矢「うん、探索隊を送ってきたよ。」
ナターシャ「生存者は居たの?」
聖矢「兵士さん1人だけしか見てないかな。」
シンシア「沢山の人が助かると良いですが…。」
ナターシャ「そうね。」
聖矢「エイセツの町に着いたら調べよう。」
シルフィー「そうですね。」
コンコン!
聖矢「はい。」
漁師長「失礼するよ。」
聖矢「どうかされました?」
漁師長「さっき、スノームへ向かう海流に乗ったから、明後日にはエイセツの町に到着できるはずだ。」
聖矢「2日で着くんですか!?」
漁師長「ああ、スノームへ向かう海流は、大陸の中でも2番目に速いからな。」
ナターシャ「1番は?」
漁師長「1番は、バガルク魔国からスノーム王国への海流だな。」
聖矢「では、先程の船は、こちらまで何日かかったのですか!?」
漁師長「風にのれれば、10日くらいだな。」
聖矢「じゃあ、漁師ん達も、それぐらいかけて帰るのですか!?」
漁師長「そうだな。」
ナターシャ「大変そうね。」
漁師長「無事に届けられた満足で充分さ。」
ナターシャ「そう言うものなのね。」
漁師長「まあな、到着の準備はしておいてくれ。」
全員「はい!」
こうして、2日後、エイセツの町へ到着した。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚・変身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
いよいよエイセツの町へ到着!
信用手形をもらうため、どんなミッションが待ち受けているのか。
感想や評価を頂けると幸いです。