第126話:ナダレの町(信用手形編)⑯
マナード城へやって来た聖矢は、謁見の間へ急いだ。
聖矢「皇帝陛下、サビア皇子、急ぎの用で参りました!」
皇帝「聖矢か、すまんが今は取り込み中なのだ…。」
聖矢「ザネルの町の件ですよね?」
皇帝「なんだ、知っているのか!?」
聖矢「船から見ていたので。」
皇帝「では、ザネルの町消滅は本当なのだな。」
聖矢「やはりへ魔王ベルギオス8世なのでしょうか?」
皇帝「生存者の兵士の手紙ではそのようだ。」
聖矢「生存者がいたんですね?」
皇帝「こちらから、兵士を向かわせたところなのだ。」
聖矢「ガイアス王国には、シルフィーに行ってもらってますが、支援頼みますか?」
皇帝「お願いできるか?」
聖矢「わかりました、ミリス皇女をお借りしますね。」
皇帝「わかった。」
聖矢は、お辞儀をして謁見の間を出ていった。
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聖矢は、兵士の稽古場へ来ると。
聖矢「ミリス、練習はどう?」
ミリス皇女「聖矢さん、どうされたのですか!?」
聖矢「少し急用でね。」
ミリス皇女「ザネルの町の事ですか?」
聖矢「ミリスも知ってたか。」
ミリス皇女「はい、お父様やお兄様が忙しくしているので。」
聖矢「ガイアス王国に行くんだけど、一緒に来てもらえる?」
ミリス皇女「ええ、私で良ければ。」
聖矢「白ちゃん、居るかい?」
白ちゃん「聖矢様、何か御用ですか?」
聖矢「ガイアス城へ送ってもらえる?」
白ちゃん「はい、お任せください。」
聖矢「早速だけど、2人を頼む。」
白ちゃん「転移、ガイアス城!」
2人と白ちゃんは転移した。
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先にガイアス城に来たシルフィーは、謁見の間に来ていた。
ガイアス王「シルフィー、久しいな。」
大臣「旅に出たと聞いてましたか…。」
シルフィー「はい、船旅の途中でザネルの町消滅を見てしまったので、ガイアス王にも知らせようと思いました。」
ガイアス王「それは事実だったのだな。」
大臣「では、支援が必要なのでは?」
シルフィー「マナード皇帝には、聖矢さんが行っているので…。」
ガイアス王「そうか…。」
大臣「では、支援の準備だけでもしておきましょう。」
ガイアス王「そうだな、準備を頼む。」
大臣「はっ!」
バタンッ!
兵士「国王陛下、聖矢様とミリス様が、来られました。」
ガイアス王「通せ。」
聖矢「ガイアス王、ミリス皇女と共に、マナード皇帝の言葉を届けに来ました。」
ガイアス王「うむ、して言葉は?」
聖矢「お願いしますとの事です。」
ガイアス王「なら早速準備をしよう。」
大臣「わかりました。」
ガイアス王「シルフィーよ、現地へ送ってくれぬか?」
シルフィー「わかりました。」
ガイアス王「では、少し待っていてくれ。」
3人「はい。」
3人は、謁見の間を離れ、控え室へ連れられて行った。
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30分後…。
コンコン!
聖矢「はい。」
大臣「お待たせしました。」
聖矢「準備ができたのですね?」
大臣「はい、50人の兵士と、支援物資等の荷物をお願いします。」
シルフィー「わかりました。」
大臣「修練場にお連れします。」
3人「はい。」
3人と白ちゃんは、大臣に連れられ、修練場に向かった。
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修練場にやって来ると、兵士達は整列して準備は万全のようだ。
ガイアス兵隊長「聖矢様方、宜しくお願いします。」
聖矢「お願いします。」
シルフィー「お願いします。」
ミリス皇女「お願いしますわ。」
ガイアス兵全員「よろしくお願いします!」
ガイアス王「皆の者、頼んだぞ。」
ガイアス兵全員「はっ!」
聖矢達も頭を下げる。
シルフィー「転移、ザネルの町!」
魔法陣が全体を包み込むも、ザネルの町へ転移した。
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ザネルの町で兵士1人、生存者を探している中、聖矢達がてんいしてきた。
マナード兵「わっ、何だ何だ!?」
ガイアス兵隊長「ここが、ザネルの町なのですか!?」
聖矢「はい、そうです。」
マナード兵「えっと…。」
聖矢「あっ、すみません。」
マナード兵「ガイアスの兵士がどうして…。」
聖矢「皇帝陛下に頼まれて、ガイアス王国から、捜索隊を連れてきたんです。」
ガイアス兵隊長「ガイアス王より、捜索隊として派遣されました。」
マナード兵「はぁ…。」
ガイアス兵隊長「早速始めたいのですが…?」
マナード兵「え、えっと…。」
いきなりの事で戸惑うマナード兵。
聖矢「ぼくたちはか、マナードの捜索隊を迎えに行きますね。」
ガイアス兵隊長「わかりした。」
マナード兵「お願いします。」
聖矢「変身、ツインドラゴン!」
聖矢はツインドラゴンに返信すると。
聖矢「シルフィー、ミリス乗って。」
2人「はい!」
2人が背中に乗ると。
バサッ、バサッ、バサッ!
飛び上がり、帝都マナードに向かった。
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帝都とザネルの町の中間地点、疾走する8台の馬車を見つけた。
バサッ、バサッ、バサッ!
マナード兵P「ツインドラゴン!?」
マナード兵F「どうどう…。」
マナード兵Fは、慌てて馬車を停める。
ミリス皇女「皆さん!」
2人が背中から降りる。
聖矢も元の姿に戻る。
マナード兵U「ミリス様!?」
マナード兵全員が慌てて整列する。
マナード兵隊長「ミリス様、聖矢様、シルフィー様、どうされたのですか!?」
ミリス皇女「皆さんをお迎えに来ました。」
聖矢「ガイアス王国の捜索隊を送ったので。」
マナード兵隊長「ガイアスから来てるんですね。」
聖矢「はい、生存者を見つけるには、時間がかかるので。」
マナード兵隊長「そうですね、お願いします。」
マナード兵達は、馬車を並べ、整列する。
聖矢「では行きましょう。」
シルフィー「転移、ザネルの町!」
魔法陣が全体を包み込むも、ザネルの町へ転移した。
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ザネルの町へ転移してくると、ガイアス兵達が、班に分かれ、捜索をしていた。
ガイアス兵隊長「聖矢様、おかえりなさい。」
聖矢「捜索はどうですか?」
ガイアス兵隊長「4人の生存者が見つかり、250人の遺体を回収しました。」
マナード兵隊長「突然の事で、生存者は少ないですね。」
ガイアス兵隊長「はい、助けられずすみません…。」
マナード兵隊長「派遣していただきありがたいです。」
聖矢「僕達は手伝えませんが、頑張ってください。」
ガイアス兵隊長「本来なら、こんなに早く来れないので助かりました。」
マナード兵隊長「後の事は、我々で頑張ります。」
聖矢「ミリスも、訓練頑張って。」
ミリス皇女「はい、訓練乗り切ってみせますわ。」
聖矢「しちか、頼んだよ。」
白ちゃん「はい、お任せください。」
ミリスは手を振る。
白ちゃん「転移、マナード城!」
ミリスはマナード城へ帰っていった。
聖矢「じゃあ、僕達も船に戻ろう。」
シルフィー「はい!」
聖矢「変身、ツインドラゴン!」
聖矢はツインドラゴンに変身すると、海を眺める。
シルフィー「船はありますか?」
聖矢は、北東に目をやると、船が2隻見える。
聖矢「2隻あったよ。」
シルフィー「2隻ですか?」
聖矢「うん、どちらかだと思う。」
シルフィー「行きますか?」
聖矢「うん、背中に乗って。」
シルフィー「はい。」
バサッ、バサッ、バサッ!
聖矢は、ザネルの町を飛び立つと、船に向かった。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
○○◯○✕✕✕
特殊
調剤・検査・召喚・変身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
マナード帝国・ガイアス王国へ行き、ザネルの町の話をした聖矢達。
捜索隊を送り届け、再び船へ。
感想や評価を頂けると幸いです。