第119話:ナダレの町(信用手形編)⑨
夕方になると、シルフィー達が帰ってきた。
ナターシャ「ただおま〜!」
シルフィー・ヘレン「ただいま帰りました。」
4人「おかえり!」
ヘレン「今日、釣ったばかりのお魚の盛り合わせです。」
4人「おぉ〜!」
ナターシャ「皆で食べてと漁師長さんが。」
聖矢「じゃあ、ライムさんとメリラさんも呼ぼう。」
白ちゃん「僕が呼んで来ますね。」
マリア「お願いします。」
白ちゃんは転移して行った。
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10分後、白ちゃんが2人を連れてきた。
ライム「お招きありがとう。」
メリラ「お魚と聞いておるぞ。」
ヘレン「はい、盛り合わせですよ。」
メリラ「そうかいそうかい、バガルク魔国では、偶に食べてたのぉ。」
ライム「そうじゃのぅ。」
全員が、手分けして用意をしていっま。
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ライム「これはハマチか?」
ヘレン「そちらは、シルフィーさんが釣ったハマチですね。」
シルフィー「こちら側は、ヘレンが釣ったブリです。」
メリラ「ほんに、油ののりが違っのぉ。」
ナターシャ「こっちのタイは、私が釣ったのよ。」
シンシア「コリコリしてますね。」
聖矢「タコなんて居るんだ?」
ヘレン「それって実は…。」
聖矢「ん?」
シルフィー「実は、モンスターなんです!」
聖矢「え〜!?」
ライム「足は美味だそ。」
メリラ「煮付けにしても美味しいぞ。」
聖矢「食べて大丈夫なんですか?」
ライム「足だけなら大丈夫じゃ。」
聖矢「体は?」
メリラ「猛毒じゃな」
聖矢「危ないじゃないですか!?」
ヘレン「長い足なので、真中辺りで切ってますよ。」
聖矢「そっ、そうなの?」
ヘレンは頷く。
全員、ワイワイ騒ぎながら、食べ尽くした。
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聖矢「もう食えない…。」
マリア「聖矢さん、お茶をどうぞ。」
聖矢「マリアありがとう。」
ナターシャ「聖矢、ミリス居ないけど?」
聖矢「実はね…。」
聖矢は昨日の出来事を話した。
聖矢「サビア皇子おの考えで、城で頑張ってるよ。」
白ちゃん「僕が、毎日報告します。」
ナターシャ「でも、皇帝の許しが出たものね。」
聖矢「とても意思が高かったからかも。」
メリラ「まあ、あれじゃな。」
ライム「そうだな。」
ライムとメリラは笑う。
ナターシャ「訓練に耐え切ったら、本当に連れて行くの?」
聖矢「まあ、危険な戦いはさせられないけど、モンスターとの戦闘なら。」
ナターシャ「強いの?」
聖矢「まあ、魔法は大丈夫だと思うよ。」
ナターシャ「そう…、聖矢が良いならいいわ。」
聖矢「マリアもいずれはね。」
マリア「はい、その時はお願いします。」
ライム「では、そろそろお暇しようかのぉ。」
メリラ「用事があるんじゃろ?」
聖矢「はい。」
ヘレン「2日間、お世話になりました。」
ナターシャ「また行こうね。」
ヘレン「はい、また誘ってください。」
3人は家に帰って行った。
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聖矢「さあ、行こうか。」
ナターシャ「私達は何をすれば良いの?」
聖矢「建物の転移は、メイジスライムにお願いできますか?」
ゴス女王「ええ、良いですよ。」
シルフィー「聞いた事がないスライムですね。」
ゴス女王「皆さん、集合ですよ!」
メイジスライム「はっ!」
ゴス女王の周りに、4体のメイジスライムが現れる。
ナターシャ「こんなスライムも居るのね。」
聖矢「じゃあ、ナターシャ・マリア・白ちゃん・フィオナ・ホーリースライムは引越し先へ。」
ナターシャ「うん、わかったわ。」
フィオナ「うん。」
マリア「わかりました。」
白ちゃん「うん。」
ホーリースライムは頷く。
聖矢「後は、ハッカーズへ。」
シルフィー「はい。」
シンシア「わかりました。」
ゴス女王「皆さん、お願いしますね。」
メイジスライム「はい!」
聖矢「ホーリースライムは、ナターシャについて行って。」
ホーリースライムは頷く。
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聖矢「ては、出発!」
白ちゃん「」転移、中央広場!
ナターシャ・フィオナ・マリア・白ちゃんは、引っ越し先へ向かった。
シルフィー「転移、ザネルの町ハッカーズ!」
聖矢・シルフィー・シンシア・ゴス女王・メイジスライムはハッカーズへ向かった。
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ハッカーズ前に転移してくると、さっそく店内に。
カランカラン!
ハッカーズ店長「あなた達は!」
聖矢「店長さん、突然なんですか、グラスの町へ来てください!」
ハッカーズ店長「えっ、どう言う事ですか!?」
聖矢「前回の事件で、店を辞めると言ってましたよね?」
ハッカーズ店長「はい、辞めるつもりです。」
聖矢「僕達で話し合っていて、辞めてほしくなくて。」
シルフィー「他の町でやりませんか?」
ハッカーズ店長「でも、店を借りないといけないし…。」
聖矢「それは、大丈夫です。」
ハッカーズ店長「えっ!?」
聖矢「店ごと移動するんです。」
ハッカーズ店長「え〜〜〜っ!」
ゴス女王「まあ、驚きますよね…。」
ハッカーズ店長「また新しい仲間ですか?」
聖矢「いえ、スライムの女王様なんです。」
ハッカーズ店長「え〜〜〜っ!」
聖矢「さっきより驚いてますね。」
ハッカーズ店長「スライムの女王様ですよ!?」
聖矢「まあ、ガイアス王国やマナード帝国の王様や皇帝とも面識ありますから。」
ハッカーズ店長「そうでした…、王女様もいましたし…。」
聖矢「伯爵ですから。」
ハッカーズ店長「えっ、伯爵様なんですか!?」
聖矢「言ってませんでしたっけ?」
ハッカーズ店長「言ってませんよ!」
店長はアタフタする。
聖矢「まあ、ガイアス王国では、領主をしてるので、僕の町で店を続けませんか?」
ハッカーズ店長「私で良いんですか?」
聖矢「はい、是非来てください。」
店長は少し考え。
ハッカーズ店長「よろしくお願いします。」
3人「やった!」
3人はハイタッチする。
ゴス女王「では、始めますか?」
聖矢「はい、じゃあ外に出ますね。」
ハッカーズ店長「えっ、準備は!?」
ゴス女王「大丈夫ですよ。」
ハッカーズ店長「そ、そうなのですか…。」
カランカラン!
4人は店の外に出た。
ゴス女王「皆さん、お願いします。」
メイジスライム「はい!」
メイジスライムは、店の角に移動する。
メイジスライム「テレポータル、グラスの町!」
店が光に包まれ、グラスの町へ転移した。
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少し前…。
引越し先に来たナターシャ達。
マリア「ここが引越し先です。」
ナターシャ「えっ、空き地じゃない」
マリア「はい、店ごと転移してきますよ。」
ナターシャ「まさか!?」
マリア「初めて見た時は驚きましたよ。」
フィオナ「ここの家は?」
マリア「月の塔の隣に移動させましたよ。」
ナターシャ「住民驚かないかな…。」
マリア「驚きますね。」
ナターシャ「ダメじゃん!」
マリア「まあ、なんとかなるかな、私がサポートしますから。」
ナターシャ「まだ来ないわね。」
マリア「交渉してるんですかね。」
ナターシャ「まあ、サプライズだからね。」
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30分くらいすると、突然空き地が光出す。
3人「!?」
光が消えると、そこにはハッカーズが経っていた。
ナターシャ「本当に店が現れたわ!?」
そして、ナターシャの後ろも光出し、聖矢達が転移してきた。
聖矢「無事に移転てきたな。」
ナターシャ「聖矢!?」
ハッカーズ店長「本当に店が…。」
ゴス女王「皆さん、ご苦労さま。」
メイジスライム「ではまた。」
メイジスライム達は帰っていった。
ゴス女王「一応、中も確認してください。」
ハッカーズ店長「はい…。」
カランカラン!
店長は店内に入っていった。
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20分後…。
カランカラン!
店長が出てきた。
聖矢「どうでしたか?」
ハッカーズ店長「中の物は、そのままありました。」
聖矢「店は出来そうてわすか?」
ハッカーズ店長「はい、大丈夫だと思います。」
マリア「聖矢さんのサポートをしているマリアです。」
ハッカーズ店長「あっ、どうも…。」
マリアは、数枚の書類と、ホーリースライムを渡す。
マリア「移転の書類と、搬入先の変更の書類です。」
ハッカーズ店長「ありがとうございます!」
マリア「ホーリースライムは、工場との連絡に使うようです。」
ハッカーズ店長「ですね。」
聖矢「これから、頑張ってくださいね。」
ハッカーズ店長「はい、何もかもありがとうございました。」
ハッカーズ店長は、お辞儀をすると、店に入っていった。
聖矢「さあ、屋敷に帰ろう。」
全員が頷き屋敷に帰った。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚・変身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
無事引越しが終わった。
ミリスの試練は白ちゃんに任せ、エイセツの町へ向けて旅立つ。
感想や評価を頂けると幸いです。