第11話:町長への手紙
盗賊の捕縛から一夜、4人はバザルの町へ向け、出発した。
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名前:光野聖矢
Lv:18
(経験値:11045 )
体力:320
攻撃:45
防御:30
魔力:40
速度:40
幸運:25
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査
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< 装 備 >
聖矢
・ミスリルの槍
・ミスリルの鎧
・ミスリルの兜
・革の靴
シルフィー
・ミスリルの杖
・ミスリルローブ
・ミスリルのティアラ
・腕輪
・指輪
・革の靴
ナターシャ
ミスリルの剣
・ミスリルローブ
・腕輪
・指輪
・革の靴
フィオナ
・ミスリルのナイフ
・光のローブ
・冠
・指輪
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ルンルンルン♪
ナターシャ「フィオナ、ご機嫌だね。」
フィオナ「だって、このローブ綺麗なんだもん。」
聖矢「フィオナ、シルフィーとどんな魔法を覚えた?」
フィオナ「それはね〜…、秘密〜!」
聖矢「秘密なのか〜…。」
聖矢は、肩を落とす。
ナターシャ「お姉さんには教えてくれる?」
フィオナ「言いよう〜!」
聖矢「僕だけ秘密なのか…。」
シルフィー「魔物と戦う時に見れますよ。」
シルフィーが聖矢を慰める。
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暫く街道を歩いていたら、旅人が倒れているのを見つけた。
シルフィー「大丈夫ですか!?」
聖矢「怪我をしているようだ。」
フィオナ「光の洗礼、ヒール!」
聖矢「フィオナ!?」
旅人「う、うぅ…。」
フィオナ「大丈夫…?」
旅人はゆっくりと目を覚ました。
旅人「私は…。」
聖矢「ここで倒れていまして、何が遭ったんですか?」
旅人「呼び止められ…、振り返った瞬間に殴られ…。」
旅人は、ハッとして、荷物を確認する。
旅人「な、無い!」
聖矢「何が盗られたんですか?」
旅人「実は、ナコルの町長の手紙を、バザルの町長に届ける最中に…。。」
ナターシャ「それは、盗られるとマズい手紙ですか?」
旅人は頷く。
ナターシャ「聖矢、手伝おうよ?」
聖矢「犯人がわからないとな…。」
旅人「犯人は、盗賊団の残党だと思います。」
聖矢「どうして?」
旅人「他言は無用なのですが、盗賊団の移送の手紙でして…。」
ナターシャ「内容がそれだと、犯人は間違い無さそうだけど…。」
聖矢「盗賊団は、誰かに雇われてる感じでしたが…。」
旅人「それは恐らく、グラスの町長かと…。」
聖矢「証拠はあるんですか?」
旅人「偵察をした者が見ただけで、証拠と言えるかどうか…。」
ナターシャ「物的証拠が欲しいなら、逃げてる手下を捕まえれば、良いんじゃない。」
聖矢「どうやって?」
ナターシャ「取り敢えず、バザルの町長に馬を借りれば。」
聖矢「なるほど。」
旅人「町長には、私が話しましょう。」
聖矢「宜しくお願いします。」
聖矢達5人は、バザルの町へ、急いで向かった。
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夜明けにバザルの町に着いた5人は、町長の屋敷へ急いだ。
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旅人「町長、訳は後で話しますので、3頭馬をお借り出来ないでなょうか?」
町長「何があったのか!?」
旅人は頷く。
町長「解った、訳は後で聞こう、急ぎなさい。」
聖矢達は、頭を下げると、馬に跨がると、急いで飛び出して行った。
町長「他の4人は一体…?」
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旅人「王都への街道へ向かおます。」
聖矢「わかりました、フィオナ、しっかり掴まってね。」
フィオナが頷くと、馬を更に飛ばした。
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5人が馬を飛ばしていると、前方に走る人影が。
聖矢「こんな時間にあやしい…。」
旅人「すみません…。」
怪しい人が振り返ると、慌てで何かを隠した。。
怪しい人「な、何でしょう…。」
聖矢「何処へ向かわれてるんですか?」
怪しい人「グ、グラスの町へ…。」
聖矢「1人だと、危ないですよ?」
怪しい人「いえ、1人で大丈夫です…。」
ナターシャ「私達もグラスの町へ行くので。」
怪しい人「いえ、急いでいますので…。」
怪しい人は、早く離れたいのか落ち着かない。
聖矢「呼び止めてごめんなさい。」
怪しい人「いえ、大丈夫です…。」
怪しい人が急ぐように立ち上がると、懐から手紙が落ち、ナコルの紋章が見えた。
旅人「この手紙です!」
怪しい人「た、多分、違う手紙ですよ…。」
旅人「この紋章が、証拠です!」
聖矢「その手紙を見せてもらっても良いですか?」
怪しい人「こ、これは大事な手紙なので、誰にも見せれません…。」
ナターシャ「疑いを無くす為に過ごしだけ?」
怪しい人「ぜ、絶対にダメです!」
怪しい人は、逃げようとする。
フィオナ「光の縛り、ホーリーバインド。」
怪しい人「うっ!」
怪しい人が光の輪に捕まる。
フィオナ「逃げたらダメなの!」
怪しい人が膝をつく。
フィオナ「手紙出して。」
怪しい人は渋々手紙を出した。
フィオナ「はい、お手紙。」
旅人「ありがとう。」
旅人は、手紙の内容を確認する。
旅人「これに間違いありません。」
聖矢「この人はどうしますか?」
旅人「手紙は取り返せたので、開放してあげてください。」
聖矢「良いんですか?」
旅人「後で都合が良いと思うので…。」
聖矢「わかりました、フィオナ開放してあげて。」
フィオナは頷くと、魔法を解いた。
聖矢「好きな所へ行けば良いよ。」
怪しい人は、逃げるように走って行った。
ナターシャ「じゃあ、町長の所へ。」
5人は馬に跨がり、バザルの町へ戻って行った。
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バザルの町の、町長の屋敷に着いた。
旅人「ナコルの町長からの手紙です。」
町長「話しは中で聞こう。」
旅人「この方達も、中に入れても良いですか?」
町長「まあ、良いだろう。」
5人は屋敷の一室に通された。
町長「まずは、訳を聞こうか?」
旅人「ナコルの町からバザルの町へ、手紙を届ける途中、襲われ手紙を奪われまして…。」
町長「それを取り返すために馬を借りたと?」
旅人「はい、気を失っていたのを助けていただいたのが、こちらの4人で。」
町長「ふむふむ。」
旅人「取り返しに成功したのも、こちらの方々のお陰で。」
町長「訳は解った。」
町長は手紙を読み。
町長「盗賊団の移送はわかった。」
町長は、テーブルのベルを鳴らすと、メイドが入ってきた。
メイド「ご主人様、ご用ですか?」
町長「この者達に食事を。」
メイド「かしこまりました。」
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暫くすると、メイドが食事を運んできた。
メイド「どうぞ。」
6人の前に食事が並べられる。
町長「さあ、食べてくれ、手紙のお礼だ。」
6人は食事を食べ進める。
聖矢「フィオナ、美味しいね。」
フィオナ「うん、とっても美味しい。」
町長「それは良かった。」
シルフィー「フィオナ、お口が汚れてる。」
シルフィーがフィオナの口を拭く。
町長「君達4人は、これからどうするんだい?」
聖矢「僕達は、タコの村に行こうと思ってます。」
町長「タコの村へ行くなら、少し依頼をしても良いかな?」
聖矢「依頼にもよりますが、何でしょう?」
町長「仕入れの馬車とメイドの護衛をお願いしたいのです。」
聖矢「護衛ですか。」
聖矢は、3人を見る。
ナターシャ「ついでだから、良いと謂うよ。」
シルフィー「私も良いと思う。」
聖矢「フィオナも良い?」
フィオナは頷く。
聖矢「みんな良いそうなので、依頼をお受けします。」
町長「引き受けてもらえて良かったが。」
聖矢「タコの村って、危険なんですか?」
町長「村は長閑な村ですが、海から魔物が出る事があるんです。」
聖矢「そうなんですか。」
ナターシャ「キリルの町を出てから、盗賊団の相手しかしてないから、久々の魔物だね。」
旅人「盗賊団捕まえたの、君達なの!?」
3人は頷く。
聖矢「フィオナは、盗賊団に囚われていたのを助けたんです。」
町長「そうだったのか、盗賊団を捕まえてくれてありがとう。」
旅人「では、フィオナさんを、エルフの国へ、届けるのが、目的ですか?」
聖矢「取り敢えずですけどね。」
町長「力になれる事があれば言ってくだされ。」
聖矢「はい、その時はお願いします。」
4人は、部屋に通され、寝床についた。
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名前:光野聖矢
Lv:18
(経験値:11045 )
体力:320
攻撃:45
防御:30
魔力:40
速度:40
幸運:25
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査
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今回の報酬
特になし。
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.18
シルフィー:lv.19
ナターシャlv.35
フィオナ:lv.6
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読んでいただきありがとうございます。
町長の依頼を引き受けた4人は、タコの村へ。
村では何が待ち受けているのか…。
感想や評価をいただけると幸いです。