第109話:タコの村(クラーケン編)⑮
聖矢達と店長が、ハッカーズに戻ってくると。
店長「皆さん、ありがとうございました。」
ナターシャ「良いのよ、気にしないで。」
聖矢「あちらがした事なので…。」
店長「はい…、ではご注文の品を見せますね。」
5人「あっ!?」
聖矢「本題はこっちだった…。」
ナターシャ「あの惨状を見たらね…。」
店長は、7色の靴をカウンターに置く。
店長「色は髪や体の色に合わせてあります?」
聖矢「僕は黒だな。」
シルフィー「私は水色ですね。」
ナターシャ「私は黄色ね。」
シンシア「私はピンクなのですね。」
フィオナ「私は緑。」
スーラ「僕は青色だ!」
ゴス王女「私は白なのね。」
ゴス王子「僕も白だ。」
店長「金色はさすがに無いので、白色にしましたが、お気に召しませんか?」
ゴス王女「純白で綺麗なので、気に入りましたよ。」
店長「それは良かったです。」
聖矢「少しスパイクを試せる場所はありますか?」
店長「帝都の工場にありますよ。」
聖矢「試せますか?」
店長「多分大丈夫だと思いますが、行ってみますか?」
聖矢「お願いします。」
店長「わかりました。」
聖矢「シルフィー、お願い。」
シルフィーは頷き。
シルフィー「転移、帝都マナード!」
6人は帝都マナードへ転移した。
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帝都に来ると、店長に連れられ、西門へやってきた。
店長「こちらが工場です。」
店長の後ろには、高い塀に覆われた3階建ての工場があった。
聖矢「大きいですね。」
店長「他のハッカーズの靴も作っているので。」
聖矢「他にもハッカーズあるんですか!?」
店長「はい、マナードには、8店舗ありますよ。」
聖矢「意外と多いんですね。」
店長「帝都には、2店舗ありますよ。」
店長は、門番に話をしている。
店長「中へどうぞ。」
聖矢達は、店長に連れられ、工場内へ入って行った。
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工場内は、製造部と事務部、研究部に分かれていて、地下研究部へ向かう。
店長「地下にプールがあるので、そこで試してください。」
店長が扉を開けると、大きなプールがあり、水面は凍結されていた。
研究者①「お待ちしておりました。」
店長「急なお願いで申し訳ありません。」
研究者①「いえ、商品の向上になるので構いませんよ。」
5人「よろしくお願いします。」
聖矢達は、プール前でスパイクに履き替える。。
店長「どうぞ。」
カチャ、カチャ!
聖矢は氷の上で立ち上がる。
聖矢「大丈夫そうだ。」
カチャ、カチャ!
ナターシャ「おでと…、滑るわね。」
シルフィー「氷の上だから。」
ナターシャとシルフィーはふらつきながらも立ち上がる。
カチャ、カチャ!
聖矢「フィオナ、立てる?」
フィオナ「滑って立てないよ…。」
フィオナは首をふる。
聖矢「じゃあ、これならどう?」
聖矢はフィオナの手を取る。
フィオナ「うんしょ!」
フィオナは片足立ちになる。
聖矢「ゆっくり足を下ろして。」
フィオナはゆっくり両足立ちになる。
フィオナ「立てた!」
フィオナはその場でジャンプする。
カチャ、カチャ!
聖矢「ゆっくり歩くよ。」
聖矢は、一歩ずつ後ろへ下がる。
カチャ、カチャ!
フィオナ「よいしょ、よいしょ!」
フィオナは聖矢に引かれつつ、前に歩く。
聖矢「いい感じだよ。」
カチャ、カチャ!
フィオナはふらつきつつも、徐々に慣れてくる。
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10分後、フィオナはすむかり動けるようになり、ナターシャやシルフィーと遊んでいた。
聖矢「シンシアは、平気そうだね。」
シンシア「ええ、マナードに住んでたので、氷の上は平気ですよ。」
店長「皆さん、大丈夫そうですね。」
聖矢「スライム達も問題ないようです。」
店長「店に戻りますか?」
聖矢「はい、お支払いをしないと。」
店長「でわ、戻りましょう。」
店長は、研究者①と話をしにいく。
聖矢「帰るぞ!」
ナターシャ「もう帰るの。」
シルフィー「はーい。」
4人とスライム達が集まる。
研究者①「使い勝手は良さそうでしたね。」
聖矢「はい。」
研究者①「クラーケン退治頑張ってくださいね。」
聖矢「どうして知ってるんですか!?」
研究者①「私、タコの村出身なんです。」
聖矢「でわ、手紙で?」
研究者①「はい。」
聖矢「そうでしたか、頑張って倒してきます。」
6人「ありがとうございました。」
シルフィー「転移、ザネルの町ハッカーズ!」
聖矢達はハッカーズへ転移した。
研究者①「転移魔法便利そうだな…。」
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ハッカーズに帰ってくると、店長が請求書を渡してきた。
店長「8足で金貨50枚になります。」
聖矢「はい、1足当たり金貨5枚か。」
店長「はい、もう少し安くできれば良かったのですが…。」
聖矢「いえいえ、特注なので。」
店長「そう言ってもらえるとありがたいです。」
聖矢「これで、クラーケンとも戦える。」
店長「頑張ってくださいね。」
聖矢「クラーケン胎児の後、お店の事を話しましょう。」
店長「わかりました…。」
聖矢「1週間後には帰れると思います。」
店長「でわ、お待ちしてます。」
聖矢は、支払いを済ませると。
聖矢「それでわ、行ってきます。」
店長「ありがとうございました。」
カランカラン!
聖矢達は、ハッカーズを後にした。
店長「お店閉めるのに何ででしょう…。」
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店を出ると。
シルフィー「タコの村の何処へ飛びますか?」
聖矢「取り敢えず、村長の家かな。」
ナターシャ「私は宿屋に行くわ。」
シンシア「でわ私も。」
聖矢「わかった。」
スーラ「僕達はナターシャについて行くよ。」
シルフィー「私はフィオナと漁師長さんの所に行きますね。」
聖矢「わかった。」
そしてシルフィーは。
シルフィー「転移、タコの村村長の家!」
こうして、聖矢達はタコの村へ向かった。
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今回の報酬
特になし。
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名前:光野聖矢
Lv:48
(経験値:1126745 )
体力:3220
攻撃:450
防御:400
魔力:420
速度:390
幸運:350
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤・検査・召喚・変身
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.48
シルフィー:lv.48
ナターシャlv.50
フィオナ:lv.48
シンシア:lv.50
カロン:lv.45
スーラ:lv.48
ゴス王女:lv.45
コス王子:lv.43
マリア:lv.40
ミリス:lv.30
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読んでいただきありがとうございます。
スパイクを無事受け取った聖矢達は、いよいよクラーケンとの戦いへ!
感想や評価を頂けると幸いです。