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第99話:タコの村(クラーケン編)⑤

夕方、タコの村へ転移した聖矢達は、漁師長に会いに来ていた。


漁師長「聖矢さん、こんな夕方にどうしました?」


聖矢「クラーケン討伐の段取りが、もうすぐ整いそうなので、お知らせをと。」


漁師長「そうですか、わざわざありがとうございます。」



聖矢「8日後に行おうと思います。」


漁師長「わかりました。」


聖矢「では、グラスの町に戻ります。」


漁師長「はい、8日後にお待ちしてます。」


聖矢達は、グラスの町へ転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


翌日、聖矢は朝からフラワーガーデンに来ていた。


カランカラン!


聖矢「おはようヘレン。」


ヘレン「あっ、聖矢さんおはようございます。」


聖矢「花束を取りに来たよ。」


ヘレン「はい、花の用意は出来ているので、今から包ますね。」


聖矢「はい、ところてライムさん達は、もう畑ですか?」


ヘレン「はい、日が昇る頃には、出られましたよ。」


聖矢「早起きですね。」


ヘレン「そうですね、私なんて寝坊したりしますのに。」


ヘレンは、話をしながら花を纏めていく。


ヘレン「この花束、どうして皆さんに内緒なのですか?」


聖矢「んー、別に内緒にしなくてもいいんだけどね、何となくね。」


ヘレン「では、どうして?」


聖矢「ナターシャだと、もう少し豪華なのとか言いそうだから。」


ヘレン「まあ、皇帝陛下に渡しますしね。」


聖矢「まあ、わからなくもないんだけど、今回は伯爵としてではないから。」


ヘレン「そうなんですか?」


聖矢「うん、今回はデリア様に用事で行くから。」


ヘレン「良ければ、わたしも行っては駄目ですか?」


聖矢「えっ、行きたいの?」


ヘレン「はい、出来れば私から花束を送りたいです。」


聖矢「まあ、ライムさん達に言ってからなら。」


ヘレン「わかりました。」


ヘレンは、ドアに『臨時休業』の表札を出す。


ヘレン「では、ライムさんに聞きに行きますね。」


聖矢「僕は、仕立屋に行ってから帰るよ。」


ヘレン「はい、わかりました。」


ヘレンは、店を閉めると、畑に向かって行った。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


聖矢は、『キラキラ仕立屋』にやって来た。


カランカラン!


仕立屋店主「いらっしゃいませ。」


聖矢「お早うございます。」


仕立屋店主「領主様、お待ちしてました。」


聖矢「店の方は良いの?」


仕立屋店主「はい、副店主に任せたので。」


聖矢「そっか。」


仕立屋店主「はい。」


副店主「行ってらっしゃいませ。」


聖矢と仕立屋店主は、屋敷に向かった。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


屋敷に戻ると、ヘレンにライムとメリラが居た。


聖矢「ただいま。」


皆「おかえり。」


聖矢「ライムさんにメリラさんも居たんですね。」


ライム「ヘレンさんから話は聞いておるぞ。」


メリラ「店は任せておくのじゃ。」


ヘレン「なので、私も行きます!」


聖矢「わかった。」


マリア「私も行きたいのですが、聖矢さん、よろしいですか?」


聖矢「構わないよ、マリアのお陰で、色々助かっているから。」


シルフィー「マリア、良かったですね。」


マリア「はい。」



ナターシャ「私は、大丈夫って言ったのに。」


聖矢「???」


ナターシャ「こっちの話。」


ヘレン「ウフフ。」


聖矢「まあ、いいか…。」


ナターシャ「さあ、『紅の宝飾屋』へ行こうよ。」


聖矢「ああ、そうだな。」


聖矢達は、ライムとメリラ見送ると、屋敷を兵士に任せ、『紅の宝飾屋』へ転移した。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


『紅の宝飾屋』へ来ると、ドアに『休業』と札が出ていた。


ナターシャ「休業みたいよ。」


マリア「手紙で知らせたから、休みにしてくれたんだわ。」


シルフィー「マリアが頼んだのね。」


マリア「はい。」


マリアは、ドアを開ける。


カランカラン!


店長「皆さん、いらっしゃい。」


マリア「店長さん、おはようございます。」


店長「マリアの言う通り、3日間休みにしたわよ。」


マリア「ええ、良かったですわ。」


店長「伯爵様、『紅の宝飾屋』の店長です。」


聖矢「あっ、はい、そんな畏まらないでください。」


聖矢は頭を掻く。


店長「良いのですか?」


マリア「聖矢さん、優しい方なので、大丈夫ですよ。」


店長「そ、そうなのね。」


聖矢「では、そろそろ行きましょうか?」


店長「はい。」


仕立屋店主「何だか、緊張してきました。」


ナターシャ「それはそうよね、誰かさんとは違って。」


皆が一斉に聖矢を見る。


聖矢「えっ、僕だって、初めての謁見は緊張したよ。」


ナターシャ「そうだったかな。」


聖矢「そ、そうなの!」


ナターシャ「そろそろ行こうか。」


皆が頷く。


シルフィー「マナード城の前で良いですか?」


聖矢「そうだね、城内は捕まりそうだし。」


シルフィー「では、行きますね。」


皆が再び頷く。


シルフィー「転移、マナード城前!」


店内から光が漏れ、マナード城前へ転移した。


***************


今回の報酬


特になし。


***************


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴


名前:光野聖矢


Lv:48

(経験値:1126745 )


体力:3220


攻撃:450


防御:400


魔力:420


速度:390


幸運:350


―――――――――――――――


体攻防魔速運

◯✕○✕✕○✕


火水風光闇補回

○○◯○✕✕✕


特殊

調剤・検査・召喚・変身


∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


/\/\/パーティー\/\/\


聖矢:lv.48

シルフィー:lv.48

ナターシャlv.50

フィオナ:lv.48

シンシア:lv.50

カロン:lv.45

スーラ:lv.48

ゴス王女:lv.45

コス王子:lv.43

マリア:lv.40

ミリス:lv.30


\/\/\/\_/\/\/\/

読んでいただきありがとうございます。


ハッカーズの、靴が出来上がるまでの間に、マナード帝国のデリア女王の用事を済ませる事にした。


感想や評価を頂けると幸いです。

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