第09話:盗賊団脱獄と、これから。
エルフの少女を助けた聖矢達は、ご飯を食べながら話を聞く事にした。
聖矢「何て名前?」
少女「私、フィオナ、エルフなの。」
ナターシャ「どうしてこんな所に?」
フィオナ「私ね、エルフの国で小鳥さんと遊んでたの。」
3人「うんうん。」
フィオナ「そしたらね、後ろから袋に入れられて、気付いたら檻の中に入る居たのの…ぐすん。」
聖矢は泣きそうなフィオナの頭を撫でる。
聖矢「よしよし、もう大丈夫だよ。」
ナターシャ「聖矢、エルフの国って、かなり遠いよ?」
聖矢「でも、エルフ国外の兵に渡すと、無事に送られるかわからないし…。」
シルフィー「そうですね…。」
聖矢「だから、僕達で届けないか?」
ナターシャ「旅は道連れ世は情けって言うしね。」
また、フィオナの頭を撫でる。
聖矢「フィオナ、僕達で、町へ連れて行ってあげるね。」
フィオナは、笑顔で頷いた。
部屋に戻ると、フィオナは安心したのか、すぐに眠ってしまった。
聖矢「良い子だね。」
ナターシャ「国に着くまでに、良い思い出を作らないとだね。」
シルフィー「そうですね。」
ナターシャ「私達も寝よっか?」
3人も、すぐに眠ってしまった。
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次の日、外に出ると、自警団員が訪ねて来ていた。
自警団員「すみません、夜の間に、盗賊達が、脱獄してしまいました…。」
シルフィー「えっ!?」
自警団員「現在、賢明に捜索しています、気を付けてください。」
聖矢「何人が脱獄したんですか?」
自衛団員「親分含めて4人です。」
聖矢「用事が済んだら手伝います。」
自衛団員「助かります。」
聖矢「ナターシャ、シルフィー、良いよね??」
二人は頷く。
…………。
聖矢「取り敢えず、ギルドへ行こう。」
聖矢は、フィオナを背負うと、ギルドへ急いだ。
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ギルドへ着くと、事情を説明し、フィオナの冒険者登録を済ませた。
受付「これで、フィオナさんの冒険者登録は完了です。」
4人は、食事をとりながら、世界地図を広げ行き先を確認する。
フィオナ「エルフの国は、左右を山に挟まれた、ここだよ。」
聖矢「僕達は、今ここだから、かなり遠いね…。」
ナターシャ「まだまだ素人の冒険者だし、もっと強くなってから、エルフの国に向かおう。」
フィオナ「お家、帰れないの?」
聖矢は、フィオナの頭を撫でて。
聖矢「大丈夫、時間はかかるけど、帰れるよ。」
フィオナは、ニッコリと笑った。
聖矢「次は『バザルの町』だね。」
ナターシャ「その町は、タコの村からの、新鮮な魚介類が届くから、とても賑やかな町だよ。」
シルフィー「ナターシャ、行った事あるの?」
ナターシャ「月夜の買い出しでね。」
聖矢「そっかー。」
4人は食べ終わると、また、宿屋に戻った。
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宿屋に戻った4人。
ナターシャ「フィオナ、シルフィーとお留守番して欲しいな。」
フィオナ「お留守番?」
聖矢「うん、ナターシャとお出掛けしてくるから。」
フィオナ「……。」
ぐずりそうなフィオナ。
シルフィー「フィオナ、お留守番の間に、魔法覚えよっか?」
フィオナ「魔法、覚えたい。」
ナターシャ「じゃあ、帰ってきたら見せてくれるかな?」
フィオナ「うん、わかった。」
ナターシャ「シルフィー、フィオナを頼んだよ。」
シルフィー「うん、二人とも行ってらっしゃい。」
二人は、宿屋を飛び出した、盗賊団を探しに出掛けた。
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名前:光野聖矢
Lv:18
(経験値:10645 )
体力:320
攻撃:45
防御:30
魔力:40
速度:40
幸運:25
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体攻防魔速運
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火水風光闇補回
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特殊
調剤
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今回の報酬
特になし。
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/\/\/パーティー\/\/\
聖矢:lv.18
シルフィー:lv.19
ナターシャlv.35
フィオナ:lv.1
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読んでいただきありがとうございます。
盗賊脱走!?自警団は何をしてたんだか…。
再び、盗賊達を捕まえられるのか。
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