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③
だが、私は復活したのだ。
無様に死んでいった私を見る者達が居なくなったことで、死んだと思った私は生きていた。
誰も居なくなった闇夜に、私は復讐を決意する。
私は忘れはしない。
業火の焔の中に居た私を最後まで魔女と呼び
貶した人間達の顔を、私は忘れはしない。
それは、生前
私の美貌に目を眩ませた男達と
男達を取られたと妬んだ女達の仕業だった。
私の手首に縄が巻かれた後も、杭で手のひらを固定する。
その杭を手のひらから抜く。
すると、真っ赤な血が滴り落ちる。
まるで、生きていた頃のように。
その血を舌舐めずりしながらどうやって殺してやろうかと考えたら
あああ背中がゾクゾクする。
慶びで私の身体が震えているよ。
私を殺した奴等は私が生きていたと知れば
どう思うのだろう。
本当に今度こそ魔女だったと腰を抜かすのか?
どうやって殺してあげるのがいいだろうか。
痛みを教えるのが堪らなく嬉しいね。