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ショートストーリー  作者: 美月×Aoi
魔女の笑い声
7/12

アハハハハハハハハハ

アハハハハハハハハハ



業火の焔に焼かれながら笑い声をあげる女が

そこにいた。


いつまでも耳に残るその笑い声は、人々に恐怖という名の感情を植え付けるのに充分だった。


上がる黒煙は何処までも上空へ

オレンジ色の焔が光る源となり

そこが中心となり影が踊る。


人間の焼かれる匂い


たちまちに胃の底から込み上げては、辺り一面にぶちまける。


それを片付ける人々や

くわばらくわばらと手を擦り合わせ

その場を後にする人々。


昔の風習で、磔。

 魔女狩りと呼ばれていた風習がある時代


忌々しい魔女を狩るため、火炙りの刑にする。

火炙りにしてもなお生きていれば魔女などと


はたまた川に沈め浮いてきたら魔女だとか

根も葉もない噂だけで、命を刈り取る。



死ぬのは嫌だから抵抗する

そんな至極当然の事をしても、魔女だとか抜かす

そんなこと出来た奴等こそ人間ではない。



そんな時代に生きて死んだ私の物語。

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