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ショートストーリー  作者: 美月×Aoi
囚われた男
4/12

稲光が走る、黒雲の空

鬱蒼とした小高い丘の上に洋館が建っていた。


....____あぁ、今宵も雷鳴(らいめい)が煩い...


雷鳴に邪魔されて悲鳴が聴こえない...._____


室内は荒らされ

足下には、散乱した洋服や書物が乱雑に置かれていて

壁もドアもギシギシと音が鳴っている。

だが、その音も降りしきる雨の音にかき消される。


気だるい雰囲気を醸し出す男性が、椅子に腰掛けていた。


「出ろ、実験体01」


手に鞭を持った初老の男性が言う。


「今日は客人が来る」


それだけ告げる初老の男性


もう長年の付き合いで、初老の男性の言葉の端を読み取れば


それは、粗相がないようにもてなせと言うことだ。


命令され静かに立ち上がると、踝に実験体01と焼き印の痕。


立ち上がる男性の手首と足首に鎖が巻かれている。


静かに手首を持ち上げると初老の男性は、鍵を出し鎖の錠を外す。


ふー、とため息をつきながら拘束されていた手首と足首を動かす。


ここで2度目の雷鳴が鳴り響く。



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