表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ショートストーリー  作者: 美月×Aoi
魔女の笑い声
10/12

確か、あの部屋に拷問機具が置いてあったはず...


いや、もう今更だ。

そんなことよりナイフのほうが簡単だ。


首を跳ねれば終わる。

あれこれ考えても仕方あるまい。


そう、私は立ち上がるはずだった...


復活した身体で、復讐に燃えた私の身体に


最後に救ってくれたのはあの人だった。


私を愛してくれた、あの人...。


私の身体は、醜く焦げ落ちたはずだった。

でも復活したことで銃弾が貫いたのだ。


嘘か真か分からない、銀の弾丸は魔しか殺められない。

だがこうして私の身体を貫くことができたということは....


あぁ、私は人間だったのだ。


そして最後にあの人が私を貫いた。


良かった。 


これで私はやっと死ねる....


最後の最後で、愛しいあの人に抱かれながら

不思議と私の中から流れる血は温かさを感じた...。


こんな時代に産まれてきて


どうか、こんなことは私で終わりになればいい...。


そして今度産まれ変わることができたら


私は....


                 END



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ