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とんぼ廻り  作者: 阿沫磨 學智
起の章 決別
1/5

針葉樹で追いかけて

世界を創造しながら読んでほしいです


君と過ごした一夜は曇り空のような・・・

「ような・・・?」

◇◇◇◇◇

「そこでなにしてるのー!」


「いや、特になにも」


「つまんなーい!もっとあそぼーよ!! ほら、見て、空はこんなにも広いし」


「だからどうしたんだよ」

◇◇◇◇◇

だからどうしたんだよ

◇◇◇◇◇

「うわっ。夢か・・・」


「あ、やっと起きた。じゃあ遊ぼ!」


「いいけど、田舎だしなんもやることないだろ」


「やることないから遊ぶの!!今日は山にいこ!」

山・・・?あぁ龍神りゅうがみもり


「んなとこなんもねーぞ」


・・・いや、あった


「いってみないとわかんないじゃーん! だから今日は探検するって約束したんでしょ!」


・・・


「じゃあ、いくか」


「うん!」


なんでこんなに笑顔なんだろう。あんなことになるのに

◇◇◇◇◇

あんなことになるのに・・・?

「わぁ~暗いね~」


「そうだね」


「ちゃんとライトも用意したから!」


「俺の分まで・・・」


「はぐれた時。光があったほうがいいでしょ!」


そう、はぐれたら・・・


「そんなことにはならないよ」


「それもそうだね!私ってしっかりしてるし」


そうだな


「今日はどこまでいったら帰るんだ?」


「さっそく帰りの話~?探検に集中しようよ~」


「お前はいいけど、俺は虫が苦手なんだからそもそも乗り気じゃないんだよ」


「今回の探検を提案したの***じゃん、昨日はテキトー?」


「そうだった・・・か?」


「そうだよそうだよ。記憶喪失~?」


「笑うなよ・・・でもたしかに、色々おぼろ気なんだよな」


「今日口調がおかしいのはそういうことだったんだね」


「わかってるならさっさと教えてくれ・・・」


「でも~***は***だよ!苦手な虫にもやさしいし・・・」


「やさしいんじゃなくて、苦手だからなにもできないんだよ、やさしくもしていないし」


「じゃあいつもトンボに囲われてるけど眺めているだけじゃない」


「他の人が見かけたら叩いたり叫んだり捕まえようとしているのに」


「さっきも言ったけど苦手だからなにもできないの、それにトンボに囲まれるのだって怖いんだからな!」


「なら捕まったトンボを逃がしてあげたり、叩かれそうになったら止めたりしたのはなんで?」


「だって、可哀相だし・・・」


「ほら、やさしい。ふふふ・・おーかしぃ」


「笑うなよ・・・」


「口調、戻ってきてるよ?思い出してきた?」


ん?ああ・・・思い出し・・・いや


「ごめん、ちょっとまだ」


「ふーん・・・。あっほら見えてきたよ!」


寺・・・?いや神社か


「なぁもう帰ろう」


「なんで??ようやく目的のものまで歩いたのに」


「いや・・・なんか違和感というか・・・嫌な予感がする」


「じゃあ私一人でいくね」


・・・


「じゃあ・・・俺もいく」


「そういうと思ってたよ・・・***は私のこと好きだもんね」


「なわけねーだ・・・ろ?」


あれ・・・?


「じゃあ私一人でいくね」


違和感って認識という脳の判断を疑うもので

理性的なことだという認識

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