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後書き

こんばんは。川口冬至夜です。

『vol.5 改訂版』は本日最終話を迎えました。


タイトル通り、今作はいつもの『流転の國』とは全く繋がりのない物語です。

もしマヤリィとジェイの間に子供が出来たら流転の國はどうなるのか、という想定の話でした。

結果、元いた世界で虐げられていたマヤリィは王子を愛しているつもりでいながら、彼が原因のフラッシュバックを起こした途端、一緒にいられないと逃げ出すことになってしまいました。

王子が亡くなったのは全くの偶然ですが、その出来事がなければマヤリィはずっと流転の國に帰れなかったかもしれません。



『流転の國 vol.5』の改訂版として掲載した今作ですが、以前公開した限定版とは全く異なる展開になりました。

最終的に王子を受け入れた限定版に対し、王子を心から愛することが最後まで出来なかった改訂版。

そして、ジェイは王子のことを『マヤリィを苦しめる存在』だと認識した時、愛する妻を守ることだけを考えました。

一方、ルーリはいつ如何なる時でもマヤリィが最優先。母と子の関係はこんな感じなのか?と疑問に思いつつ、マヤリィを一番に想っています。

ここまで書くと王子があまりに可哀想ですが、シロマだけは最後まで王子に寄り添い、母親のように優しく接しました。皆がマヤリィのことしか考えていない中、まともな人の心を持っているのはシロマだけだったかもしれません。


そして今作オリジナルキャラクターのリッカ様。

彼女は前国王の妹であり、天界との戦で大活躍した過去を持ちながら、早々にレイン離宮に移り住んだ「変わり者(ツキヨ談)」です。

彼女は流転の國の内情を全く知りませんが、女王であるマヤリィが病を抱えていることを兄ツキヨから聞いて『療養先』として彼女を受け入れることを決めました。

マヤリィがレイン離宮で穏やかに過ごせたのは、リッカが『同じ身分』だと言って友人のように話をし、マヤリィの全てを受け止めてくれた為でしょう。


というわけで、ここで唐突に(Xに掲載したものと同じ)リッカ様のプロフィールです。


●リッカ

年齢:マヤリィと同い年

性別:女性

職業:桜色の都の王女

身長:不明

適性:氷系統魔術

魔術具:スノーレイピア

種族:人間


前国王ツキヨの妹。十数年前の天界との戦の後、離宮に移り住んだ。強大な魔力を持つ氷系統魔術師だが、現在は活動休止状態。病の悪化で流転の國にいられなくなったマヤリィを『転地療養』という形で自身の住む離宮に受け入れた。戦で負った傷痕がマヤリィの『完全治癒魔術』によって消え去ったことにより、久々に魔術具を手に取ることが出来た。


今のところ本編未登場ですが、間違いなく今作のキーパーソンとなったキャラクターなので、いずれどこかで登場するかもしれません。



今作の完結に伴い『vol.8』の執筆を再開します。

こちらは流転の國に顕現してから2年ほど経った頃の本編となります。

時系列としては『vol.7』からそのまま続く形です。

更新後は活動報告にてお知らせ致しますので、その際はぜひ流転の國にお越し下さいませ。


最後になりますが、ここまで読んで下さった全ての方々へ、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。




川口冬至夜

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