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紅蓮の契約  作者: ZEN
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第22話「あなたを守るために」【後編】

【シーン:病院の中庭・夕暮れ】


オレンジ色の光が、病院の庭を優しく照らしていた。


ヨンジュンは、

ベンチに座ったまま、

セリナの手を優しく握っていた。


**


「セリナ。」


「これから先、

 また何があっても、俺は絶対に――」


**


言いかけたとき。


遠くで、小さな爆発音。


次の瞬間、

病院の非常ベルが鳴り響いた。


**


【シーン:襲撃】


警備員たちが慌ただしく走り回る。


その混乱の中、

黒服の男たちが、病院の敷地に侵入してきた。


ハン・ギョンウ残党――

かつての財閥の影。


**


「ターゲットを確保しろ!」


**


無線が飛び交う中、

男たちはヨンジュンとセリナを目指してまっすぐ向かってくる。


**


【シーン:決意の戦い】


ヨンジュンは、

松葉杖を捨てた。


そして、

不自由な体でも必死に立ちはだかった。


**


「セリナ、逃げろ!」


**


だが、セリナは首を振った。


**


「一緒に逃げる!」


**


**


ヨンジュンは、

必死にセリナの手を引き、

裏口へ向かって走り出した。


激しい痛みが足に走る。


だが、それでも――


守るために、走った。


**


【シーン:追い詰められる】


裏庭に出たところで、

待ち伏せていた黒服たちに囲まれる。


絶体絶命。


**


ヨンジュンは、

セリナを背に庇いながら、

最後の力を振り絞った。


**


「来いよ……」


「俺の命が欲しいなら、

 ここを通っていけ!」


**


**


だが、その瞬間――


一台の黒い車が疾走してきた。


運転席から降りてきたのは――


ジュンソク!


**


【シーン:兄弟の救出】


ジュンソクは、

無言でヨンジュンに向かって車のドアを開けた。


**


「乗れ!」


**


躊躇なく、

ヨンジュンとセリナは車に飛び乗る。


ジュンソクは急発進し、

黒服たちの包囲を突き破った。


**


【シーン:走り去る車】


サイドミラーに映る、

遠ざかる病院と、黒服たち。


その中で、

ヨンジュンはセリナの手を握り締めた。


絶対に――もう離さないと誓いながら。


**


**


【シーン:静かな誓い】


走り去る車内で、

ヨンジュンは小さく呟いた。


**


「俺は、お前を守る。」


「これからも、ずっと。」


**


セリナは、

涙を浮かべながら、力強く頷いた。



【第22話 完】

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