表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅蓮の契約  作者: ZEN
71/84

第22話「あなたを守るために」【中編】

【シーン:病室・静かな時間】


ヨンジュンは、

リハビリ用の松葉杖を使いながら、

ゆっくりと歩く練習を始めていた。


セリナは、少し離れた場所で、

彼を心配そうに見守っている。


**


「……無理しないで。」


**


ヨンジュンは、

にやりと微笑んだ。


**


「……こんなの、

 かすり傷みたいなもんだ。」


**


でも、

その額にはうっすら汗が滲んでいた。


無理をしていることは明らかだった。


**


【シーン:未来を歩くために】


ヨンジュンは、心の中で呟いていた。


**


(俺は、もう後ろには戻らない。)


(前だけを、見て進む。)


(お前と一緒に、生きるために――。)


**


足に力を込め、

もう一歩。


倒れそうになったその瞬間、

セリナが駆け寄って支えた。


**


「もう、無理しないでってば!」


**


ヨンジュンは、

苦笑しながら彼女に寄りかかる。


**


「……悪い。

 でも、ありがとう。」


**


【シーン:小さな幸せ】


ふたりは、

小さなベンチに腰掛けた。


外の庭には、春の花が咲き始めている。


**


「退院したら、

 どこか静かな場所に行こうか。」


**


ヨンジュンが言った。


セリナは、目を輝かせた。


**


「海が見たいな。」


「青くて広い海。」


**


ヨンジュンは、

優しく笑った。


**


「……ああ、連れていく。」


「世界で一番きれいな海を、

 お前に見せる。」


**


**


【シーン:忍び寄る影】


だが、その頃――


病院の外では、

黒い車に乗った男たちが動き出していた。


ハン・ギョンウの残党。


彼らは、ヨンジュンとセリナの行動を監視し、

復讐のタイミングを計っていた。


**


「次こそ――逃がさない。」


**


暗い車内で、

一人の男が不気味に呟いた。



(続く・後編へ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ